12/14 (木) 曇り 

行市(ぎょういち)山  標高659m  歩行時間 (約)4時間 (散策含む)
SIVAさん チー

地図・・・・ ← 行市山 周辺 大まかな地図

        ← 余呉駅の マップ (余呉駅にて)
 
         ← 行市山の 絵地図 (橡山砦跡にて)


家6:30→阪急塚口駅6:38→十三→高槻→大山崎(徒歩5)→JR山崎7:23→京都(新快速)→余呉駅9:28(SIVAさん車)→毛受(めんじゅ)の森 登山口 9:50

登山口10:05→林道出合10:45→別所山11:10(10)→行市山12:00(昼 散策)13:30→別所山→林谷山14:40→登山口15:00

毛受の森15:15→余呉湖→余呉駅(湖西線)16:31→近江塩津(北陸線・新快速)→京都→山崎(徒歩)→阪急大山崎→茨木→十三→塚口19:13→家2119:25

電車賃  390円+1620円 = 1980円(往路) × 2 = 3960円 


12月の定期山行は、天気に振り回され 惨憺たる幕開けだった。

湖北の低山 呉枯ノ峰! 木ノ本駅 9時半。
前日 朝に 急きょ決まる というのは、よくあるパターン。

そしてその夕方、 レッスン中のことでした。

天気どう?
ちょっと待って 今から調べます、、、

曇なら 朝通り 決行。 別に 行市山でも良い、、

どこ それ?
はぁ? 自分で言ってた山や、、

はぁ? まったく 身に覚えなし。
ちょっと おかしいよ。 メールで言っとったやんか!
聞いてないもんは ない!  ムッ (ー。ー;

とまぁ トンチンカンな 押し問答の末
待ち合わせを 木ノ本か、余呉かで また揉めて

こっちは アクセスも変わるし、、山崎駅 乗り継ぎは初めの経験だし、、とか
で 強引に 「余呉好き♪」
と、結んだのが また ちらっとカンにさわったか

真面目に! と、、、 カチン♪

それでも寝る間を惜しみ(ウソ!) その行市山というのを 調べて お布団に入ったところで
やっぱ 呉枯ノ峰にしよう。
はぁー?

話は 翌朝へと続きます、、、 

通勤電車に揺られ 揺られて
立ったまま 昨夜 ご宣告 「呉枯ノ峰」 を 再度 ひも解き、、、

米原駅にて 車両切り離しのため 前に移って
あぁ やっと座れた ヽ(^。^)ノ  下調べもバッチシ! さぁ ご飯♪

「おはよう。 やっぱ 行市山にするかも」
アホ ボケ おたんこなすぅぅぅーーーー (笑;)」

これが 心よりお慕い申し上げている「余呉」駅 下車 でなかったら
わたしゃ とっくに 湖西周りで 琵琶湖一周して 帰っとりましたわ。 ケッ!

余呉駅トイレで レンズを入れて、
夜勤明けにしては 清々しい顔つきの SIVAさん (^^)/

行市山 ガスガスやなぁ〜 やっぱ 呉枯 \(-_-)

ヌヌヌ、、あのなぁおっさん!  昨日から 何べん 大キライな「予習」し直してる思てんねん おかげで 今 頭ん中は 呉枯と行市のミックスジュース カクテル状態じゃ! もぉガスだろーが カスだろーが 何でもええ! ごちゃごちゃ言うとらんと さっさっと行くとこ 行ったらエエねぇーーーん! 

ってのを ガッ!と縮めて

「ガスは すぐ 晴れるでしょ」



こうして 我らのプチ諍(いさか)いには 縁もゆかりもない 本日の行市山 登山口
「毛受(めんじゅ)の森」に 到着し、、

あぁ やっぱし ガスガス、、、
はぁ〜

昨日からの雨で ビチョビチョ覚悟。
スパッツ 付けてるハダから
またまた 売り言葉に買い言葉 みたいなんが 始まったりも していたが、、、

さてっ!  ここメンチ 「毛受(めんじゅ)の森」 の 「毛受」 とは、、、

柴田勝家の家臣 毛受兄弟。

賤ヶ岳の戦いで 主君の身代わりとなり 秀吉の大軍を食い止め 兄弟もろとも 
討死したという武勇を称えるべく、、 
ここ 「毛受の森」には その兄弟の墓やら 説明板やら 幟やらが 随所に掲げてあり
うーん まさに 戦国ムード 満点、、、

その一つ一つを収め シシ囲いをくぐって 曇天の登山道へと、入っていく、、、 

我らが 三上! 毛受(めんじゅ)の森 クリックしてね (^^)/ シシ囲いをくぐる

わずかな 針葉樹の先には 雑木林が もうすっかり 葉を落とし、、
そのサクサクした感触

時おり 甘いカラメル香を漂わせるのは 
カツラの木の ぬれ落葉か、、

地元の小学生も登っているというだけあって、
100m間隔位で 「山頂まで 3◇00m」 と刻んである。

橡谷山砦跡を 見送り
大木別神社からの道と、合流すれば
やがて沿道には 笹が加わり、、

「ほい そこ キノコ」
「わぁ カワイイ〜」

「撮らんのか? 食べてもエエで」
(ー。ー; ジロッ♪

曇天ながらも 心 和む 尾根歩き である。(笑)
植林をぬける タカノツメの黄葉 枯葉よぉー ペロペロ キャンディ(!)


