3/10 (土) 曇りのち晴れ 

弥高百坊〜伊吹 六合目    標高(約)950 m   歩行時間(約)6時間 
しろくまさん  チー 

地図・・・・ ←  + 辺り 弥高山


家(お迎え*しろくまさん)5:20→(コンビニ)→しろくまさん家→豊中IC5:50→米原IC7:00→(コンビニ)→上野P7:30

上野P7:40→弥高寺本坊跡9:30→弥高山10:00→伊吹山 五合目11:30→六合目避難小屋→五合目12:15(昼45)→上野P15:20


上野→伊吹野
(散策)

伊吹野16:30→(コンビニ)→米原IC17:10→豊中IC18:45→しろくまさん家→家19:30

高速代 3350円 × 2 = 6700円
駐車料金 =  500円
ガソリン代 = 2150円


                  
「急きょ 土曜が空いたのよ、、」

ダメ元で、しろくまさんにメールしたのが 前日金曜17時半。

「じゃぁ 伊吹行きます? チーさんと行くつもりだったとこ。」

花盛り♪、、、には ほど遠い 早春の伊吹。
チーさんと行くつもり とは、何を隠そう やぶ! である。\(~o~)/

一番電車で来てもらい、米原までぶっ飛ばす。
三上山過ぎて、なおも青空広がって いつになく前途洋々♪
ただ 伊吹とかは やっぱしガスで、、、インター出てから やっとお姿が。

「あら てっぺん  けっこう白いですやんか!」
「ほんまや キレイやなぁ、、、」  なーんて 言ってる場合か、、


三上山⇒伊吹山


伊吹山麓 上野 三宮神社前 駐車場。

「えーっ 1000円 も するのぉ!」 (¥_¥)
「やっ! さっき どっかで500円っての見たぞ!」
「どっか、、って、、」(汗;

Uターンして その「どっか」に停車して (^^)v  ここからしばらくは、、、
と、車道を東へ てくてく。

ホトケノザやら スミレなど、野の花 ようよう春のお目覚めか、、
「悉地院 って 何て読む?」 の寺を過ぎ、、

「ちょっと 地図 見せてください あぁ 今 ここだ。」

と、採石場も 通り過ぎ、、
坂道は 「くの字」に折れ曲がり いよいよ気分は山モード

ガラガラガラ・・・

突如 採石場から 凄い音!
あらぁー 8時半から きっちし始業だ! (←そーゆうとこ こだわってる)

ショベルカ−が 荒々しく削り落とす 土砂崩しの轟音 凄まじく
それに いちいちビクついて、
時おり覗く 真白な伊吹に諭されながら、

ホ〜ホケキョ♪

「あら うぐいすだす、、今年 お初の、、」   

ココロはまるで 早春賦♪

「その先で ちょっと休憩 しよぉ〜」
「えぇ 495.2の三角点 この辺に ある筈なんですよ、、」


しばらく ほっとけノザ 濃淡スミレ 採石場 風格! 伊吹さま


花の伊吹。 本日 そのバリエーションルートですぅー

5分ほど先に分岐、、、は、ショートカットだろう、、と地図を見ながら左折して、、 
だが、、
「これ ほんまに ショートカットですかぁ〜」
ってな えぐれた道は浮石ゴロゴロ 倒木ドッタン 小枝にイテテ、、、 

めちゃ 歩きにく〜いどぉ〜

けど おかげさんで ようやく身体が起きてきましてん、、 ハハハ (^_^;

あぁ 出ちゃったね の また林道。

、、、を行くと 『弥高寺跡経由・・・』
「おぉ! ここ」

と 納得の道標

今日のお目当て 『弥高百坊』 やっと こぎつけたようで、、


伊吹は山頂にヤマトタケルノミコト。
その武勇伝も残っている程 歴史とは 深〜いかかわりのある山。

山麓は、縄文時代から、
山岳仏教の聖地 としては、奈良時代から、
そして今回の弥高寺は、京極氏の居城だったという。

京極氏は 足利の時代から台頭していた地方勢力だが
戦国時代 織田信長の登場により この地を譲り渡し、、、
その後、明智光秀にも加担したことで、秀吉の追及を受け、、

