【藤原岳】

標高1140m  歩行時間 (約)5時間30分

3/15 (土) 晴れ 

SIVAさん チー

地図・・・・ ←  が 聖宝寺道


家5:15→JR塚口駅5:33→大阪(快速)→米原→関ヶ原駅8:23(SIVA車)
→R365→R306→藤原岳駐車場8:55

駐車場9:10(聖宝寺道)→5合目10:25→(休)→藤原山荘12:15(休)→
展望丘(山頂)→藤原山荘13:50(昼45)→(聖宝寺道)→駐車場17:00


駐車場17:15→JR関ヶ原駅17:40(新快速)→米原→大阪→塚口駅19:56(ミツ車)→家20:15

電車賃 青春18きっぷ ・・・ 2200円
本来 ・・・ 5040円

「聖宝寺道は、ニガテです。」

SIVAさんから「候補・藤原岳」が出た時、とにかくそれは、コメントしといた。

そ−でなくても
腰痛になりはり2月は流れ、、、まだ全快ではない、とも聞いている、、そんなんで藤原、、キツイんちゃうん?

まぁ
ここのところの陽気で、すっかり花モード ってのは分かりますよぉ
けど
花 見るんなら 霊仙、伊吹、、、他に候補はいっぱいある、、んや
何も好き好んで、、、私のニガテな、、、

「やっぱり藤原岳が最有力やな」

この トウヘンボク!
あの斜面を、あのザック担いで 腰痛かかえて上がるつもりか、、ジョーダン顔だけ、、無理無理無理!

荷物だけでも、、なんとかならんか、、

「私、お昼 作ろうか?」
「おぉ! ほんなら神戸牛 頼むわ」
はぁ?

まぁ おそらくは 「やっぱり変更しよぉ」って気が変わるか、天気が変わるか
再び「前夜のドタキャン」やらかす

ククク(^人^)

「ほんなら明日、8:23 関ヶ原 よろしく!」

ま、マジかい!

「ただいまぁ〜 チーちゃん ハイ! お土産、、今日は何の日 気になる日〜♪、、あれ どーしたん?」

ニガテ道、持て余す荷物、久しぶりの4時半起き、、

三重苦に見舞われ哀れなチーは、出張からご帰還あそばしたご亭主の好意すらお受けする余裕なく

もぉ ふて寝ぇ〜


ゲェー 朝やぁ〜ん

けど
何といっても三上さま、、そしてしばらくご無沙汰ぁ だった鈴鹿だす。

予報はめずらしく快晴で、、伊吹の笠もいつしか消え去り、、

「よぉ 久しぶりやなぁ〜」

関ヶ原で拾ってもらって一路、登山口へとひた走る。

伊吹山 藤原岳


SIVAさんの腰は、なかなか好調のようで、、藤原岳には毎年だそうで、、駐車場なんかも熟知してはり、、

仕度しながら
まぁ 人は多いだろうが、ロストやラッセルの不安はないし
これで花とか咲いとれば、、、なぁ。

うぉー!
咲いとったぁ〜


そうですよ
なんやかや言うても
この道は「初めての鈴鹿」で歩いた道で、花に関心ない兄ちゃんを引っ張ってきたり、大先輩に遭遇したり

思い出もいろいろ
せっかく来たしね、楽しまなくちゃ、、忘れてしまおう〜聖宝寺道はニガテ道 バイバーイ(^.^)/~~~


「なぁ チーさんよ なんで聖宝寺道、嫌いなん?」

ぐひゃー( ̄▽ ̄;

ネコノメソウ


それにしても雪ないねぇ

たしかに、数日前までドカ雪だった この単調な激登ジグザグ、、プラス植林
五合目辺りで斜面に ちょっと残雪、、

おっ あっこ福寿草が咲いとるやん、、ほら!
ほんまや!
こりゃ 上にも咲いとるなぁ
そうやね、、我らには明るい未来が待っている。

ルンo(^-^)o

雑木に出たよ!
ちょっと休憩しよか。

ふと見れば、ぽつんぽつんと福寿草、、斜面はほんわか春の色
よく見ると、小さく群生してるところもあったり、、
すごーい!

チーさん 食べるかぁ これ九州の文旦ゆうて、、
ほぉ、、、私 ちょっとそこ撮ってくるわ。

陽だまりの斜面に、寛ぎまくった(?)福寿草(笑)
顔出しはじめた蕾たち

SIVAさん、まだ休憩してんのかぁ? 早く来ればいいのに、、

おぉ!
セ、セツブンソウまで咲いとるやん。

キャッ!(^_^)!

