【伯母子岳】

10月18日(日) 晴れたり曇ったり

標高 1344m

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 伯母子岳 

大股6:30−萱小屋跡7:15−桧峠8:00−夏虫山8:35−伯母子峠9:52−赤谷峰10:40
(昼)11:10−伯母子岳12:25(休)13:00−萱小屋14:15−大股14:55


釈迦ヶ岳で味をしめ、Mちゃんとのお泊り山行 第二段 (^^ゞ

アクセス不便な伯母子岳
5年前の夏は 「護摩壇山側」 からだったので、
今回は大股からにチャレンジ。

前回のルートでさえ、登山口までのアクセスに窮したが、今回はさらに大股まで下らねばならない。
少しでも楽な行き方を、Mちゃんにアレンジいただくことにする。m(_ _)m

かつらぎ町まで京奈和道(建設中)で行き、R480で高野山まで。
R371から高野龍神スカイラインに入って、レストラン鶴姫を左折し谷に下って大股へと至る。

高野山 大門 ライトアップ

ま、真夜中の高野山もなかなかオツナもんでして、
真夏に歩くと、なおオモロイ。
ぞぉ〜
とか楽しんでたら
鶴姫よりも、ちょっとだけ手前を左折しちゃって、何じゃこれ、、ってな奥の細ぉ〜い道。
おそらく地元の人の生活路?

ってのを夜中にクネクネやりまして、(^^ゞ 途中に資材置き場?とか 闇夜にポッカリ、、

でもって、ぎゃぁぎゃぁ喚きながら
いきなり街灯のポツポツ灯った集落にとび出した、あぁここ、着いた。

と、大股着。
ま、毎度、いろいろありますわ。(笑)

・・・・・・・

でも、こういうことを朝やってたら、スタートが9時半過ぎになると思うので
やっぱお泊りは必至だった、、? うんうん。無理やり(笑)

集落には旅館も数件あるようだ。

大股橋の手前の数台可能な駐車スペース(一台もなし)に車をつけて、、とりあえず寝ますぅ。

用意してくれた毛布にくるまり、2時間くらいは寝たかなぁ
先月よりはちょっと慣れた (笑)

明るくなるのを待ちかねて傍のトイレをお借りする。
水の出はよくないが、さすがは小辺路、、設備は整っておりまする。


おもむろに湯を沸かし、恒例となった、カップの朝メン、いただきま〜す。

辺りの木々が紅葉している、これなら山上も、ちょっとは期待できるか、


橋を渡って集落の中を「小辺路⇒」に従い登っていく。

墓地を抜け、植林に入って地道になっても傾斜はいっこうに緩みません。

一応、ジグザグに刻んであって、よく踏まれ、まくってる(?)
だって小辺路だもの。(笑)

しかしキツイ。


しかも花はない、展望ない、急だ、しんどい、、
世界遺産も楽じゃない。(笑)


45分ほど喘いでやっと萱小屋跡の広場に着いた。
ガイド本には1時間と書いてある、そうか、歩くのが速すぎたんや。(笑)

真新しい小屋が建っている、、鍵かかってるけど。


さぁ、これで一段落、、後は水平道か、、と思いきや、それは全く甘くって
やっぱりかなりの勾配を、ヒイヒイとまだまだ登る。

右手の木の間に夏虫山が覗いてる。
雑木みたいね、、ならば、ちょっと寄っていこう!


桧峠が近づくと、ブナの大木も見られるようになり、僅かに黄葉している、
それに陽が射しキラキラと美しい。

桧峠 8:00
やっと、癒しの空間に入ったようだ。(^_^;


夏虫山分岐は、その先を数分行ったところにある。

きっちり「夏虫山→」と書いてあるのに、あまり人が入ったふうもない。
かくして小辺路と離れることに、、



ふかふかの落ち葉を踏んでいく、急登だけれど、これなら快適、
見上げれば金色に輝く木の葉。
間もなくピーク、ここが山頂かと思ったが、幹のテープにまだ 「夏虫山→」と書いてある。
あら下るのね?

大丈夫〜?と僅かに下って再び登り、、左手には優美な伯母子岳がドーン、、おぉ!


そして、岩に根っこの絡んだ難所、、倒木跨いでおっとっと、
しかし、なかなかオモロイ。(大汗)

黄葉トンネルを抜け、25分ほどで夏虫山。



山頂は、樹木の中で展望ないけど、一本モミジが象徴的!


