【冠山〜平家平】

標高1732m

月20日(火) 快晴

チー単独

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 平家平 

住友フォレスターハウス600−林道終点643−ナスビ屋敷755−一の谷越900(昼35)−冠山1015−平家平1111(15)−住友フォレスター1350


昨日と同じ新居浜に泊まり、早起きしてR47をクネクネ上がる、、
昨日と違うところは今日はソロ

ミツはアッシーで、登山口の住友フォレスターハウスまで送迎してくれるだけ。
シティーボーイは都会がお好きか。
いや、軟弱なだけ

まぁ、独りなら尾根まで上がって戻るも良し、、気楽なもんだ、、
でも、お迎えにはゼッタイ来てや、(^.^)/~~~



本日定休の住友ハウスの構内に、ズカズカと入り込み、え〜と遊歩道はどこだっけ?
ふと足元にキレンゲショウマが満開!
うぉ〜

しょっぱなから幸先よろしく、、しゃがみ込んでは無心にカメラを、、ブンブンブン、アブが飛ぶぅ〜♪
アブない、アブおる…(意味不明)



まずは冠山を目指す。
遊歩道に入り表示に従い、急坂を登ると林道に飛び出して、沢道は崩落キケンなので、そのまま林道を行く。
ここがまぁ、虫多し。

さっきからずっと顔に纏わりついてきて仰ぐ手も怠くなってきて、、観念してネットを被る。
まさか、今日一日、これだったりして、



ノリウツギや、ヒヨドリバナがこぼれ咲く未舗装林道から、時折、平家平の尾根が覗く。

あっこまでかぁ、しれてるなぁ、、
と、思う時もあれば、あの尾根がめっちゃ高く感じる時もあり、、(実際にはずんずん近づいておりますが)



虫に追っかけられたおかげで?セカセカ歩けて、林道終点に45分たらずで到着。
そして、ここからが山道になる。

いわゆる樹林帯で、昨日と同じ木橋の連続、ただ、昨日のよりも朽ちた橋。
それを、おっかなびっくり通過して、、

たまに、朽ちすぎてて、どう足掻いてもよう渡らん橋もあり、そういう時は迷わず下におりて渡渉。
(というほどオーバーなものではないが)

 


道はずっと平家谷に沿っていて、急ではないし、風が谷から吹き上げてきて涼しいし
不思議なくらい虫も消えまして、

ミツもこっちの山の方が楽だったかも、、



支谷をいくつか越す度に、花もポロポロ咲いていて
モミジガサ、クサアジサイ、ダイコンソウ。

昨日と同様、所詮は藪の花なので地味ではあるが、すぐ近所の昨日の山とは趣の違う花が咲いていたりして
なかなか興味深い。



林道終点から1時間強歩いたら、さすがにお腹も空いてきて、、はてどこかで何かを、、と思っていると
だだっ広い広場に出て、その石垣の手前に「ナスビ屋敷」と書いてある。
あぁ、ここですか。

傍らには「カタクリ」云々とか記してあって、、でも時節柄、探す気などサラサラないが、、(笑)



ナスビ屋敷を越えると途端に道が怪しくなる。


所々のテープに用心しながら緩急を繰り返して登っていく、、ここへきてようよう山登り、って感じ。
後で軌跡を見たらグニョグニョなので、まぁ、それだけジグザグだったのか。

あまり覚えてないけれど。(^^ゞ


ブナ林がきれいだなぁ、、と見惚れていたら、ふっと傾斜が緩んで分岐に着いた。
ここが一ノ谷越



笹ヶ峰と、これから辿る平家平との分岐。
ちょっとここで小休止。

まだ9時だけど、おにぎり食べます、、朝も随分、早かったのでね、、(^^ゞ



冠山に向けて歩き出す、、間もなく樹林帯を抜け、辺り一面の笹原になる

もうちょっと刈ってくれたら助かるのに
と、バッサバッサ威勢よく、扱いで渡るが、ふと気がつけばズボンがビッショリ!
あらぁ、、

笹に滴る朝露が通る度に足にあたる、、まるでズボンで拭き掃除してるみたい
グッショグショだべ。

こりゃ適わん!



