【白鬚岳】

11月22日 (土) 晴れ

標高1378m 歩行時間 約6時間30分

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の 「↓」 が白鬚岳

軌跡(byMちゃん)・・・・

断面図(byMちゃん)・・

家5:20ー阪急塚口5:30−梅田ー天王寺ー古市ー橿原神宮前7:10(M車)−R169−神之谷林道路肩8:25

林道8:35〜東谷分岐10:55〜小白鬚11:25(10)〜白鬚岳12:35(昼40)〜神之谷分岐14:40(5)〜林道終点15:50〜林道16:05


林道16:15ー杉の湯(20)ー橿原神宮前17:45(急行)18:00−天王寺ー梅田ー塚口ー稲野19:34ーつかしん

電車賃 スルット関西3dayチケット使用   1666円
ガソリン代

せっかくの三連休、風邪ギミではあるものの、予報は土曜がエエ、と告げていて
それならもう 「勢いで」行ってしまって、残りの日は寝倒せば?
と、核心を突くミツの一発 ガツン!
フムフム(^_^;


で、白鬚岳
台高山脈の西に派生し、起伏に富んだ尾根が魅力の、登山意欲をかきたてられる尖鋭峰、、
で、そういうのって 「勢いで」行ける山 なん? 
さぁ(‐。‐;


今日はスルット関西チケット使用なので、いつもと違ったアクセスで、
肩越しに見る二上山

 (>_<)ゞ


は、まさに今日の不調を物語るような一枚だけど、、(笑;

橿原神宮前7:20
いつもより10分も遅い、おまけにコンタクト、コンビニ等で、さらに10分の遅刻。
お早う〜 
いや、、遅ようございますぅ m(_ _)m

R169で南下
久しぶりの川上村、杉の湯を通過して、トンネルぬけて、もうすぐね、とズンズン吉野川を下って行く

あっ!

「←金剛寺」

「赤い橋」 ここや!

とりあえず川を渡っとこ、と、橋を越えて右折、

坂をグングン上がっていけば 「金剛寺⇒」 の道標は下り坂。

そっちじゃない、、と戸惑いながらも直進し、まもなく左に分岐、そして目印

おぉ ここだ!

神之谷集落へ
スクールバスの回転場

車は、少し先の路肩に停めて、神之谷集落への坂を登っていきます。
これで、安心だね♪

とか思ったんだけど、神之谷集落奥からの、取り付き探しにまた ひと苦労。

結局、お宅でお寛ぎのオジサマをお呼び立てすることになってしまい、(^^ゞ 
【取り付きに・表示の一つが・欲しかった】 (^^;

正解は、3本ある山へのルートの 「真ん中」 でした。

取り付きの階段

ちょっとごちゃごちゃしましたけど、どうにか 神之谷コース9:00 無事?スタートです。

すぐ上が墓地、その右に貯水槽、、合ってた! と、ホッとしたのもつかの間で
そこから先はもう、どうしようもない激登り。


いつの間にやら朝モヤなんか飛んじゃって おもて?は晴れてる! 眩しいくらいの木漏れ日の中

しかし私らが今、ヒーヒーと登っているのは杉木立の森
その紛れもない登り坂。

作業中のオジサン達に励まされて、
気ぃつけてなぁ〜(^.^)/~

伐採地まで、やっとこぎつけ小休止。
小白鬚がポチョンと見えてる。

梯子を作ってはる(笑) 小白鬚

いつ あっこに着くのだろう、、と、気だけは焦っているんだが、、
如何ともしがたい急登は続き

ピークだと思った先にはまた登り、、ちょっと休んで、まだ登る、、
ヘェ〜 大変だわ。

Mちゃんが、風邪大丈夫? と、気遣ってくれる、、ゴメンねぇ、、自分でも歯がゆいんだけど、
今日はパワーが出まへんわ (^_^;


パン休憩?
と、いつものアンパンを恐る恐る食べてみる、、
ブル〜ン♪ おぉぉ、、俄か元気になってもた、、、もしやシャリバテかいな? (^^ゞ

といっても傾斜が緩むはずはなく、
えっ あれを登るん? まさかね、巻くよね?

登るんかい!

の岩稜は、まさしくタイジョウを思わせる、、(いや それ以上だと言ってはります ハイ) を右から巻く、と見せかけて
結局は直登かい!

待ってぇ〜〜〜

調べてみると、どうやらこれがトグラと呼ばれる難所であったようでして、
帰りはこっちに来ないもんね、

とにかくこれを越えさえすれば!

ファイト  一発! (^O^)/

到着っすぅ、、 (^^;v


道?に白いものが混ざり出し、そのすぐ先に、やっと東谷分岐、ド派手な目印 ぐるぐる巻き 
着いたのね (^_^;

こんなに甚振(いたぶ)られても今、登って来た「神之谷コース」は、下山の「東谷コース」よりマシ、なの、、ほんま?


しかしその先にも更なる激登が待ち受けていて、頼みのロープにぶら下がり
目を白黒させつつやっと這いあがった樹木の間に、さっきからチラホラしてた大普賢岳を、
やっと 撮ったぞぉ〜

ホッ♪

その先の岩尾根は、左をへつって北側に廻るが、そっちに行くといきなり寒風が 直撃!