往路を辿って先ほどのピークまで戻ったら、往路を離れて直進する。
行きよりも先に下ったろ、という魂胆だす。(^^ゞ


快適な尾根、たまに倒木とかを掻い潜る、跨ぐ、、タイヘンでも雑木は愉し♪
30分くらい下っていくと小辺路と合流した。

その少し先が伯母子岳分岐だった、ちょっと得した気分 (^^)v



あっ 芋だ!
Mちゃんがサツマイモを見つけた、、ちゃうって! トゲトゲ、、ホオノキの実?
中に焼き芋、真っ黒焦げの芋もある。(だから芋ちゃうて!笑)

芋ころがし?(笑) 芋の正体 (笑)

ウリハダカエデの落ち葉を踏んで進んでいくと20分ほどで小屋、ここが伯母子峠
9:52

そう、今回は伯母子岳だけじゃなくて、その先の赤谷峰まで行きたいので、伯母子岳は後まわしにして
伯母子峠を東進することにする。

伯母子峠

伯母子峠は、四つ辻で、十津川の方に下ると三田谷に至り、それが熊野本宮大社まで繋がっている
高野山と熊野を結ぶ参詣道、、つまりが「小辺路」。

要するに私らはまたここで、「小辺路」と離れることになる。


左に林道を見ながら、尾根伝いに軽いアップダウンをくり返す。
このあたりの黄葉が、今まさに、真っ盛り〜♪

雲こじ開けて陽が射せば、ライトを浴びる艶やかさ。

今日は予報に反してえらい曇りやと思っていたが、ここにきてようよう晴れて気も晴れる ヽ(^。^)ノ
天気もやっと、予報を思い出した、って感じ。(笑)



赤谷峰への道は軽い起伏のある雑木の尾根で、一ヶ所、左折しそうなところがあるが
総じて安全、なかなか快調!

まさにここに来るためにお泊りした! って気になってくる。(笑)

最後の坂を登りきるとパカント開けた所に飛び出し、そのすぐ先が赤谷峰。

そうです、初登頂。


\(^o^)/\(~o~)/


振り返るとピラミダルな夏虫山と、女性的な伯母子岳、
仲良くならんですまし顔♪ ←季節感ナシ!(笑)

陰ると寒いが日だまりはポカポカと暖かく
静かな山頂で、おもむろに手弁当を広げ、、たどってきた尾根をボーっと見てた。

伯母子岳       夏虫山

往路を辿って伯母子岳へと向かう途中、Mちゃんはいろんなもんを見つけだした。
ドングリもどっさり落ちてるし、今年は豊作。

「熊・注意」ともあるけれど、そういうもんも出るんかな。

リンドウ ウラジロノキ ツルウメモドキ


伯母子峠まで戻ってくると、伯母子岳から下りてきた男性グループに出会った。

どこから来たんや?
あっちの尾根から。(^^ゞ

山頂よかったぞぉ
へぇ〜 そぉ〜 ありがとう!


意気揚々と伯母子岳へと向かう、しかしこれがまたキツい。

そういえば、前に登った時も、こっちに下りかけて、キツそうで止めた
それから、道、マチガえた、
え、そうだっけ?(^^ゞ

振り向けば赤谷峰


12:25 伯母子岳 登頂


山頂のモミジ、まさに今が最高!
モミジの間に夏虫山、こっち側には赤谷峰、その奥で霞んでいるのは大峰か?

口三丈〜牛首の頭 護摩壇山 左のピークは夏虫山 赤谷峰

お菓子を食べて寛いでると
カップルが大股から登ってこられ、この道はキツイな、、って。(笑)


帰路は、夏虫山には寄らず、忠実に小辺路をたどることにする。


よく踏み固められた参詣道は、私の足には固すぎて、ビンビン膝に来てまして
いっそ地下足袋が楽か? と思ったりもする。(笑)

たまに右手に伯母子岳がのぞく、やっぱり優美な山だとしみじみ。


今から登ってくる人もいる、、もしか、大股までで迷いはったか?(笑)

急勾配で気が抜けないのにやっぱり小辺路は退屈、だって、お参りする人の道ですもん。

でも、Mちゃんがまた、次々と見つけものをしてくれている。
朝には全く気づかなかったのに、(笑)

おかげで小辺路もいいもんだ、、とか思い直したり、、ったく調子いいよね〜(^◇^)ゞ

センブリ ノコンギク ノダケ



運転 画像提供 ありがとう!


 トップページへ