【京都西山】

07 05 08

単独

大原野森林公園〜釈迦岳〜阪急長岡天神駅





京都西山にちょっとハマっている。
理由は ミツにアッシー頼めて、交通費が半分 浮くから、、
ってだけじゃぁ ないですよね、、、 (^^ゞ

ここんとこ、急に暑くなったりして
2週間前のあの花は、どうなっているだろう、、
今は 何が見れるだろう、、
とか、
想像してると落ち着かない。

あわよくば、初夏のヒーロー格の花たちに バッタリ出逢ったりするかもよ。
ミツも行く?
いいわ。
あっそー

歩かないか 有るか無いか分からん花には、興味ないらしい。
ま、そういう人種も いるのだろう。

と ヤマフジの花で淡く染まった山腹を縫って、車はどんどん、、

真夏なみの暑さになるという予報
にしては、
結構ヒンヤリした道ばたに ポツンと降ろされ
サンキュー (^_^)/~

樹林帯へ さらに沢沿いへと 入っていく、、、

だが
今日は何でか水音高く、
沢渡りに 手間取りそうなのです。
やだなぁ (´〜`;)
だって、ただでさえ 渡渉は ニガテなのに、
ほんでもって 期待したほどの 花がない!

前は 探すまでもなく、どっちを向いても 花、花、花、、
それが
たったの2週間で こんなに変わるものなのか、、、

上見て 下見て、足元も見て、、
うーん と、腕組み。
あぁ また渡渉だわ、、(-_-;

鮨詰め さしずめ 今の主流 といえば
オオバタネツケバナ ツルカノコソウ チャルメルソウに ミヤマハコベ
ほんとに チーさい 地味なの ばっか。
 
ハハハ
こりゃ やっぱり 独りで来て 正解だったわね! (笑)




ツルカノコソウ


オオバタネツケバナ

ミヤマハコベ


コクサギ



何気に空を仰ぎ、ミツバウツギの白い花が
「わぁ〜 満開やぁ」
と 思わず 声を上げる。

ギラギラと、重たいほど ぶら下がり
見れば 見るほど ミツバウツギ(!)
その花束が トンネル。

いやはや
前は 木があることさえ 気づかなかった、、

こんな感じに 山は凄まじい勢いで、変わっていくものなのかも、、

対岸の斜面に 黄色いものがチラチラ見える。
もしや、あれは、、、

「今年は葉っぱも出てない、、絶滅したかもしれん、、」
と、この前 話していたのを思い出す。
(゚.゚)
カタズを飲んで デジカメを ぐーっとズームに、、
いやぁ〜
上手く撮れません。
けれど咲いてる たしかに咲いてる。
ヨカッタ!
大事にせねば! 稀少な花だから、、、

湿地を好むラショウモンカズラは ギボシのように背高で
ニョイスミレでさえ、タチツボスミレほどに成長し、、
やっぱり山は 期待を裏切らないんだね。

と、いつの間にやら 昼時なのに ふと気づき
慌てて 沢から離れ 
尾根に上がってから オニギリタイムと することに。




ミツバウツギ


ヤマブキソウ

ラショウモンカズラ

ニョイスミレ?



ヒーヒー言いつつ上がった尾根は 炎天下でジリジリ太陽 照り付け
気を許すと 日干しになりそう!
と、大慌て 
一目散で 木陰に逃げ込む!

その木陰がまた、ムシできないくらい 虫の大軍、、
おちおち ご飯も喉を通さない、、ゲホゲホ
退散ぁーん!