中谷山砦跡を越せば、快適な登山道に 展望が加わり、、、

だが! 
今日は ご承知のように 格別 重苦しい靄が あたり一面 立ち込めて、、

「おのれぇ〜 予報官 裏切ったな!」
と、「今日の運勢」を呪いながらも
SIVAさんとの距離だけは かろうじて 開けておく(笑)

見晴らしを堪能(!) しながら 登りきった所が 林道との接点。
手持ち地図には 「横断」 とあるが、、、 はて? 
道は林道を避けるように そのまま直進している。

これは 「滋賀県の山」の地図に 林道の記載もれが あるためで

実際に横断するのは、さらに15分ほど先のこと。 (いずれも 道標完備)

※ 正しい林道の位置は 冒頭 絵地図で ご確認下さいませ。

中谷山砦跡 麓 余呉の集落 (^_^; 上げるしかない (−−; 2度目の林道で 横断

しっかりした踏み跡と案内板のおかげで 迷うようなこともなく

時たま 「上げ足」を 撮られつつも (笑)
鬱蒼とした 木立ちの中の 別所山にて 小休止。 

別所山は 柴田勝家の陣地として 前田利家父子が 2ヶ月で築いた砦。
一帯の砦群と、勝家の居城(玄蕃尾城)を 馬で行き来できるよう 
この道を含め 構築されたにもかかわらず
ついに一度も 使われることなく、賤ヶ岳合戦で 勝家は敗れたという。

いつの世にも 人の好意を無にするヤツ ってのは いるもんである。

 (ー。ー; ジロッ♪
イエイエ (^_^;

はぁ〜  そうですか。  馬用の道!
どうりで 今まで 歩きやすかったはずですなぁ ハッハッ (汗;

さてっ!

クマザサの自然林は 別所山 の先から  突如 <急登> に 変わる。

「馬用の広い道幅」が 災いして 枝や根っ子も キレイに払われ 
こりゃぁ 取り付くシマも なし、、、  (−。−;

なだらかな所で 息を整え 再び 急登へ、、

そして 道に雪が交じりだし
見上げる林が こつ然と 針葉樹林になる、、、

おぉ! その なんと 手入れの行き届いた<美林> であることか、、、

靄に包まれた ファンタジー ワールド。

戦国乱世を駆け抜けた勇猛果敢な武将の山には ちょいと場違い な気もするが、、
まぁ 白馬の王子さま ぐらいが 現われてくれたなら、、、

・・・・

あぁ 言わなきゃ よかった。 (^^ゞ




SIVAさんの お気に入り♪ クリックしてね (^^)/ ファンタジー ワールド


堀割の凸凹を渡って
幽玄の世界の果てに 今日の山頂 行市山

築城の名残をとどめた なだらかな笹原。

風もなく 曇も動かず、穏やかで、、、
南東方向には展望(?) 

はぁ そういえば かすかな稜線、彼方にはうっすら 伊吹型(?)の山。
まぁ ええ。 今日は このくらいに しとこ、、、


と 気分一新! ラーメン作りに もえるのだぁ (^^)/

今日は、チーが 自慢の  某ラーメンをご馳走する ことになっている。
、、といっても ラーメン以外は すべて あちら持ち、、 

そのラーメンを 茹でてたら、、、

「チーさん あそこ 山や」
ふり向きザマに見る稜線 は 先ほどよりも グッ!っと鮮明、、

ぎゃぁーーーーー! 
ラーメン放って いつ隠れても不思議でない 彼方のごま塩山を 追いかける。

あれはぁ 金糞やろかぁ〜


食事の間にも 山はどんどん見え始め 
北方やら、 麓の景色も チラチラと、、、

ヽ(^。^)ノ\(^o^)/

そして、、 食後の運動は、

細長い山上を 笹、分けながら 行ってみて
あぁ このヤブの向こうは 玄蕃尾城(柴田勝家の居城) やったとこやでぇ〜

(゚-゚) (゚.゚) フーン

焼豚の勝利! (^_^; 景色だよーん

細長い山頂

玄蕃尾城への道


戻ってみればガスガスで  麓も山も、、、 (−−; 
山が 「ハイ お終い!  お帰りは あちら〜 (^.^)/~~~」 と いわんばかり。

植林の彼方、湖北の山々を 収めつつ 往路を辿って、、、

濡れた落ち葉の 急下り
気を緩めると ズルッ♪

おぉ やっとる やっとる (^◇^)v
おっとっとっ うわぁ〜  ドテッ♪

油断大敵 火事オヤジ  喧嘩両成敗(せいばい) とも云う のかな、、 (^^ゞ

朝よりも 幾分 上がった 靄の道 
右手 ささやかな景観を 大喜びし \(~o~)/

橡谷山(金森五郎八長近 砦跡) から直進し
5分ほどの 林谷山砦跡にも 寄ってみる。
こちらには 毛受兄弟の砦跡 徳山五兵衛の砦跡、、

戦場の要塞を 随所に構えてた行市山。

その山容に 血なまぐさい戦の影は 無く
(わたしらに 喧嘩のアトクサレ とかも 無く、、m(_ _)m )

今はただ 明るい尾根の散策路を 静かにとどめるのみ、、 

平和な村里へと 下りたって 
列車には 中途ハンパな時間 だと
かつて 毎年のように通いつめていた 余呉湖へも 走っていただく。

いつの間にやら 靄が しっとりと雨になり  ゴメン 湖面を渡るカモの群れ

あぁ やっぱり 余呉湖は楚々として 人を感動させつづけている・・・

そういう人に 私はなりたい、、、

湖北(西) の山々 ンメゴ! 平和な村里

余呉駅 



運転 & 画像提供 ありがとう!


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