えっと、もう６時前ですよね。
と、東雲の空を見上げて、このまま二人で行ってしまう？（笑）

ようよう起きていただいて、慌てて準備、、
こうなったら川上辻まで車で行ってよ、、ということになる。
結果的にはそれで時間短縮、助かった。

路肩に停めていただき、６時４５分スタート。


大台辻までは楽勝ルンルン遊歩道、、どこがやね〜ん！
もう、倒木、山ぬけ、トラバース。

それを時間の遅れを取り戻そうと、必死のパッチで駈けるので
低血圧の私なんぞは、もう冷や汗ダラダラ、滑落寸前、血圧上がる一方ですぜ、、（？）


ロープや鎖の助けを借りて、安心橋と思しき橋に７時２５分
これでもう、安心橋？

と思いきや、どうやらここまでが安心だった、、ということが、追々分かってまいります。（笑）


その先、２０分くらいで金明水。
オーさんが、ひとりずつに水を汲んで、飲ませてくれる。
私は舐めるだけだけど
スマン<(_ _)>



その先しばらくで、古道に出合い、これは昔、筏の材木を運び出した道だそうで、
この辺りがコブシ峠だと。



筏道は、山腹の水平道で、山地図の赤線よりも境界尾根側を抜けていく。

材木を運びやすいように工夫しながら作った道だと感心してたら、ドドッと崩落している。
オヨヨ　(>_<)
ここは、三点確保で慎重に。

帰りにまたこれを通るんやなぁ、と思って凹みながら、（笑）



倒木エリアをくぐり
８時２５分、大台辻にピョンと飛び出した。

この辺りは地形が緩いので迷いやすい、復路では特に気をつけよう。



ここから筏道と離れ尾根に取りつき、一路、添谷山を目指す。
ブナやモミの巨木が点在。

巨木にパワーをもらう人、
チラチラ見える景色ばかりに気を取られてる人
かたや、早く着きたい人

三人三様、気持ちはバラバラ。（笑）



いい感じのブナ林が続き、忘れた頃に表示がある。
いくつかコブを越えるけど、トレイスはそれをかわしているから助かるわぁ、

と喜んでたら、アカンねんて、、こういうピークを外したら。
添谷山をスルーしてしまうと。（笑）



添谷山は、地味な藪山だけど台高縦走路の分岐点になっているので、目印に押さえておかないと
突然、林道に出てビックリ、、ということになりかねない。

今日の七ッ釜高は見逃しても大丈夫ですけどね。

添谷山から下っていくと、その林道に出て、ここが狸峠。



林道は西谷橋へ向かっているが、私らは再び反対側の激斜面を這い上がって尾根に乗り、
七ッ釜高を目指す。



ここまでは地味だったのに、俄か、根っこやシャクナゲジャングルになり、思わず
ワイルドだぜぇ〜　(^O^)／

樹木の間から、遠くの山が覗く。
さっきから山の景色が変わったけれど、あの山は何だろ？

北や北！
はぁ〜北ですか、、私は東が見たいのですが、、イテッ！(>_<)



そんなこんなでアップダウンを繰り返しながら、突然、展望のいいところに出た。
出たぁ〜〜〜！

着いたか？
いや、まだです。

けど、海や〜〜〜〜〜ん！　＼(^o^)／



まさかこの台風迫る曇天で、尾鷲湾が拝めるなんて！

いや、きっと見えるだろうと、秘かな期待があったのですね。ホンマか(^^ゞ

まずは見えて良かった。
さ、帰ろ。

いや、七ッ釜高はまだや！
そうでした。(^^ゞ

あの先のピークですよね、、もうひと踏ん張り。(^O^)／



シロヤシオやドウダンツツジのほのかな彩りに励まされつつ登っていくと、
バーン！

着きました、七ッ釜高　１１時。



もちろん最初に海を見にいく。（笑）
右手後方には日出ヶ岳、三津河落も広がっている。



見下ろす眼下に青い屋根。
あれは、粟谷小屋かな、、ってことは？


と、芋づる式に、周囲の配置がわかってきて、
目を凝らすと地図でしか見たことのない製品事業所の赤い屋根も見えている。



少し早いけど、ここでお昼。
４５分ほどまったりしたけど誰も来ない。

では戻ります。
え、戻るんですか？
ええ、戻りつつ、御座�ｰとかへ？
それはどうも、おありがとうござりまする。
m(_ _)m

とまぁ、頑張って歩いたので、オプションで御座�ｰ、追加です。(^O^)／　

とりあえずは往路を辿るだけなんだけど、迷いやすい枝尾根がいくつか、、
ここは慎重に行かねば、、と思っているのに、あっちふらふら、こっちふらふら、ええかいな。（笑）



狸峠に戻ってきたのが１２時４０分

さっきは崖から飛び降りたけど、今度は看板のところから薄いトレイス辿って登り返すことに。
まぁ、どっちもどっちだった。（笑）


添谷山まで戻ってきたら、ザックをデポして御座�ｰに向かう、、
ゲッ　下るの？



下りも下り、激下ってて、これがほんまに大台縦走路？
と、疑いたくなるような道ですけれど、ようよう崖に這い上がり、着いたか御座�ｰ。



いーや、
ここは似非ピークで、ほんまの御座�ｰは、まだ先らしい。
はぁ

私はここで十分ですけど(^^ゞ
と、言うてる間に、どんどん先へ行かれるお二人、
慌てて追従、再び這い上がったら
お〜〜！


これはスゴイ！
見渡す限り、大展望。

さっきとは違い北西方向、筏場方面の深い淵も覗けてるし、、コワァ〜　（。。；
ブサイクにも腰が引けております。(^^ゞ



感動の崖っぷちに別れを告げて、添谷山まで戻ってきまして
楽しみながら？大台辻まで１時間。



ちょうどいいコースタイムだわと、Ｍちゃんがタイムキーパーしてくれている。
誰もやらんもんで、(^^ゞ


さ〜　ここから川上辻までが長いぞぉ〜
確か行きは下り道だったから今度は登り、、あぁ、

でも、様子は分かっているから多少は楽かな、あの崩落谷も熟知してるし、ウソ！



小腹がすいたと適当に休憩しながら、天気が持って良かったと、内心ホッとしている。



一日、たっぷり遊んでしまい、川上辻に１６時４５分。


この時間帯は、大台駐車場からの車がひっきりなしに下りてくる。

この車道を歩きで登り返さなくて良いのが、目下のところ何よりも嬉しくて、、
朝寝坊も三文の徳、とか？（笑）



どーも、お疲れさまでした。