ゴールデンウィーク最終日になり
やっと天気と予定が一致して、山らしい山に行けることになった。
行き先は、台高山脈、池木屋山の東に派生する江股の頭。
江馬小屋谷林道から取りつく。
昨年の豪雨災害で荒れ放題だった林道も、どうにかこうにか整備され、終点まで入れるようだ。
ただし未舗装!
落石注意のガタボコ林道、
いつ車の底を擦らないかヒヤヒヤしてるが、運転手はいたって平気、いつも通りパワー全開!
頼もし〜い!
駐車地にはすでに4台が駐車してて、私らが最後かも、ってなギリギリの所に駐車いただく
いやはやご苦労様です。
8時35分
川の対岸が登山口みたい、、でもネットで見た赤い橋はすでになく(撤去か)
まずは川に下りて、渡渉のスタートとなる。
しばらく雨が降ってないので、水量少なく難なくクリアー
ラッキーでした。
登山届ボックスの横から、いきなりゴロ石、急登になる。
おまけに落葉が、つるんつるんとよく滑る
帰りもこれかと思うと、うんざり。
思う間もなく分岐
木に巻かれたテープに 「右は上級者向き」と書いてある。
どっちにするか、少し迷うが、
テープが点々と派手に続く「左」を選んだ。
これで正解!
後で知ったが、もし「右」だったら、野江股谷遡行の難ルートだったみたい、、ホッ、(汗;
一般コースとは言うものの、倒木を潜ったり跨いだり、斜面をへつったりの連続で、
いつになったら気が抜ける?
そうこうするうち植林をジグザグに刻んでて、でも、取り立てて花らしい花もなく
マムシグサが、せいぜい棒立ちしてる程度。
やけに暑くて風もなく、
取りとめもなく登っているので、早くも疲れてきた。
どっかで休もう。
1時間ほどガマンしたら、獣檻のある作業小屋跡に着いたので
ここで小休止。
バイケイソウやトリカブトの小群落を越え、獣檻から20分ほど登ると、辺りがパッと明るくなって
眼前に目の覚めるような雑木林が広がった。
ようよう植林脱出!
若葉が目に沁むぅ〜
美し〜い
感動したのもつかの間で、ここからナンノ木平までは、もうジグザグにはなってなくて
容赦なしの直登!
30分近く、ヒイヒイやって、ようやくナンノキ平。
センターに、ミズナラの巨木がシンボリックに構えている。
これかぁ、、て感じ
ナンノ木とは、よく言ったもの、、もう、私、ここで帰ってもいいわ、、ホンマかい! (笑)
言うてもまだ11時前
一心不乱に登ってきたので、お昼にはちょっと早い、、ヘロヘロですけど、、(笑)
とりあえず尾根まで上がって、江股の頭を極めに行く。
1226mのピークまで登りきらずに、少し手前を、トラバース。(^^ゞ
あ、アケボノ!
アケボノツツジが花を数輪つけている
ショボイけれど、これで最後かもしれんので、かまわず接写しておく。
尾根道を西進してたら、ツツジの岩場を発見!
でも、あのピンク色はミツバツツジだろう、と思う。
が、一応、撮りに行く。(笑)
岩場からは桧塚がよく見える、こんなに近いんだぁ、、って感じ。
その後も時折、ピンクが呼ぶけど、ミツバなので知らんぷり、、、あ、ワチガイソウ!
Mちゃんが、足元の小花を見つけてくれた。<(_ _)>
傍らにはミツバツチグリもある。
最後を登りきって、江股の頭
11時40分
着きましたぁ〜 ヽ(^o^)丿
何事もなかったかのような平穏なピーク
三角点にタッチしたら、倒木に座って昼にする。
食べているとオジサン登場、、聞けば、野江股谷を遡行してきはったらしい。
えっ、毎年ここに来てるって?
そういう人もいるんだねぇ、、(笑)
食べ終わったら、来た道を戻って、白倉山の方へ行く。
白倉山は過去にも踏んでるので、今回、特に拘ってないけれど、どっかでもっとツツジが見たい。
見れるまで行く?、、とか話しながら。
朝、トラバした道を尾根芯に沿って歩くと、ピンクがバンバン目に入る。
どうやら南斜面に花が多い。
でも、残念ながらどれもミツバツツジ
アケボノの方が色が淡いからね、と、さも知ったようなことを言い、、)^o^(
あっ
でもほどなく、ショッキングピンク色したアケボノツツジが見つかって、、(笑)
それ以降、ピンクを見ては駆け寄って、可能な限り崖っぷち
覗き込んでは騒いでる、、やれやれ。(笑)
崖ばかり追っかけてると、足元に花びら、
見上げればアケボノ。
おぉ!
頭上注意とは、このことか、、(笑)
シャクナゲジャングルを越え
ちょっとおっかない岩場にさしかかったけど、北側をクリアー、、してしまったら花が見れん!
しゃぁないなぁ、、と、岩場に登って、、
そんなことをやってるんで、結構、時間くってます。(笑)
白倉山から戻ってきた人とすれ違う。
あと、どのくらいです?
まだかなり先らしい、、着いたと思ったらまだ、って感じで、予想以上に遠いんだとか、、
どうしよう?
戻る?
だって、どうせ戻るんだもんね。(笑)
引き返しながらも、見残していたアケボノツツジや、満開のムシカリに飛びついたり
結構、遊ばせてもらってます。
ようやくP1226まで戻ってきて、最後ぐらいはピークを踏もうか。
(実は、こっちに向かう時も、ピークを回避して南に巻いたんでありました (^^ゞ)
ピーク手から、白倉、古ヶ丸山の稜線が、チラッと見えたけど
P1226は何もない藪ピーク
これで思い残すことない、、と右に折れ、ナンノ木平まで一気に下る。
下り出すと、ビュンビュン飛ばすMちゃん、
待ってぇ〜 (^O^)/
ナンノ木平のミズナラに挨拶したら、来た道を辿って登山口まで
意外とスイスイ下りてきた。
ただ、朝は気丈だったGPSが、なんでかここに来て誤作動の連発
ピーピーピーとよく鳴る。
その都度、軌跡はブチ切れで、
ピーと鳴らんか、ヒヤヒヤしている私のハートもブチ切れだわさ。
ようやく沢音がして、やれやれと思ったのに、最後が例のゴロ石&落葉の急斜面、そうでした、(^^ゞ
足にくるぅ〜
野江股の頭
ただでは帰してくれない、聞きしに勝る秘境の山でありました。