【来日岳・・竹田城跡】

標高566m

10月21日(日) 晴れ

チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 来日岳 


来日岳  城崎温泉駅1010−登山口1030−山頂1200(昼30)−大師山1335(10)−温泉駅1420
竹田城跡  竹田駅1556−城跡1617(20)−竹田駅1657


JR西日本の一日乗り放題キップを駆使して
円山川つながりの城崎温泉と竹田城跡の両方を巡る、ある意味、アクロバティックな計画を立てた。

、しくじったら外湯めぐりか、カニすきか、出石そば、、、どうにでもなる、
これが独り旅の気楽さ、、ええ加減ともいう。(笑)

6時7分、福知山行始発に飛び乗る。
休日早朝なのに席はほぼ埋ってて、、始発ほどコワいものはないでと痛感!(笑)

でも篠山口を過ぎる頃から徐々に席が空いてきて朝食にもありつけて、

となれば、霧に浮かぶ竹田城なんかがふと、気になったりする、
立ちこめる朝霧を車窓に見ながらソワソワ。

如何せん、列車が鈍い!

鈍行が鈍いのはあたり前だが、濃霧のために対向列車「こうのとり」が到着せんのだとさ
時間待ち。(-。-)y-゜゜゜

いつ発車するかもしれず、トイレにも出れず

ようよう福知山で乗り換え和田山が近づく頃には、もう、あの麗しき霧はどこへやら、、(T_T)/~~~
このっ、役立たず!(誰?)



そんなこんなで、城崎温泉駅に10時7分、ようよう着いて
観光客が温泉街に向かわれるのを尻目に独り左折
線路沿いの国道を、せっせと歩きはじめる。



まもなく踏切を渡り、川沿いになったが交通量は依然衰えず、この狭い国道を皆さんどこへ急がれる?
あぁ、城崎か。

みたいなおバカを浮かべながら、20分くらい憤然と歩いてたら、
右手にデカい看板、、これかい!



「これ」に従い線路をくぐり、溝沿いの農道とは名ばかりの草むら、を進むと間もなく右に道標。
フェンスを開けて中に入る。

傍らには二体の石仏、あら、微笑ましや。


そしてここから、植林の激登。

もう、迷うすべもない激登が、毅然と尾根へと伸びていて
緩む気配など皆無!

忘れた頃に石仏が現れ、以上! って感じで、、やれやれ、



さっきの国道でピッチを上げたので、すでに息が上がってるところへ、さらにこの急登!
もう心臓パコペコ、どうにかなりそー。

こんな時、誰かが休憩しようと言えば、即、休むのに、(笑)

今日はスケジュールが詰まってて、ぐずぐずしている暇はない、ってか
こんなところでぐずぐずしたくない!

30分ほど、一心不乱に駆け上がり、たまたまの展望
うぅぅ 助かったぁ〜


ザックを下ろして一息ついて、
しかし、その後も傾斜が緩むではなく、もぉ、なんちゅう山やぁ
とか思っていたらまた石仏。(笑)


いよいよ急登に慣れてきたと開き直って見回せば、
紅葉も、ちらほらあるような? 幻覚?(笑)

登りきったところが「304の頭」
その先ちょっと傾斜が緩んで、木間から山頂が覗くようになって、ヨシヨシと思っていたら
ゲッ、下るんですか!


せっかく登ったのに、(笑)

下りきったところに 「中間点」と道標。
ガイドマップに書いてあったけど、まさかホンマに「中間点」と書いてあるとは、、オモロイやないかい(笑)

ここから再び登りに入る。( ̄△ ̄)



そう、あと半分ですから、、(笑)

とはいうものの、ここまで来ればもう尾根道で、リョウブやカエデ
古木も多く、
古木の根元に石仏、これがまたええ感じに鎮座されてて
石仏フェチではなくても、ついニッコリ。
(⌒-⌒)


30分ほどで、ようよう正面にコンクリート製の人工物が見えてきて
どうやらあれが頂上か、アンテナ群も見えてきた。

そして、最初に着いたのが展望台。

蜂の巣がないかと慎重に上がりまして
さて展望は?

それが、樹木が茂って、この程度。



気を取り直して、どっかでドーンと横たわってる円山川が見たいなと、、たまたま上った路傍の岩から
わぁ〜 スゴ〜イ! ヽ(^o^)丿

気づけば、眼下、絶壁(。。;


この岩上でお昼にしたいが、まだ山頂を踏んでない、、(^^ゞ
と、思い出し、そこからトラバース気味に進むと、いきなり山頂広場に飛び出た。


山頂は予想通りの人工物会場で、真中のこんもりしたのが三角点。

上がってみれば、まるで三角点をガードするかのように石仏が居並んで、
いや〜 武奈みたい!
ムリある。(-.-;



そんなんでもう、すっかり拍子抜け
けど、意外と落ち着く。(笑)

ススキ込みの円山川でも眺めながら、お昼にするかな、、(^^ゞ



ポタージュスープを作るつもりが、この暑さでは顔から火を噴きそうで、
冷めた紅茶でヤマ○キの卵ロールをあっという間に流し込み、
食べたら発たねばなりませぬ。


ミニトマトを口に入れ
そういえば、日本海がどこかに見えるって、、どこだっけ?