 


花 追っかけて、夢中になって、、、ふと顔 上げると、、S、SIVAさんがいない!
シバッタ、、やっ シマッタ! 

私がもう行ったと思って、きっと慌てて発ったんだ。
追わねば(−−;

急いで100mほど駆け上がったが、、居らん、、どこにも居らん、、
やっぱりまだ下か。
と、
ザックデポして舞い戻り、、「SIVAさーん どこやぁー」
岩陰にはさっき居てたカップルだけ、、

あぁ〜 えらいことになりました。
とにかく追わねば (^O^)/

やがて雑木は雪道になり、「その先ガレてます」ってとこでは
数名が ただいま難航中

けど、ゴメン
わたしゃ、ぐずぐずして おれませんのや。

一人抜き、二人抜き、、久方ぶりのゴボウ抜き

まもなく右手に稜線 現れ、、、あぁ あんなに空が高い、、のに、、


8合目
大貝戸道との合流点

そこの広場で待ってるんかな?
居ない!

尾根に上がれば、いよいよ下界が覗きはじめる、、
この雄大な景色の中に、仲間と語らう声が響いて、、山友だけがおりまへん、、、のや、、

あぁ なんてこと。


9合目の陽だまりで、花とか撮っているのかも
居らん!

もしかして、腰痛が勃発して、途中でひっくり返っているんかも、、
ガーン

そんな不安とは裏腹に、いよいよ広がる下界の景観

「そ そうや! メールが繋がるかも、、」

…今 9合目です…
行った!

けど
届いてへんかも

ガーン ガーン
どこでもええし 返事要らんし メール 見てくれぇ〜い

残るは一合 一気に行くでぇ〜!

 ※ ※ 
 


ぐわーんと見上げる尾根高し

いかんともしがたい激斜面に取りつこうとして
ふと

そういやアイゼン、「持ってけ」 って言うから、無理やり下で押し込んだ、、
みんなも、付けてはるよね、、

なーん そんなもん、つけとる場合かい!
急げぇー!

激激登り、、再び始めるゴボウ抜き、、そういや水一杯も飲んでなかった。

あぁ おぞましや、聖宝寺道
だからイヤヤと 言うたんやぁ (^O^;/


12時15分 藤原山荘着

ごめーん 待ったでしょ あんなことで道草くったばっかりに、、

居らん、、えっ 居ないの?

小屋の中にも、トイレの中も、探したけれど見つからないの それよりボク♪
歌てるバアイか

メールはぁ?、、、レスなーし

なんでぇ ヨヨヨ(;_;)

泣かないで下さい〜 そこに〜私はいません〜 登ってなんかいません〜♪

ゴー(T_T)

いったいどこ 行ってん!

 ※
御嶽山


もしや天狗岩へ、、と上の広場に上がってみたけど見渡す限りの快晴で、小さくぽっちり御嶽山?
あぁ あの山も 一人ぼっちや、、

しょんぼりしちゃってチョコ一個、食欲ないし、こんなところに未練もないし

いっそ 降りてしまおうか


えーーーっ


SIVAさんが、、上がって、、、きよった!

ど、どうして? (゜。゜

どうしたもこうしたもないわ あっこで待っとったんやぞ ずーっと30分以上も
急におれへんようになって、探したし〜呼んだし〜返事ないし〜

私 一応 メールした、、ん。

おぉ 速攻でレスしたわ、8合目やゆーてさ、何でそこにおらへんねん!

へっ(゜.゜;、、、受信 しとる、、、

メールしたらしたでそこに1分はおらんかい! だいたいなんでワシが放ってくねん 今まで放ったことあったか一回もないやろ、、、、ガミガミガミガミ
と、 むしゃむしゃ 一人でチョコ食べ出して、、

そ、そんな怒らんかて、、 しくしく(/_;)

泣くな!


クソっ!
泣いてへん ウソ泣きじゃい ヘン(ー。ー#
とか呟きながら 「お腹すいたよね〜食べる?」と 差し出す「ごまたまご」

「ごま」でごまかす気か! とか喚きつつも、、むしゃむしゃ う、うまい! ごまたまご うまい!
食べてる間ぁーだけ機嫌良く、、

(゜_゜;v

展望丘 行くぞ! えっ ご飯は? 戻ってからや!

