【便石山〜天狗倉山】

標高599m〜522m

月19日(日) 晴れのち曇り

ツッチョさん ・ Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 便石山 
・・・ 地図上の  「」 が 天狗倉山 


海山道の駅935−馬越峠1025(5)−便石山1147(55)−馬越峠1330(7)−天狗倉山1403(15)
オチョボ岩1457(10)−狼煙場跡分岐1518−野頭林道−林道終点1535−道の駅1615


Mちゃんと熊野灘を見ようと話してたら、そりゃぁ〜便石山ですよ、とツッチョさん。

そんな、、尾鷲の山なんかに、おいそれと行けるもんじゃぁ、、
大丈夫、行けます!
そこまで言われるのなら、まぁ、モノは試し、、(^^ゞ

前日は、近畿中南部でも雪の積もる寒波
当日、向かいながらも近鉄の車窓からは、真っ白け〜の雪景色。

それがあまりに美しく
「もう、霧氷にする?」って案に、思わずクラッとなりそう、、(^^ゞ


中川駅でツッチョさんに拾っていただき、一志嬉野でMちゃんと合流、
伊勢自動車道で一路、紀勢大内山まで。

インター降りたらR42(熊野街道)を、さらに南下で尾鷲へと、
こちらも海が見えるまで雪雪雪で、、こんなことはめったにない! 画像もない!(>_<)ゞ


予定より早く、海山町(みやま)道の駅に着き、
いつもながら素晴らしいハンドルさばき!

問題は、これからだけど、(笑)

車窓から便石山 海山町道の駅

国道を道なりに10分ほどで、熊野古道の起点に着いて
すぐ横の駐車スペースで準備中のグループを横目に、石畳の道へと入っていく。

名だたる熊野古道の中でも、ここ「馬越峠」への道が最も美しいと。


実は昔、別の熊野古道で滑って尻もちついて全治2週間を遣ってるだけに
ここは慎重に、さりとて時間も気になり速足、、

「イズセンリョウには見向きもせずですねぇ」、、ってな声を背中に浴びつつ、、(^^ゞ


夜泣き地蔵を越え、熊野古道の面影を残す一里塚を越えると、野頭林道と出合う。
古道に入ってから30分ほど。


右の林道を行く手もあるが、意外と遠回りだし、やはり古道名物、「馬越峠」は外せないと、
その「馬越峠」は石畳を直進して10分ほど。

峠着10時25分、
まずまずのコースタイム、ここで小休止。

傍らの可涼園桃乙の句碑や、茶屋跡などが往時を偲ばせる、、


木々の間に尾鷲の町を俯瞰する、町の背後は高峰山や八鬼山だと、、
ふ〜ん。

右奥のピークが高峰山

峠を右に折れ、いよいよ便石山の取りつき!
と思ったが、道はどんどん下っていって、ついに林道スレスレまで下りきって、
まさか、ここから登れ、、ってか?(笑)

大丈夫、景色を見ながらゆっくりと、
あぁ、そうよねと思ったのもつかの間で、いよいよ始まる階段道。

これかぁ〜 みたいな。(^_^;


やがて左手眼下に尾鷲の町、右彼方には大台の白い峰。
おぉ!

けど、正面のあの巨大な山壁に今から取りつくのかと思うと、あれぇ〜〜目まいが、、 (笑)


そして、それは直登!
しかも、段差のある階段づくめ!

振り向けば、背後に聳える天狗倉山
めっちゃピラミダル!

けど、こっち登って、あっちかい! って気づいてしまうと、もう私、ここで待ってた〜い。(笑)

 便石山 天狗倉山 

尾鷲湾が見えてきて、いよいよ最初の反射板、
ゴールはまだまだ先ですが。(笑)


たまに眼下に林道が覗き、いつでもリタイヤできますよん、って?
なんでやねん!

乗りかかった船
目指せ、あの岩、あの展望! 何が何でも「象の背」やろ! (^O^)/


岩がゴツゴツしてきたら、ようよう二個目の反射板。
振り向けば尾鷲湾、その先っちょは「瀬元鼻」?


そんなもん、上から何ぼでも見えるけど、
しばし止まって息整えて、

そして、そのすぐ先が便石林道からの道と出合いで、僅かに登れば便石山!
11時47分
ようようの到着ですぅ〜〜あ〜しんど。

予定より、13分も早い! と、Mちゃんはご満悦、、

しっかり藪山ですが。(笑)


賑やかなグループが、ちょうど尾鷲に下山されるようなので、
入れ替わりに「象の背」へと向かう。

途中の岩場からは尾鷲の町がよく見える。
ついに火力発電所が火を入れたみたいだと、感慨深げにツッチョさん。


そして、象の背!
もう、ここの説明は要らん?  見た目通りだと放りたいが、、(笑)



そして、象の背から見た天狗倉山
クリックでリアル「象の背」へ、どうぞ 


今日は視界クッキリで、志摩半島までバッチシ。(^_^)v

ってなことに気づくのは、「象の背」に何度か這い上がった後だけど、、(笑)


ちょうど12時きっかりに「尾鷲節」が流れるという、
ふ〜ん

と、言うてたらほんまに流れて、思わず足がぁ、(笑)



さて!
一段落したのでさっきの岩場に戻ってお昼。
青空に映える熊野灘、、潮風に吹かれて戴く 「さんま寿司」 美味し〜い!(笑)


30分ほどマッタリしたけど誰も来えへん、、ほな、もういっぺん 「象の背」 行く?
今度は「案内板」を引っ提げて、、(笑)


というワケで予定より15分も超過
12時45分、下山開始。

下山いうてもさっきの下り、ガンガン下れば膝にくる!(>_<)!