                  ← 京極氏

その京極氏の城や山岳寺院として栄えたのが この一帯を占める上平寺城 
そしてここ、弥高寺(百坊)である。 

                  ← 弥高百坊


ショートカットの・・・やぶ道 林道から核心部へ

国史跡『弥高寺跡』の看板を見ながら やがて『大門跡』

通り過ぎれば左右に次々、展開される 『僧坊跡』・・・僧たちの家屋跡
、、を、登りつめたところにメインの 『本坊跡』

振り向けば 今、登ってきた個々の『僧坊跡』が 宅地分譲地のように どかん どかんと
その背後には 霊仙、御池、藤原岳が 眩しく光り
左に目を転じれば やはり ここ同様の山城跡が、、
おそらくあちらは 『上平寺城跡』、そして『京極氏館跡』 でしょう、、

広大な原っぱは 発掘中なのか ビニールシートが敷かれたままで
全体で東西250m 南北300mの 広範囲にも及ぶという。

『本坊跡』を抜け、遺跡を締めくくるのは
さらに10分ほど先の『大堀切』。 防衛策として大きくえぐられたお堀跡である。 


大門跡

僧坊跡(後ろは 養老山地)

弥高寺 本坊跡

大堀切


「どうします? この先 ヤブみたい」
そうね この雪じゃぁ 花があっても雪の下
そうかぁ そーだよねぇ、、、

ま、とりあえず弥高山までは、、、と、笹に積った雪掻き分けて、イバラを跨いで
イテテテテ・・・

眼前に伊吹 突如! 
おぉ!
デカァ〜
伊吹って こんなにデカイんだ。

自慢ではないが 雪の伊吹を間近で見たのは お初! (^^ゞ
もちろん この角度から ってのも。

プレート 三角点とか 見当たらんけど おそらくここが弥高山

伊吹山腹に見える「点」 あれはもしや、避難小屋?

そこの尾根をずーっと伝って 左折したら あっこの谷の基部に出て、、、
うーん 何とか行ける、、、気もするし、、

、、、と、地図を広げて
「雪渓」って ある、、
ま、「雪渓」 といっても、、凍ってるワケではないでしょぉ
ハハ そーよね。

雲行きとかが、あやしいが、、、
うーん

谷を隔てて左手に、三合目の建物。 
あんなに近く、、 なのに、渡れないんだ、、、ここ。

行かないってことは 戻るの?
そうなりますね。
まぁ 行ってみよや 私も せっかく来たのだし、、、(?)

花の伊吹のイメージ捨てりゃぁ バリエーションも悪くない!
それに この堂々とした伊吹!
これ見ただけでも メッケモン (^_-)

尾根を伝って 前進前進

見た目よりも 思ったよりも ケッコウきつい笹の雪
時おりゴボっ!
うわぁ〜

ドデカイ伊吹に励まされ その迫力に見守られ 

不思議と空も 晴れてきて、、

たまのテープに助けられ、、

「わぁ〜 ここ 見晴らし台やなぁ!」 ヽ(^o^)丿


弥高山辺り 行けそう・・・ 来た道 行く道 見晴らし台にて

一旦戻って 雪田の藪 
道など すっかり雪の下、、テープはどこか、、、右往左往、、、イテテ、、

「あっ こっち、、、」

意外にも 鹿のトレース 点々と、、   
足跡は 植林帯へと トラバースぎみに そのまま奥へと続いてる。
こっちです たぶん!

鬱蒼としたスギ木立ち 伊吹、隠れて 不安になるが
大丈夫! 
と、さっきの地形を思い出そう、、、 

山腹を用心深く トラバース。
気を許せば 左の斜面に 滑り落ちそう、、、
ごぼりそう、、、

「そこ ダメです 上を通って!」
「上って? あぁ〜 あぁ〜 あぁ〜 あぁ〜 ギャー!
「ハハ だーから 言ったのに・・・」

うーん この緊張感! 去年の鍋尻 以来かな、、、( ̄▽ ̄;)ゞ

やがて 谷に下りまして、、
なるほど ここが「雪渓」かぁ、、、 奥に見えるは 三合目の建物 たしかに。

ところで どこ登る?
テープ探そう! テープだ テープ、、、

「ありましたぁー!」

テープは 手前の支谷の 向こうの小谷に、、
だが、、

ゲッ! これ登るん? ってな激登、、
しゃぁないなぁ、、、と、雪融けかけで ゴロ石滑って 足場はヨロヨロ、、

、、、必死のパッチ、、、 血だけは騒ぐの 何でかなぁ〜♪ (^^ゞ

谷の途中で 前方 枯れ枝 行く手を阻みて、、
ふとテープ 左手に

「あぁ こっちだ! 助かったぁ〜」

明るい雑木の笹を扱ぎ、正面には伊吹
左手にはスキー場 そして下界が、、

谷を抜けて15分。 五合目小屋に 到着でーす。

( ^^)Y☆Y(^^ )


