【又剣山(竜口尾根)】

標高1377m

11月10日(土) 曇りのち晴れ(強風)

オーさん ・ Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 又剣山 

道の駅−小処路肩デポ−又剣登山口630−又剣山−丸塚山−五兵衛平−休憩(20)
笙ノ峰(50)−林道−小処温泉−駐車地−新展望台


前々から行きたかった竜口(りゅうご)尾根
位置的には大台の前衛で、大峰と大台に挟まった南北に連なる尾根である。

その尾根の南端、又剣山から大台の笙ノ峰を経て小処温泉までを縦走する。

待てばカイロの何とやら、、私にしては願ってもないチャンス到来! ヽ(^o^)丿 って感じ。

でも当日は、カイロがいるほどの寒さと強風!

おまけに小処温泉への県道大台河合線が復旧工事中で、朝8時にならんとゲートが開かんのだと。
やむを得ず、4キロほど手前に車を停めて、その間、余分な車道歩き。
とまぁ、前途多難なスタートになったのですけど、、


前夜、橿原でMちゃんに拾ってもらって、上北の道の駅で車中泊、
夜明けを待って一路、小処温泉へと向かう。

ゲートの手前百メートルの路肩に駐車
オー車に乗り換え大平瀬からサンギリ林道を、もうほとんど稜線か? ってとこまでガンガン上がっていただいて
登山口の路肩に駐車。


もう少し先にも、別の登山口があるようだけど
こっちの方が山頂に近いのだと。


ただいまの時間、6時半
ジッとしてると骨まで凍りつきそうなので、何はともあれ登らせていただく。(笑)



雑木の急登が続き、ものの10分ほどで、右からのルートと合流。



後は緩急を繰り返しなが、又剣山まで一気!
と行きたいところだが、なにせ強風、ものすごい風、これを「朝風」というんだと、、
ってことは、昼には止むんやね?ヤケクソ(笑)



不安な面持ちのまま、吹きっさらしを30分弱で又剣山に到着。
やっとここで光が差して、ちょっとだけホッ♪



まだ少しガスっているけど、眼前には大峰の大展望が広がっていて
これからの尾根がまるで竜の背のようだ。

あまりの眺めに口あんぐり。



それにしても強風で、砂埃が酷くて目が開けてれん(*_*)
おちおち立ってもおられんし。

飛ばされんよう必死のパッチで踏ん張って、竜口尾根を見定めたら、早々に出発!



下りながらも大展望。



こんなに強風だと紅葉なんて、ひとたまりもないよねと納得しながら痩せ尾根を伝う。
木々の間に大峰の峰々や、真横の大台が、チラチラ覗く
これは愉快!

 ズームで⇒


一旦下って、一つコブを越え、次の尖ったピークが丸塚山
ここにはプレートが掛かってる。


右に大蛇ー、左には向かう笙ノ峰
ガスのかかった大普賢を、眺めながら下っていくと1206の鞍部に達し、



僅かに残る紅葉を愛でて、登り返せば平たい台地。



木に巻かれたビニールテープに五兵衛平(石の広場)と書いてある。



どことなく鈴鹿を想う雰囲気で、ここを 「広場」 とは呼び難い? (笑)



背後にはピラミダルな丸塚山
行く手には次のピーク1320が聳え、その背後にはピーク1330



登っても登ってもピークが連なり、気持ちが萎える、かと思いきや、
なんの、次の景色に気持ちが逸る。

これもきっと、いつの間にか風が止み、快晴の空に浮かぶ錦に、心、躍らせているセイだろう。
(素直に「朝風が止んだ」と書きなさい(笑)



明るいヒメシャラ林を抜けて、色とりどりのモミジの中を辿っていくと
老ブナのピーク1320。

ここからは、大峰南部の山が一望



振り返れば、先ほどの五兵衛平、その向こうに又剣山も見えている。

又剣山はまるでオランウータンの頭だと、オーさんが笑わしてくれるので、
どんなに離れても、すぐにそれと見分けがつく。(笑)



穏やかな稜線を、左に回り込みながら、
左手には大峰の名峰がずらり。

 


ふと、右手に大台の西ノ滝、そのお隣は大蛇ーだと気づく。
どちらもめっちゃリアルに見える。

後で大蛇ーの画像を繁々と眺め、人はあそこまでなのかぁ、、と、溜息が出た。(笑)



次の1330ピークはかなりハード、それは地形図からも一目瞭然。

この激登りは回避できず、
忠実に尾根芯を這い上がって、アセビのトンネルを抜けるしかない。

シャクナゲジャングルのピークにようよう着いた、あーやれやれだ。(笑)



ほのかに残る紅葉を愛で、ガツンと下ってヒイヒイ登る。
まさしく地形図どおりです。(笑)


そろそろ先の見通しもついたので、次のピークでプチ休憩。



老木の台地の向こうには大台ドライブウェイが山肌に線を引いたようで
いよいよ竜口尾根もフィナーレか。

このまま北進すると、西大台からの「逆峠」に向かうようだけど、
私たちは途中を左折して、笙ノ峰に行きたいので、
鞍部の手前から尾根に乗る、

という手はずだったけど、やっぱりちょっと下りすぎて、倒木鞍部で軌道修正、、向かう尾根へと激登らねば、



西向きに進路が変わったので、見える景色も一変し
とりわけ、さっき辿ったばかりの竜口尾根を、横から見れて楽しい。

いやぁ〜ん めっちゃ 凸凹やんか〜!
それの向こうに、オランウータン。(笑)



忠実に尾根芯を伝う。
景色に見惚れて、いつの間にか1322のピークを過ごしていたり、(^^ゞ



正面には、これから伝う錦の稜線
又剣山のさらに南の山々が覗くようになると、いよいよ笙ノ峰も近い。

その笙ノ峰、ジャスト正午に着きました。



南向きのテラスのような日だまりで風を凌いでお昼にする。

オーさんが、笙ノ峰にはショウガ湯だろぉ〜と、作ってくれる。
多少、ムリあるけど、美味し〜い。(笑)

長居してたらポカポカしてきて、Mちゃんの冷たいキウイヨーグルトが爽やか〜!(^^)v



笙の峰からは、モミジの回廊。

左から西大台の道が合流してきて植林になり
秋の植林はつまらないと、無理やり尾根に這い上がっては、、藪に捉まりスゴスゴ下りて、



思い思いに紅葉を楽しみ、50分程かかって林道に飛び出た。
このままずっと林道歩きかと思いきや、表示に従い右に入って、再びモミジの回廊になり、



再び林道、、はたまた右に折れて植林、、それを抜けると再び林道、、そこに機材が入ってただいま修復工事中

こうも変化が著しいと、長いはずの小処温泉への道
退屈してる暇がない。(笑)


15時前、ついに小処温泉まで下ってきまして、
ああここは、過去にツアーで来たことがある、懐かしの扉の前で記念撮影。

温泉は閉鎖中だけど、辺りの紅葉は今が旬。



その先も小処渓と銘打ってあって、紅葉の回廊。



浮かれていたら林道工事の人に呼び止められて
最近、熊が多いので気をつけて下さい、あの崩落地にも、何か動物が立ち往生しています
と指される先には確かに黒い塊が

熊か? カモシカ? よぉ、分からん。(@_@)



15時40分 車のところまで無事、戻って来まして、今から又剣の登山口まで車の回収に行くけれど
せっかくなんで新展望台で、お茶せんか?

わーい!ヽ(^o^)丿
めっちゃ嬉しいけど、めっちゃ寒いねんけど、、(笑)