ほんで、鞍部に着いたら登り返し
ヒィ〜ヒィ〜


「馬越峠」に戻ってきました13時半
15分の遅れも、ここで取り戻す、、、けど、ふらふら (@、@) (笑)



ほんで、天狗倉山への登りが待っとる。(笑)

こんなんだったら別の日に? と思うけど
両方登ってこそとガイド本に書いてあるって、Mちゃんは意気揚々!
あ〜そ〜ですか。(笑)

峠まで登ってるから、後は楽だと言ってはるけど、正直、ここがめっちゃキツイ。

もう山なんか止めや!
と、何度、心で叫んだことか、、(^^ゞ


反射板のところで、一休み。(-。-)y-゜

あの火力発電所の煙突が、真横に来たらゴールですって!
へぇ、そうか。

それを聞いたら スイッチ入った!
ほな行くで!



もう登りゃええんやろ! って yakekuso?(笑)

必死のパッチで段差に耐えれば北道分岐、、私らは右の南道へ。


巨岩が並ぶ中を縫うように、展望岩で寛いでる方に失礼して写真を一枚


そしてついに登りつめれば、、

ここは荒地山か?みたいな岩群、その真ん中に役行者さん。
まずは左の岩盤へ、、

方位盤の端っこまで登りつめて、、、おぉぉ、絶壁やんけ、と覗きこむ。

 ※

大丈夫ですかぁ?
とか言われ、初めて我に返ったり? (笑)
うわぁ〜 (。。;)!

鉄梯子を上って山頂岩に立つ。


そこからは
眼下に銚子川、彼方に大台ヶ原が、壮大なスケールでバーン!
な、なんと!

よくぞこの岩に、梯子を架けてくれたもんやと、(/_;)(T_T)←感涙にむせいでる


変わりバンコに記念撮影

万歳三唱したい気分、、でもまだ先がありまんねん。(笑)

登ってこられたグループに場所を譲って、オチョボ岩へと尾根道を行く。


少し行くと電波塔群
天狗倉山の標高522mは、ここのことらしい。


右手眼下に尾鷲湾を見て、樹林帯をせっせと辿る。

こちらは打って変わってなだらかな道、今までの死闘とは雲泥の差。

こっちだけでも良かった!
とか思いながら、ちょっと登るともうゼエゼエ。(笑)

P520の岩峰は、左から巻くのかな?と見上げても、しっかり登らされている。(笑)


その先に三角点。
「カンカケ山」と、いうらしい

三角点フェチのたっての希望で、ここでもちゃんと記念撮影。

三人三様ええ顔してる、、めちゃくちゃヘロヘロ、やのに、なぁ。(笑)


オチョボ岩は、この山を僅かに下ったところ。


もう15時で、かなり陰ってきてる、残念! と言ってはるけど

なかなかどうしてここからの熊野灘、はるかなる志摩半島は、一見の価値アリ!
拍手!!


お菓子を食べて、下山に向けて力入れ直して
さぁ、行きまっせ、、よろしか?

ここからの下りがまた凄まじく、今日のハイライトちゃうか? と、思うほど。
こっちから登ったら死ぬぅ〜 (笑)


左に伐採地を見て、獣除けフェンスをロープ代わりに、

20分ほどで「狼煙場跡」への分岐、ここは左折で林道に下りる。

ここからも容赦なしの激下り、、で、野頭林道に15時27分


これを左に行けば朝の熊野古道だが、
私らは右に折れ、左に大台の白い峰を眺めながら林道終点まで進み、

 林道 大台  オチョボ岩 

ここからは藪ですので覚悟して、、あれ?
誰かがシダを刈ってくれてる、前よりずいぶん歩きやすくなってますって。
そりゃ良かった! (^_^)v

と思ったが、最後はやっぱりシダの藪、、、バッサバッサとシダ蹴飛ばして、
やっとホットの県道出合。
15時50分


後は舗装路を駐車地まで戻る,。
振り向けば、最後に下った尾根筋、、あれか?


熊野街道に出たら左折して、道の駅に無事帰着
16時15分


Mちゃんと二人、小旅行みたいやったねぇ、
と、お名残惜しげにソフトクリームとか舐めながら、尾鷲の町に別れを告げて、、(^_^)/~