テープだ! 五合目小屋 小谷を登る 着いたぞ!


五合目に出て ホッと一息、
それにつけても エエ天気♪

「かっこエエよな 伊吹って、、」
と、今さらのように、、

早春だもの、、、百花繚乱とは無縁
されど、青空に誘われて こんな時期にも 下からの登山者が、、

ちょっと六合目くらいまで 登ってみます?
うんうん!  o(^-^)o  って わたしはぁ〜元気♪

登りだせば 自覚する。  やっぱり だいぶ 疲れてますな、、
解けた雪で足元ぬかるみ 引きずる足には かなり酷。 

あっ! 
咲いてる! 

陽だまりに 目を凝らさないと見えないほどに ささやかに、
セツブンソウ。 ぽつんぽつん。 春の足跡 ぽつんぽつん。

上にもまだ ある?
あるはずですよ! 
、、と、ついに六合目まで 登りつめ、、

「こんな小屋 あった?」
「出来たんですわ。 去年の秋は 建設中だった、、」 ← メチャ詳しい(笑)
「うわぁ 中 ピカピカやで〜」

戻りましょう! もう お腹ペコペコよ。(´〜`;)

とっとと戻るしろくまさん
霞み始めた鈴鹿の山並 右手にうっすら比良山も、、


鈴鹿 ぬたぬた道 よくぞ 咲いてて、、 日なたのセツブンソウ 六合目避難小屋

五合目のベンチで ミルク麺を作ります。
共にすすれば 展望を呼ぶミルク麺、、、何でかなぁ〜♪ (もぉええ? (^^ゞ

なるほど、みるみる晴れてきて
あっ 赤坂、三国も 見えてますぅー!

「上まで登れば 白山とかも、見えるかも、、」
「白山はムリかな、、でも 能郷白山くらいなら、、、」
「えぇーーっ 私 御座峰すら 見たことないのに、、」
「うそぉ!」 

三合目まで 下り立てば
セツブンソウは花盛り、
足の踏み場もないほどに あちらこちらに小群落。

今まで堪えていたものが 一気に堰(せき)を切ったよう、、、 
あっという間に 花モード♪

ミスミソウも 咲いてるか?
アマナも 見たいんですよねぇ

あっ アマナや!  けど、誰かに 踏まれてるやんか、、 (´Д`)
ありま、、

九合目辺り

下りますよ セツブンソウ ミスミソウ

花に歩みを止められて、スキー場から一合目。
のらりくらりと樹林帯。

バスならば この道を登る ってことなんや。
と、今回こちらも 初踏破 (^^ゞ

オオイヌノフグリ セントウソウは 群落に
キジムシロなども 咲き出して 
ミスミソウやら ネコノメソウ。

あぁ〜 色々 ありましたねぇ
と、バス停まで下りて来て

うーん 今、3時過ぎだね、、 
せっかくだ、、 伊吹野 探りに行ってみる?


アマナ セントウソウ ネコノメソウ 伊吹野では もうミスミソウがメイン



運転 画像提供 ありがとう!


【出会った花たち】
林道 伊吹六合目 伊吹三合目 三合目より下 伊吹野
しそ科 ホトケノザ



すみれ科 タチツボスミレ



あぶらな科 スズシロソウ



くすのき科 ダンコウバイ



きんぽうげ科
セツブンソウ セツブンソウ・ミスミソウ ミスミソウ セツブンソウ・ミスミソウ
ばら科
キジムシロ(蕾)
キジムシロ
せり科


(イブキ)セントウソウ
ゆり科

アマナ アマナ
ごまのはぐさ科 オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ
ゆきのした科


ネコノメソウ


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