ま、マジ、、、ですかいな、、

荷物デポして、水だけ持って、、SIVAさん追わんと、、またはぐれてまう、、


おぃ w、wolfさんや!
へぇ?

そう、その時 奇跡が起きました。

「いやぁ〜 お二人で、、したか。」
「違うんですよぉ〜 wolfさん ちょぉ 聞いてください、、、私、単独登頂だったんですよ もぉ」
「そう この人 全くのアカの他人です! へっ」

むむ(゜-゜)

wolfgangさんは、最近 引っ越しされ、ネット環境が整うまで しばらく、山もページもお休みされてるとか、、

「だから、今月は今日だけになる、、と思うので、、」
「いやぁ そーでしたか そりゃ奇遇でした。 じゃぁ 再開を楽しみにしています。」

そうそう
たしか鍋尻山でもそうだった、、、いつも窮地に陥ると、疾風のように現れる、、、
月光仮面、、、なんすわ。

ありがとー (^^)/~~~

ボクに免じてチーさんを、、(←フィクション(^^ゞ


正面ピークの展望丘へ、サラサラ雪の斜面を鞍部に一旦下って
登り返して20分ほど。



展望丘
藤原岳の最高点
申し分ない大展望、、天狗岩の左には、凛々しく構える御池岳、、続きまして、、字尾根、、さらにその奥 天狗堂、、
南側には鈴鹿の山々。

東彼方に 御嶽山がまだ健在! おぉぉ アルプスも見えている ヽ(^o^)丿

あっこ 白山やわ

いやぁ〜 そ〜んなん分かるんやねぇ、、さすが。

         


小屋に戻ると もう2時で、さすがに皆さんお帰りモード
当然、、小屋は貸し切りぃ〜♪

ヒーヒーと(?)持ち上げてきたラーメン炊くわよ
いうても バーナー、鍋、水 全て、あちら持ち、、ですが(^^ゞ

一息ついたら、降りなければね。

さすがに山は霞みだしてる、、けど、未だ 雲ひとつない青空で、、気分爽快!
さぁ 下るでぇ〜(^O^)/


あっ アイゼン! やっぱ下りは つけた方がいいよね。

いやぁ〜 雪道の練習 した方がええからなぁ、、と、言い放つやSIVAさん、みるみる小さく、、

はぁ(゜-゜)

あーっ 待ってくれぇ〜

ズデーン♪ ギャー イテーッ (v_v)

何しとんねや、、貸したろ、、ほい! とストック一本 差し出され、、
両方あった方が安定する、、とか言われましても、、

おっとっとっと ズデーン♪ ギャー イテーッ (v_v)

うわーん ストック飛んだぁ〜

を、拾いに行こうと また ズデーン♪ ギャー イテーッ (v_v)

もしかして やつのバツゲームに嵌った、、とか? ズデーン♪ ギャー イテーッ (☆_☆)

いやだぁ〜 もぉ アイゼンつけるぅ〜
やぁ もうすぐや、、雪もなくなる。

ズデーン♪

だーから こうやって ぐっと 踵のエッジを利かせて打ち込む エッジ! エッジや!
エッジ、、やってる、、

ズデーン♪


エッジ! ズデーン♪ エッジ! ズデーン♪

だってぇ、、あんたみたいに エッチやないし
もぉ やだぁ〜

ズデーン♪

ギャーー \(-o-)/


とまぁ、、大騒ぎの末 やっと、雪がなくなりまして、、、
ふぅ〜

それからも植林帯のジグザグが続き、、下っても下っても一向に、、だからこの道は、くだら〜ん!

やっと最後の渡渉になって、汚れたストック洗ってもらい

結構 遅くなったなぁ〜 寺(聖宝寺)は、もぉええか?
やーん 寄ってくぅ〜

しゃぁないなぁ、、

 オニシバリ  セントウソウ ミヤマカタバミ  セツブンソウ 

しかし
その気になれば、結構 いろいろと咲いとるもんで ござんす、、ホホホ。

おぉ チーさん そこんとこ もういっぺん 代わってもろてもええか?
どーぞ どーぞ 好きなだ〜けなんぼで〜も撮ってやぁ

エーライ違いや(^。^)y-.。o○



運転・画像提供 ありがとう!

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