え〜〜 もしかして!
と、最初に上った展望台を思い出して再びダダダと下っていって、
あれは河口だったのかぁ、、ならば海じゃん日本海!
危ねぇ〜 見過ごすとこ(>_<)


見えてるかどうか定かでない蘇武山も、一応カメラに収めて
30分もいてしまった山頂に、別れを告げる。
12時半

当然のことながらここから先も未踏。

まず車道を少し行ったところから山道に入る、、
マップには道があるように記してある、確かにあるけど、これ道か!
ってな、ただの斜面!

なので、ここは引き返して安全策の車道を行くと、バッタリ人と鉢合せ。
単に車で山頂にお昼を食べに来ただけだと。

今日会った初めての人。

この道を下ったら、来日(私の登山口)に下りてしまうとおっしゃいます
でも、これ以外に道は無し、、
きっと、どっかで車道と分かれるんでしょう。ヾ( ^-^)ゞ

と、他人サマの心配をよそに車道をしばし
カーブを一つ越えたところにドコモのアンテナ、それの右手にテープがヒラリ
これかぁ?

、、かぁ?、では困るんですけど。(笑)



天下の来日岳、メジャールートの分岐がこれかい!
と言いたいのを我慢して

時間もないし、そのまま樹林帯をガンガン下り、分岐とかあっても無視してとにかく下る。


それをどんどん下っていけば、再び林道。
さっきと違い、ガタボコ。

その林道をしばしで再び右手にテープがヒラリ。
これに入るか、正直ここは迷ったが、
まぁ、ダメなら戻るか、、い〜や戻れん、ってなくらいの激下り。

下って下って竹林になり
それでもかまわず下っていくと再び林道。


その先に、ようやく道標。
マップもあって、ここでようよう現在地を知る。(笑)



ここを左折する手もあるけど、初志貫徹でロープウェイ終点、大師山へ向かう。
1.7`、大した距離ではない、



なのに、これがなんでか登り坂。

ヒイヒイ登って
たまに、右手に来日岳が覗き、よう頑張った!と言ってくれてる、ということにして(笑)



大師山に13時37分



ここにはロープウェイで上がって来られた観光客が、ちらほらおられる観光スポット?
同類のような顔をして、展望台にも上ってみる。
何か見えます?

さっきとあんまり変わらんが、背後の来日岳がなかなか凛々しく構えてる、
、、ように見えるのは、私だけだけど。(笑)



ロープウェイ沿いの参道を下山。

驚いたことに、まさしくロープウェイ沿いの道で
たまに頭上をロープウェイが通過する、アハハ、なかなかのもんや!(^▽^)/

と、下を向いたら石仏さんと目が合った。(笑)


まもなく、温泉寺のお墓の横に飛び出して、重要文化財の塔やお堂をざっと見て、(^^ゞ

まだかまだかの階段を下れば、やっと下界だ。
14時10分



賑わう温泉街を場違いな格好で急ぎ足、せっかくなのでふらっと店にも寄りたいけれど
独りだとどうも、、アカン。;´・`)


橋の上から来日岳にそっと手をふり、別れの挨拶、、(^_^)/~



14時42分の列車に乗って城崎温泉を離れる。
幸運にも席が空いてて、さっそく足を伸ばしては、次の登りに備えなければ!(笑)



和田山で乗り換え、竹田駅に15時56分。

意外にも、ホームは人で溢れかえってて、もしか歓迎ムード一色? とか云うてんと
早く、駅員さんに駅の反対側(西側)に渡る道を訊かんと!


駅を出てすぐを左折、数十メートル行った先の線路を潜ればええらしい、
これですか。(笑)



首を出したら電車が来た、とかなったらオモロイやんか、とか思いながら、

反対側に抜け、道標に従いいよいよ竹田城に入城!

やがて道は畑へ中の急坂になって、その先が屋敷跡。



この屋敷跡は嘗て城主や家臣が住んでいた家のあった所で、普段はここで生活してた。
つまり今から登る道が、いわゆる通勤路。

獣除けネットに入って、立派な堰堤を経て、樹林帯の階段道(当然、当時のままではないが)
それをジグザグに。



途中に天主まで(天守のマチガイ?)700mとか、書いてあるけど、これは天守閣までの距離。
やがて道は車道と合流し、ここが城の入口。


そこまで20分で登りきり、もうここからは観光客に交じって石垣を仰いで
北千里、大手門、三の丸、武の門、、

や、何はともあれ目指せ天守!(^O^)/



時間厳守なので、もう天守にさえ行ければ、、みたいな気分ではある。
その天守閣からの眺め。



この城は最近、映画の舞台にもなって、その影響でこの夕暮れ時でさえ結構な人出。
皆一様に、感激している。

これだけ精巧な造形美を堅持した城跡というのも珍しいとか
兵庫の誉れだとか、、

そうそう、こういう時こそ、尼崎も兵庫だと豪語しよう!(笑)


来れて良かった。

しばし散策、やっぱり天守が一番かなと、再び登って満足しながら
16時37分下山開始。


実は日没も見たかった
けど、あの真っ暗な無人駅で1時間も独りで待つのはイヤだし、(-、-メ

タイムリミットは17時9分発 寺前行

駅のベンチに腰かけて、一人静かに待っている。
名残り雪でも降らんかな。(^.^)/~





城跡の見取り図