朝方、上がっていた雨も、今また降りだし、富山県では避難勧告も出てるのだとか
頼みの綱だった明日の天気も、いつの間にかお日様マークが消えていて、、
この天気を押して、上まで登るか?
稜線に出れば風もあり、下手をすると横殴りの雨かもしれない、
それでは傘が役立たず写真が撮れない。
そんなこんなで、もうこれ以上、上に行くのはヤボ。
でも、せっかく来たし、せめて、稜線に上がって、弓折岳だけでも踏みましょう。
ということになった。
6時出発。
双六岳の表示に従い、木道を渡っていけば、早くも池畔にチングルマ、コイワカガミにマイヅルソウ
花はどんどん高山系になってくる。
今日は雨でしょぼくれてるけど、またいつか、見る日もあろうと
自分で自分を励まして、
高度を上げるに従って、樅沢岳の稜線が、ガスの間にチラチラ覗き
これの延長線上に、どれだけの景色が広がっているのかと、思うほどに口惜しい。
笹っぱらになると、アオノツガザクラ、ミヤマキンポウゲなども仲間に加わり
やがて道は雪渓を周りこむように、弓折岳の斜面を斜上する。
その間、ずーっと傘を差したまま。
たまに、双六小屋から下山してきた人とすれ違う。
縦走組は晴れ間に会えたか。
ハクサンイチゲが出てくると、弓折乗越
ここを右に行けば双六岳
私たちは左へ
辺り一面にシナノキンバイ、ハクサンイチゲが咲きあふれ
もう、ここで十分!
と、思ったけど、弓折岳は、このすぐ先ですよ、、だって。
あっそ。(^^ゞ
相変わらずの花街道を、ものの数分で弓折岳。
三角点に近づき、おもむろにザックを探るしろくまさん。
「これだけは、撮っとかないと。」
カシャ!
7時25分下山開始。
グンナイフウロ、エゾシオガマと、撮り逃がした花を拾いつつ、
晴れてたら、まったりしたい所だけれど、
昨日に比べ今日の降りは、大したことないようで、
そうなると格段に歩きやすく
鏡平山荘の屋根が見えたと思ったら、もう下りてきてしまった。
8時20分
ちょっと小休止してから発つ。
やっぱり、ここで、踊ってもらって、(笑)
↓
お花たちにも遊んでもらって
霧にけぶる雪渓を愛おしみつつ
どんどん下って、10時過ぎには秩父沢。
高山行のバスは1時間に1本だけど、15時前に着けば十分
急ぐことはない。
と、何度か花に傅いて、の〜らりくらり、
わさび平小屋、11時半
ちょうどいい時間なので、ここでお昼にする。
私は相変わらず食欲がない、まぁ、後は、林道歩きだからね
多少、食べなくても平気かと、トイレを借りてタイツを脱ぐ。
体の締め付けがなくなったからか、それからは体調も回復してきて、、(笑)
見上げればブナの木に、イワガラミ、ツルアジサイ?がボンボリのようにぶら下がっている。
タマガワホトトギスは、昨日よりもさらに咲いた気がする。(笑)
林道に下りてからも、花はひっきりなし。
さっき目覚めたオオヤマレンゲ
ハクサンオミナエシも、咲いてたんや。
ゲートを越えて、
いつの間にやら雨もやみ、橋の上から山が見える、、あれは焼岳ですね。
この分では、予定よりも一台前のに乗れそうや、
と、言いながら、閑散としたバス停に着いて、
時刻表を覗き込む。
ゲッ 後、5分ですやん!
ま、高山で一本遅らせれば、お土産も着替えもできるから、、これに乗ってしまいましょうか。
ほんと、お疲れ様、おかげでたいそう有意義でした。
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高山駅のツバメさん |
鏡平山荘のお弁当 |