【白馬岳 その1】

月23日(土) 曇り時々晴れ

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・  地図上の  が 白馬岳 

栂池自然園−天狗原−雪田−乗鞍岳−白馬大池山荘



初めて乗る「さわやか信州号」は、ウワサに聞くほど、、、でもなくて、
それなりにゆったり眠れて 翌朝の6時半には栂池高原。

清潔な公衆トイレで洗面を済ませ、ゴンドラリフトの乗り場まで行き、手持ちのパンと紅茶で朝食。



見上げるゴンドラの向こうの景色は、ガッカリするほどガスってるけど、
今回は日程的にも余裕があるし、花見してたら気も紛れるだろう、

まずはゴンドラ、
「栂の森」でロープウェイに乗り換えて、



着いた所が栂池自然園。

ここは白馬岳への登山口にもなっているが、
何はともあれコインロッカーにザックを預け、自然園へと繰り出すことに、、



さっそくにヒオウギアヤメやクルマユリ、
今年は当たり年だというコバイケイソウも、ちょうど今、満開で、オタカラコウ、イワイチョウ、ミヤマキンポウゲ
いきなり花に囲まれる、、

クルマユリ ミヤマキンポウゲ コバイケイソウ イワイチョウ


風穴を過ごせば、これまた今年、大当たり、というニッコウキスゲが、、
木道の周辺で、ビッシリと犇(ひし)めいていて、

晴れていれば、あれの向こうに、白馬の稜線が構えるのだろうなぁ、キスゲ原、、



まだ朝早くて人影まばら、、
思う存分、キスゲと遊ぼう。(笑)

予想以上にキスゲの群落は広範囲に渡ってて、あっちこっちで黄色の塊。

イブキトラノオに、ミゾホオズキ、ツマトリソウ、アカモノなども、かなりの密度で群れていて


イブキトラノオ オオバミゾホオズキ アカモノ(別名 イワハゼ)

これで入園料300円は安いやんかなぁ、、と、関西人は思う。(笑)

ツマトリソウ シラビソ(別名「栂」)

展望湿原はパスし、再びキスゲの原に戻り、
散策路を一筆書きしてきたところでちょうど11時。


さすがに人も増えてきたので、
私らは自然園を後にして、開店間もない山荘レストランで、早めのお昼をいただくことに、、

メニューはモチロン、かの有名な?「白馬三山そば」

さすが! 美味や!

かくしてバッチシ、スケジュールどおりに本日の前半戦、終了。(^^)v


【その他、栂池自然園に咲く花たち】

モミジカラマツ ホソバノキソチドリ ヒオウギアヤメ
ベニバナイチゴ ギンリョウソウ タテヤマリンドウ
ギョウジャニンニク? ベニバナイチヤクソウ コイワカガミ



さぁ、、食べ終わったら、登らねば!
と、登山情報の書かれた白板をチラ見して、、


朝からのガスはそれ以上、深まるでなく、天気はまずまずのようで、
どちらかといえば昼スタートなのに、涼しくてラッキーって感じ。

自然園に咲いていたキヌガサソウや、ゴゼンタチバナ
マイヅルソウに、コイワカガミが、ここかしこ。

湿原のよりも、こっちの方が、元気がよい。(^〜^)v

マイヅルソウ ミヤマキンポウゲ ゴゼンタチバナ

久しぶりの重いザックに手こずりながらも、花を見るたび捨て置けず、
ところ構わず跪(ひざまず)く。

ミツバオウレン コイワカガミ

涼しくなってきたと思ったら雪田だ。


雪田を抜けると木道に出て、右手には岩群が、その真ん中に祠がある。

ここが、天狗原のようだ。
登山口から1時間弱


天狗原はいわゆる高層湿原で、ワタスゲやチングルマ、エゾシオガマらが瑞々しく咲き乱れて、
恰好の休憩ポイントになっている。

エゾシオガマ シナノオトギリ チングルマ

先に進むと、右手上に雪斜面が広がってきて
道はゴロ石の急登に変わる。



タケシマラン


また、涼しくなったと思ったら雪田。
今度は少し傾斜がある、でも、まぁ、これくらいならアイゼン無しでも渡れそう。


ロープ伝って無事に通過すると、また次の雪田が現れて
こういうのが続くと凹む?

まぁ、そのうち慣れると思うけど、、

休憩はこの先、と、決めて進むが
雪田を越えたらハイマツ帯の露岩エリアになって、ハクサンシャクナゲ、コケモモ、ミヤマコゴメグサ、
植生が変わった!

と、俄か忙しくなって、休憩が、どっかに飛んでおります。(笑)
ジムカデ キバナノシャクナゲ タカネバラ
キバナノコマノツメ シラタマノキ ミヤマダイコンソウ
ミヤマコゴメグサ タカネシュロソウ ツガザクラ

霧の中にケルンが浮かび、乗鞍岳の山頂表示がある。
天狗原から1時間。

ハイマツ帯 ハクサンシャクナゲ

では、今度こそ休憩しよう。


乗鞍岳からの下りに入ると、突如、眼下に白馬大池が出現し、
その優美な姿に息を呑む。


サーっとガスが流れれば、周囲に広がるゼブラな山肌、、
あ、また情景が変わった!
と、こんなふうにガスにからかわれてるので、シャッターチャンスが増えるのみ。
いったい何枚撮ってるのやら?(^^ゞ


対岸に山荘、、
あれが今日のお宿です。

到着時間もちょうどいい、、と、楽勝気分で池畔をめざすが、意外と手こずる巨岩地帯で
気分はまさに因幡の白うさぎ。(笑)


オマケに岩のスキマには、ねじ込むように可憐な花が咲いていて、、こんな調子で先に進めるわけがない。(笑)



結局、池が見えてから1時間近くもかかって、ようよう山荘にたどり着き、
とにかく受付を済ませたら

まーた!
山荘周辺の花を愛でに外に出た、、まぁ本当に、懲りもせず。(^^ゞ


ハクサンコザクラ アオノツガザクラ



今夜のおかずは、お替り自由のカツカレー♪



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