【寒峰】

標高1604m

月26日(火) 晴れ

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 寒峰 

住吉神社915−林道出合−福寿草群落−寒峰1200(昼)1235−神社1500


ようようの遠出
ようようの四国、、そして、ようよう晴れ上がった空を見上げ、

もうこれで、思い残すことはないよねと、
今日の山を夢想する。(笑)



東祖谷村は平家落人伝説の地、、そのせいだろうか
極端に道標が少ないし、人に訊ねても、あまり的確な説明が返ってこない。

ですので、下調べは入念に。(^^ゞ

ルート439を東進し、ようよう見つけた「八幡神社→」
それを左折して林道を上がれば八幡神社

ここは、かの安徳天皇の火葬場だったという
見にいくのをやめ、そのまま坂を上がっていくと、左手に寒峰登山口を示す看板が現われた。
やっと着いたわ、お疲れさん。



トイレはあるけど水が出ない、、手持ちのボトルで眼を入れて、住吉神社の階段を上がる。
ちょうど神社の裏手が登山口になっている。



作業道と交錯してる植林帯を、30分ほど登っていくと、ポンと林道に飛び出して、
ビックリ!

もっとビックリしたのは、路肩に何台も車が駐車していたこと。
あれまぁ

ここまで車で来れるんだ、、(゜゜;


林道を横切り、再び登山道に入る。

植林が雑木に変わると、右手眼下の斜面に黄色いものがチラチラしていて
あれま、早くも福寿草

でも、標高が低いので、もうかなり成長しきってるし
マークしていた群落とは違う、



それを見送り先へ行く。

雑木林が、再び植林になり
それが途切れる辺りから、再び福寿草が、ポツポツ現れ始めた。




群落は激斜面だが、花を見ながらつらつら登り、
登りながら花に傅く。

目線の高さに花があり、見上げれば花があり、どっちを向いても花だらけ。
スゴイ!



鈴鹿にも大群落があるが、ここもゼンゼン、負けてない。

ここのはシコクフクジュソウ(絶滅危惧)

なので、鈴鹿のとは区別されるが、どう違うのか、じっくり見ても分からない。

花弁が多いとか、毛がないとか、種を見ろとか、
ま、それは別にいいかと思うほどに、レモンイエローは艶やかだ。




浮かれながら群落を出て、雑木の間に見えだした、周囲の山を楽しみながら登っていくと
再び植林になって、まぁ、そこからが激登り。



そういえば、さっきの群落で休憩し忘れたねと、喘ぎながら思い出し、(^^ゞ
けど、ここで停まると余計しんどい。

確か、もう一か所群落があると聞いたので
とりあえずこの激登りを脱出し、次の群落に着いたら 「ごまたまご」 やでぇ〜〜!

ミツに喚いて、一心不乱に激登る。
あ〜しんど。

途中、傾斜が緩んだあたりから雪道になったが、半分解けてて、大した問題もなく、



ついに植林を脱出し、尾根に乗ったが、見渡せど花はなし、、

で、ここでメゲまして

基準点のある小広場でザックを降ろしコーヒー入れて、
ふと傍の枝に、「栗枝渡」の札が、ぶら下がっているのに目が留まる。

分岐のようだ。
でも?ルート以外は藪なんですけど、、(笑)



あともう、1時間足らずで山頂に着くはず、
でも群落はまだよねと、話しながら、心地よい雑木の疎林を辿っていく。

見上げれば、寒峰がおいでおいでと呼んでいる。(笑)


ピーク1518を右から巻くように下っていくと、やっと福寿草が現れた。

でもホントに、小群落だし、まだ芽吹いたばかり。

ま、その慎み深さが福寿草の魅力だが、、おっと危ない、踏まないように、、



嘗ての?湿地を越えると、山頂への登り坂

寒峰峠はどこだろう?
とか思ってる間に、雑木を抜けて、いよいよ大展望の笹っぱら。

スゲー!

あの笹の稜線が三嶺やんかと、すぐ分かる。(笑)
それの続きで、隣の山、その隣の山は何だろうかと同定してみる。(^^ゞ



振り向けば辿った稜線、あのあたりが群落かな?



周囲の景色にドギマギしながら、笹の斜面をひと登りで、山頂にたどり着いた。
ちょうど12時、お昼ですぅ〜 ヽ(^o^)丿



どっちを向いても山だらけ、想定外の大展望に口ポカ〜ン
いやはや、、

正面に連なっている烏帽子岳、矢筈岳へと続く縦走路なら、何とか察しがつくけれど、、



大展望を見ながらお昼。

うーん、キブンは最高だ!\(^o^)/



途中で寒風の吹きっさらしもあったけど、山頂まで来たら風もなく穏やかで
ポカポカと暖かく、
今日みたいな日に来れてラッキーだと、しみじみ思う。



すぐ先のコブまで笹を漕ぎ漕ぎ行ってみると、山頂の北斜面に霧氷が僅かに残ってて
そう言えば、朝、車から見上げた尾根が真っ白だったと思い出す。




お食事中のご夫婦に、無理言ってツーショットをお願いし、
展望を再度、楽しんだら、お名残惜しいけど下山開始
12時40分

あとはもう、往路を辿るだけ。

でも、きっとまた、群落で遊んでしまうし、足元はヌルッと滑りやすいし

今日中に帰阪するので、時間にも余裕を見ていなくては、、



もし讃岐に早く戻れたら、もう一回うどんを食べて、とか掠めてたけど
と〜てもとても!
第一、店がもう閉まってる。(笑)

早春のエフェメラルに出逢えたんだから、晩御飯など、どうでもいい
とかなんとか

うぅぅ デカいぞー 讃岐富士! (^O^)/



というわけで、なんでか双方、焼魚定食。
それとデザート。(^^)v



春浅い日の小旅行♪



《その他、出会った花》

ミツマタ  ショウジョウバカマ 


アオイスミレ   タチツボスミレ