やれやれ、、
五月蝿いシーズンがやってきたんだなぁ、、

さーて
今日の下山ルートは、未踏のとこだから
時間の見通しも 立たないし、、不安だ 不安だ、、
と、スタスタ下っていきながら

こんな時さえ つい ふらふらと
いつものように
うっすらトレースなんかに 踏み込んでしまうなんて、、、
あかーん 行き止まりやぁ 
ほらみぃ! Uターン (^_^;

ま、捨てる 神 あれば 拾う何とやら、、
さっきは気づかなかった花にも ふと 目が止まったり、、(^_^)v




オトコヨウゾメ

ニシキゴロモ


ナガバノタチツボスミレ


コバノガマズミ



どんどん下ってきたので、さすがにホッとしたのか
お腹も 急激に空いてきた。
しかし
分岐をみれば 必ず(といっていい程) 逆行するクセも抜けきれず (^^ゞ

順路はあっちだろう、、と後ろ髪を引かれつつ
しばらく順路を逆行していくと、、
あっ!
不運にも 人に出くわした。

あ〜あ マイッタな。 
もしここで、クルッと踵を返したりしたら
きっと すごーく変な人に 思われますよね? (^^ゞ

しゃーない 奥の手!

「すいません! この辺に花とか 咲いてます?」
「花? 花って クリンソウのこと?」
「そうそう」
「なら 逆です、、あっちです、、私たちも行きますよ」
「あっ ここ まっすぐですね。 わかると思います。 ありがとう。 では!」

とクルと 向き直って ベロ 出して、、 (^^ゞ
クリンソウのお花畑の ちょい手前になると
あの独特の あわーいピンクが 目に飛び込んできて、、

「おぉ 今年も元気に咲いたなぁ、、これ見るだけでも 来た甲斐あったなぁ」
と、しみじみ語る おっちゃんの声を聞き、、

クリンソウは、流れの急な 洪水の起こりやすい場所に好んで咲くとか
このまま沢沿いに どんどん殖えてくれたら すてきだけど、、
と、自分の将来をよそに
花の将来を 気にしつつ、、(笑)

あらっ 
かれこれ 2時半
もうお腹はペコペコが極限状態に達して
もはや 空腹感すらなくなった、、(>。<)

まだ、民家見んか(!)ら、お行儀悪いけど、、
と、缶コーヒーに 菓子パン ムシャムシャ、、、
歩きながら、、、(^^ゞ



シャガ


クリンソウ(植栽)

クリンソウ


ギンリョウソウ



『夏でも涼しい 風の通り道』
と謳ってある、渓流沿いの木漏れ日の道
駅へと急ぐ道すがら、

沿道には、今さらですが、、

ミズタビラコや キンポウゲ、タニギキョウらが 咲き乱れ
チーさん 
もっと ゆっくりしていきなはれや〜
と、言わんばかり、、

駅まで どのくらいかかるだろう?
4時までに 阪急に乗ったら 時差回数券 使えるんだけど、、
とか、
今さら なんでこだわってるのか、、
それが自分でも よく分からない。(笑)




タニギキョウ


ウマノアシガタ


ミズタビラコ

ヘビイチゴ(結実)



<出会った花など>

画像 一部のみです。 m(_ _)m


あけび科 アケビ


あぶらな科 オオバタネツケバナ


あやめ科 シャガ


うまのすずくさ科 カンアオイ フタバアオイ

おみなえし科 ツルカノコソウ


ききょう科 タニギキョウ


きく科

オオジシバリ

ノアザミ


きんぽうげ科 ウマノアシガタ ニリンソウ

キツネノボタン

けし科 ムラサキケマン ヤマブキソウ

ごまのはぐさ科 トキワハゼ


さくらそう科 クリンソウ


さといも科 マムシグサ


しそ科 ラショウモンカズラ ニシキゴロモ キランソウ イヌトウバナ(蕾)
しゃくじょうそう科 ギンリョウソウ


すいかずら科
ゴマギ
オトコヨウゾメ コバノガマズミ
すみれ科 ニョイスミレ ナガバノタチツボスミレ

せんりょう科
フタリシズカ(蕾)



つつじ科 ヤマツツジ


なでしこ科 ミヤマハコベ



にしきぎ科 コマユミ


ばら科 ヘビイチゴ ニガイチゴ クサイチゴ(結実)
ひめはぎ科 ヒメハギ


ぶな科
コナラ



まめ科
ヤマフジ



みかん科
コクサギ





みつばうつぎ科 ミツバウツギ


むらさき科 ヤマルリソウ ミズタビラコ

ゆきのした科 チャルメルソウ


ゆり科 チゴユリ ホウチャクソウ(蕾)



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