何年かぶりの紅葉に恵まれた年
その残り福に与ろうと、朽木の低山、雲洞谷山をめざす。
SIVAさんとの定期、まさかの快晴、
イテッ!
一体どうしたというのだろう、政権交代でもするのだろうか、
イテッ! イテッ! (笑)
7時半に安曇川駅で拾ってもらって、くつき新本陣の道の駅まで。
向かう山肌が茶色く斑模様なのを、不安な面持ちで見上げ、まずは登山口探し。
道の駅から山に向かってしばらく進み、学校と学校の間を抜けて、突き当りを左折
そのまま道なりに進み
左手奥に柵が見えてる所を再び左折。
簡単そうに見えて
その間、表示もないし、ガイド本には「地元の人に聞け」とか記してある、それでもガイド本かい!(笑)
ボヤキつつも、何とかここまでこぎ着けた。
ヤッター。ヽ(^o^)丿
しかし、ここで油断した。(笑)
植林手前の 「近畿自然歩道」 に従い右へと折れると獣除けフェンス、、この扉がなかなか開けにくい。
隙間からねじり入って進むけど、道がどうも山に向かってない。
では、戻りましょう。
と、さっきの「近畿自然歩道」まで戻って、今度は植林の方に向かうとこちらにもフェンス
それ越しに覗けば欅の大樹と鳥居が見えると。
こっちが正解や。
、、だそうです。(笑)
こんなジメ〜ッとしたとこなら絶対ヒルがいるよね、とビクつきながら
しばらく植林を登るとやがて溝道、そして峠へと至る。
明護峠の看板が地面に落ちてる。
そのまま進めば地子原集落に下りるようだが、私らは左の尾根へ。
おっとチーさん、忘れもんや。
ほんま。(^^ゞ
↓
峠道から離れると、植林が雑木に変わり
眩い日差しに照らされた木の葉が明るく輝いて、まるで舞台に立ったよう。(笑)
足元にはオオイワカガミがびっしりで、見上げる木立はマッキッキー
とりわけタカノツメの黄葉が際立つ。
たまに右手眼下に隣の芝生いや、山肌が覗いたり、
紅葉の隙間から、武奈と釣瓶が双耳峰のように見えたりするけど、総じて樹林帯、
紅葉がなかったら、ただの藪山トンネルだろう、まさに、この時期ならではの風情。
と思えば贅沢は言えない。(笑)
コブ二つを越え、左の枝尾根に迷い込まぬよう、踏跡を辿って、
登りきったところが東山
えっ まだ東山?
って感じだった、正直なところ。(^^ゞ
ピークの向こうに、タカノツメがゴールデンシャワーを浴びせかけ、
休憩も忘れて、それを浴びにいく。
素晴らしい。
みかんも美味しい。
そういえば、ここって熊の山だったと思い出し、今ごろ熊鈴を取り出して、(^^ゞ
紅葉は、まだまだ続く、、
どうやドンピシャなタイミングに来たようで、多少のアップダウンをモノともせずに
ずっと紅葉、めっちゃ黄葉。
前日の雨で、かなり散ったはずなのに。
紅葉を愛でて登りきり、ピークを越えて鞍部に至ると
「←雲洞谷山 行者山→」
と道標
ってことは、さっきのピークが行者山だったか?
合点がいかず登り返す、ので仕方なくついていくと
あら、看板が木の葉に埋もれてた。(笑)
地形図には行者山も雲洞谷山も載ってませんので(三角点が雲洞谷山)
あらためて地図を覗いて位置確認。
ここから先は、植林が多くなる、
先ほどまでの、ライトを浴びたステージとは一転し
暗〜いムード(幕間か)
でも、再び雑木に戻ったら、さっきにも増してモミジが沁みる
この明暗ギャップ、凄まじい。
モミジに浮かれ
いつの間にやら571のピークを過ごしてて
残るは正面に見え隠れしている、雲洞谷山へと登るのみ。
この辺りのブナの疎林がまたええ感じや。
雑木と植林のボーダーを進むと雲洞谷山に到着。
予想してたけど誰もいない。
まだ10時台だけど、もうここで昼にする。
今日はバーナーを新調したって、言われるまで全く気づかず、
ごめん。(^◇^)
画像にマウスを
当てなくてもよい
暖かさにかまけ、1時間ほどマッタリしても誰も来ないし熊も出ない。
僅かに覗く蛇谷ヶ峰を一瞥し、12時ジャストに出発。
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蛇谷ヶ峰 |
釣瓶岳 武奈ヶ岳 |
しばらくは雑木と植林のボーダー
それが雑木林になれば、振り向きざまの雲洞谷山が、ごらん、
まるでモミジの御殿だよ。(笑)
んじゃまぁここで、ヤレ! ってか。(笑)
一旦、下って、ピーク621まで登り返す、
この辺りの下りは結構急だが、そんなことはお構いなしに、素晴らしい紅葉に夢中になって
アカン、またまた立ち往生。(^^ゞ
眼下に送電線、そして、鉄塔広場に出た。
ここがコース随一の展望地。
送電線が鷹ヶ峰へと伸びていて、あれの向こうが白倉岳か、
反対側はバーンと開けて彼方の山、、あそこ三十三間やで、、とSIVAさんが指す。
三十三間って、そんなに近かった?(笑)
日だまりの鉄塔広場を満喫したら、再びモミジの中を下る。
左の山肌がモミジまみれで、私、あっちに行きたいねんけど、大彦(おしこ)峠まで行こうやと。(笑)
大彦峠からは、古道を大彦林道へと下る。
林道はすぐ下に見えているのに、そこへ下りるすべがない。
それにあの林道、どう見ても真っ暗で、こっちの方が良いよなぁ、、
とか思っていたら、突然、倒木地帯になって、崩落か所を恐る恐るトラバースして
再びモミジ三昧か、
でも、肝心の道が消えました。(>_<)
どうやらさっきの崩落沢を下るべきだったかと、思う間もなくSIVAさんはそこの崖を
ニュニュッ とグリセードして下りた。
良いよね、停まれる人は、
と、慌てて追従、、しかし、ギャーー
ズルッと足から滑って、合っという間に尻セードして、林道着地。\(^◇^)/
あらぁ〜
大彦林道はずっと谷沿い
雑木と植林を繰り返すけど、寒々としてて、とにかく全然、楽しくない。
手持ちの地図には上岩瀬まで1時間20分と書いてあり(自分で書いた)それを見るにつけ溜息が出る。
こんなところに花など咲くかい! とか思ったり、(笑)
雲洞谷山、好きだけど、何とかしてよの、この林道。
文句たらたら獣柵くぐって国道に出た。
国道367号線、
ここがまた車が多い、自分も使ってるし。
まぁ15分の辛抱だからと、今日の尾根を見上げ郷愁?に浸って。
道の駅に無事、戻る。
安曇川駅35分か、微妙やな
いや、ゆっくり帰るつもりだから、別にいいよ。
それ逃すと、40分ほど電車無いで、、言うたが最後、ビュンビュン飛ばす。
こっちはすでに諦めてるのに、、おい着いた! 1分、ホームまで走れるか? (^_^)/~