【我拝師(がはいし)山】

標高481m

月8日(月) 晴れ

チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 我拝師山 

善通寺駅1035−香色山1125−筆ノ山1212(昼)1238−我拝師山1345(10)
奥ノ院1415−中山(10)−奥ノ院1455−善通寺1555−うどん屋1615


青春18きっぷの最終回は、海を渡って四国の善通寺まで。
アフターハイクは讃岐うどん♪

と、ちょっと私にしては贅沢なプランを立てた。

青春の長旅といえど、乗る列車は限られてるので、気分的には楽チン。
18きっぷにもずいぶん慣れた。

いうても、もう期間終了、ですけれど、、(笑)



讃岐の象徴、飯野山を車窓に見ながら、マリンライナーの終着琴平駅
一個手前の善通寺駅で下車。



さぞ、お遍路さんで賑わっていると思いきや、駅はガラガラ。
意外や意外!

駅前通り(いうても市役所や市民会館の立ち並ぶ)大通りを直進すると、
正面に歪な山、

どうやらあれが、我拝師山のようだ。



突き当りを右折で善通寺南大門に至り、

門をくぐって五重塔、東院の金堂などをチラ見しながら、
西院、駐車場を経て、稲荷大明神の鳥居のところが、香色山の登山口。




まずは、香色山(こうしきざん)へ。

つづら折れの遊歩道を上がっていくと、ミツバツツジがちらほら咲いて、
ヤマツツジよりも派手なオンツツジの朱色が目に止まる。



随所にベンチが置かれ、木々の間に飯野山、その向こうには、さっき渡った瀬戸大橋。
次々と、移り変わる景色に見惚れながら、つづら折れに登っていく。

高度が上がれば、視界も開け、
雄大な讃岐平野が広がって、、あの凸凹は高松の猫山、レオマワールド方面だろうか?



30分足らずで香色山山頂に着く。
正面には次に登る筆ノ山、その背後に、かの歪な我拝師山。(笑)



西への踏跡を鞍部まで下ってミニ八十八ヶ所に至り、
それを右折し、車道と出合って、坂を上がると、筆ノ山の登山口。



樹林帯をワシワシ登って尾根に出て、頂上25分の表示に従い、さらに登ると大坂峠分岐に着いた。

それを見送り登っていけば、樹林帯を抜け展望が開けてくる。

左手には威圧的な我拝師山、、睨まれながら? 筆ノ山の山頂にたどり着く。
12時12分

迷わずここで、お昼にする。

猫山   大麻山  我拝師山  火上山 

この山も展望がいい。

讃岐平野の独立峰が、あっちこっちにポカポカ浮かんで、
讃岐に住んだら、さぞ毎日が忙しいだろう。(笑)



我拝師山、その続きの中山、火上山、
それに、ここ筆ノ山と、さっきの香色山を合わせて 『五岳山』 と呼ぶ。

弘法大師が、幼少の頃より歩かれていた、古代からの信仰の道。
聖域だったと記してある。



往路を辿って分岐を直進、そのまま大坂峠へと下山する。

予定では、ここから我拝師山の裾野を、出釈迦寺(しゅっしゃかじ)奥ノ院まで周りこむはずだったけど
眼前に我拝師山の直登コース

もう、これを上がってしまえ! という気になった。(^O^)/


さっき見ていた歪な斜面の直登なので、半端じゃなくて急登!

多少のジグザグがあるものの、容赦なしの激登り。
こ、れ、は、キツイ!

救いは花?
いうても、スミレがポロポロ咲く程度、、



そのスミレがどんどん数を増していき、ええぞええぞと思っていたら
中間地点にビューポイント。


眼下には、朝の筆ノ山と香色山
その向こうには、讃岐富士こと飯野山や、瀬戸内海に架かる大橋までくっきりと。

もしかあれは、飯野山麓のうどん屋か?(笑)



ここから我拝師山頂までは15分、ひたすら登って、ついに登頂。
13時45分



間の抜けたような広場の隅から瀬戸内海が垣間見える。
静かな眺望、なかなかいい。




花を散らした山桜の若芽を見上げ、
春を確かめたら、傍らのスミレやキジムシロを横目に、反対側を下っていく。




雑木林をしばらく進めば、やがてガレた岩場になって
滑らないよう一歩一歩、慎重に、、麓に向かって激下る。

眼下には、出釈迦寺の奥ノ院
正面には中山、火上山、その山肌が、淡いピンクに彩られている。

彼方には三野津湾の多島美や、先日登った詫間の紫雲出山方面も霞んで見えてて
この景色、最高!

ヽ(^o^)丿

手を放すと怖いんですけど、、(笑)



鎖、ロープ無しの岩場を三点確保で下っていけば、ついに石仏エリアに至って
最後の最後にやっと、鎖場が現れた。
でも、登り仕様かも?

ミツバツツジ満開の奥ノ院まで下りきって、辿った岩場を振り返る。
横の石碑に 「捨身ノ嶽」 と彫ってある。(笑)



山門への舗装路を下っていたら、車が一台、上がってきまして

ホースを持った兄さんたちが、ドヤドヤっと降車してきた、 えっ 何?

なんかちょっと、イヤな予感。(笑)



凄まじい香りに包まれ
もう、片時も、じっとしていられない。


一目散で、隣の中山へと逃げる

ここから眺める我拝師山は、奥ノ院とのコラボがステキ。
う〜ん、でも香りがえげつない。

!(>_<)!




ワシワシと、中山に転がり込んで、その場に座り込む、あ〜ビックリしたぁ。

ホース車が去ったら撮影に戻ろう。(笑)



展望のない静かな中山の山頂は、スミレやキジムシロが咲き乱れ
火上山への縦走コースにも食指が動く、、でも、そっちに行けば帰りがさらに大変に? (^^ゞ


10分ほど居て、そろそろかなと来た道を戻れば、、ほのかに残る、かの香り (笑)

バックオーライの声がする。(^。^;/

そして、何事もなかったように、静寂の戻った奥ノ院、
それをいたわるように聳えている我拝師山



奥ノ院は、大日如来、阿弥陀仏、釈迦如来など、仏像の居並ぶエリアでもあり、

これで、ウンも備わったかと、おもむろに下山に入る。(笑)



ヤマブキがしな垂れ、燈籠が並ぶ参道を、どんどん下って我拝師山の山麓道。

ここを右折し、筆ノ山、香色山の山麓を経て、善通寺まで戻ることに、、



象徴的な我拝師山が、いつまでも見守ってくれている。

春色の筆ノ山を愛でながら、1時間ほどで、善通寺まで戻ってきた。



さぁ、これから朝、目星をつけていた、うどん屋に直行!

遅いので、もう、ないかなと諦めていた、イリコの天ぷらが、奇跡的に一個だけ残ってて
やっぱりウンが効いたかも、、イテッ!


ダッシュで来たから暑いんですけど、やっぱ名物、釜玉にしよう。
これで、しばらく讃岐とオサラバなので、、(^_^)/~





《出逢った花 一部》

ホタルカズラ  タカサゴソウ 



 トゲミノキツネノボタン



 
ニオイタチツボスミレ  ヒメスミレ  アリアケスミレ 



 ザイフリボク イブキシモツケ