おぉぉ さぶぅ〜
骨身に凍みる 冬の感触 (^_^;

白鬚岳 山頂


正面に白鬚岳の鋭利な先端、左手に明神平側の山などが ようよう望めるようになってきて
小白鬚 到着で〜す。

明神平方面(北)


やっとこさ見る展望に、しばし心を和ませたけど、白鬚岳へはまだ、1時間ほどかかりそう、、
で、先を急ぎます。


アイスバーンになりかけてるヤセ尾根を、用心しながら通過して
小さなコブをエッサホイサ、

おっ こんどこそ! 展望ばっちし、、ピークに立ったぁ (^O^)/

孔雀・仏生       大普賢岳

この左手には大台ヶ原、背後には金剛、葛城、そして二上山!
ニンマリ(^◇^)V

やっぱ山は、こうでなくっちゃいけません!
やっとこれで今日の苦労が報われる、登ってきた甲斐があった、というもの
ヽ(^。^)ノ

しかし!
さらなる試練が、まだその先に、ひかえておった、、んじゃあぁぁぁ、、

上げとる場合か!

小白鬚と白鬚岳の標高差はわずかに100m弱、、
でも、山頂に着くまでは、いくつかピーク(4つ)を越すらしい、、これでいくつめ?
おそらくこの斜面がラストよね。


は、如何ともしがたい直登の壁
もしや、これ登ったら、帰りは下るの?
って、思っただけで もうお先真っ暗、、風邪ぶり返しそう、、ゲホゲホ(´Д`;

いやっ 何も考えちゃいけません! これさえ越せば山頂に着くんだし!

ロープ手繰って、岩角つかんで、あらん限りの力をふり絞り、、


15分ほどかかってやっと登りきった! うぉー(^O^)/  しかしです!
そこは山頂なんかじゃなくて まだ向こうに、、

ほんまの山頂、、(--;

「撤退しよか、、」

生まれへ初めて口走った。

今日はこんな体調だから仕方ない、、トホホ、、、オホホ、、(゜゜;?

「何ぁ〜にを 今さら!」

見れば、先ほどから先行してはる「足跡」が ガッシガッシと山頂一直線に延びているではありませんか!

今日はこのお方を含めたった3人、、
この足跡さえ辿っていけば山頂なんよ!

ジャンクションピークを一旦下り、雑木林は銀世界
雪の斜面に光が当たってキラキラと美しい、、山は歓迎ムード一色か、気力だけで登れたら、、、、

頭の中は もう真っ白、足だけがたんたんと進む。

右に大峰、、頭上は霧氷

わぁ綺麗やなぁ

感動のフィナーレは、こんなにも贅沢な煌きを、私らに提供してくれている、、


着いた。

白鬚岳登頂 12:35

一等三角点の隣には、標石が 『今西錦司先生 1500山目 登頂記念』と彫ってあり
京都北山のパイオニアだった今西氏、83歳の快挙だったと。

景色を愛でて、霧氷を愛でて、ミニラーメンをズルズル啜る、耳鼻咽喉もズルズルですわ (^^ゞ

「ゆっくり食べてね」
Mちゃんは、優しく労わってくれながら、
暑い暑い、冷たい冷たいと、狭い山上を場所移動しながら、はしゃいで待っててくれました、、m(_ _)m

                

空はますます晴れ渡り
撮っても撮ってもキリがない けど 展望はここだけのモノ なので、貪るように撮ってます。(笑;

赤ー山 池小屋方面
大台ヶ原 釈迦 八径ヶ岳 大普賢方面


帰りの行程を思うと、そうゆっくりもしてられない。

パラダイスの山頂を後にして、覚悟の下山だ!

輝く霧氷、眩しく伸びる南尾根


陽だまりの中、さっきの難所のジャンクションピークをゆるゆる下って

正面には小白鬚、、真っ逆さまに壁を下るMちゃんを 無心に追っていく、、

白鬚岳 (^.^)/~~~

帰り道は、想像したほどキツクない?

それよりも、さっきの足跡の持ち主が消えてしまったんが気がかりで、、、

難所はまだある!
用心しながら、足取り軽く、小白鬚に14:10

朝よりも、明神平がクリアーだ、、雪もかなり融けている。

明神平方面

ヤセ尾根のコブ、難儀な岩尾根、小さなキレットなど、確実にこなしていきながら、、
神之谷分岐14:40

こっちのコースは植林を一気に下ると書いてある (^_^;

でもまぁ メジャーなのでよく踏まれてるわ、、相変わらず激下ってるけど、、(^_^;

大岩、苔清水、岩清水、小滝、大普賢展望台、、は、ここかしら?(笑;

何といっても下りは楽チン♪

大峰が見える 苔清水


廃屋跡?から沢に出て、もう、石橋は叩かず渡る(笑)、ほどなく林道、、だけど これ林道?
ってな凸凹道。

10分ほどで東谷出合。
あれっ 朝停まってた車が消えとる、、幻の王子はいずこ?(笑)


結局、山中では誰にも会わなかったねと、、里のモミジとまみえる幸せ♪

10分弱で 車の所に無事到着

風邪もたいして酷くはならず、元気な下山でヨカッタね、、ありがとね。
あっ!

もしや、あの王子様 って、、、(゜.゜)(^◇^)


運転・画像提供 ありがとう!


 
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