ふと目を上げれば正面に岩の塊、、あれが冠山でしょう、、というのは一目瞭然、
振り返れば、笹ヶ峰へ延びる嫋やかな稜線、それの手前はちち山か。

見渡す限りのグリーンの絨毯。
いやぁ〜凄い!

おかげで笹扱ぎしていることなどぶっ飛んで、でも、気がつけば笹の海をバッサバサ
冷てぇ〜



冠山へは、岩稜の裏側から回り込むように登りつめる。
無事登頂!

左手には昨日の山が壁になってる。



そういえばどこかに「平家平までかなりの笹扱ぎ」、、と書いてあったのを思い出す。(^^ゞ
ってことはまだ続くのかぁ、、

もうすでにビショビショなので、雨具を着けるには手遅れ
だけど、とりあえずスパッツだけでも着けとけば、露が靴に入るのを防げる。

これでよし!



所々、笹が深くて胸まで埋ったり、強引に濡れ笹を突っ切ろうと滴をまともに被ったり、、なかなか楽にならんのだけど、

それでもしばし足止めて、、景色だけには見惚れてる。
振り向きざまにも、しょっちゅう。(^^ゞ



ウエストポーチもびしょ濡れだけど、デジカメだけは濡らせんので、大事見て、ビニール袋に入れまして、
それを写すたびに、ポーチから取り出して、ビニールからも出して、
写真を撮ったら、またビニール、ポーチと仕舞って

これが、なかなか面倒くさい。(笑)

高知方面  手箱山 筒上山 伊予富士 

笹っぱらの炎天下!
でも、もしかこれ、一生もんの景色かも、と思えば暑さもぶっ飛び、



時間もぶっ飛ぶ、、

たまに涼風が吹いて、炎天下の割には涼しかった、、ような気もします、(^^ゞ



そんなこんなで平家平に11時10分
コースタイムより10分遅いが、ま、こんなもんでしょう、、

しばらくここで、まったりします。



しかし、誰も来まへん。

こんな良い天気で、この展望、、これを独り占めしてるワタシ、、
もったいない。(笑)



ぼんやりしてたら、さっきガスに巻かれてた稜線が、ちらちら見え出し
あの最奥は、もしかしたら石鎚山?
こっちは剣山方面だよね。

まぁ、好き勝手、言ってなさい、、ってか。(笑)



しばらく遊んでも誰も来ないので、11時25分、下山開始、、


平家平から先は、みごとに笹が刈られてて
まさに大道!

この半分でいいから、ここより西も刈っていてほしかった、、と思うのは私だけではない筈だ、、(笑)



緩やかに下って、一度だけ小さなコブに登り返し、再度下ったら、下山ポイント
ここにジャスト12時。



後は巡視路を辿るのみ。

樹林帯に入ってこれでもう安心、、
とジグザグに下って、この調子だと、かなり早めに下山できそう、とルンルン気分で沢まで下りて、、

後は沢沿い、、かと思いきや、
巡視路は意外にもトラバースしながら、尾根へ尾根へと延びていく。

ほんまにこっち?



訝りながらそれに従い、やがて稜線と合わさって、それを下れば、住友フォレスターの敷地内。
あ〜やれやれ



さすがに疲れた。
最後は足が重かったけど、どうにか無事に13時台に下山できた。

下山は14時頃になると言っていたから、花でも見ながらゆっくり待てばいいだろう
でも、ここまで下りれば、やっぱり無視できない虫の数、、

14時15分、ミツ到着。
ちょっと遅刻。

そうなんよ、突然、ナビがあらぬ方向を指したんで、、

マジっすかぁ?
だって、この道、昨日から何度も通ってますやん。

と言いそうになるのをグッと呑み込み(言ったかも?)
珍しく、気を利かせて買ってきてくれたスイカをムシャムシャ、美味しい〜

え? アンタも食べるん? (>_<)ゞ



【出逢った花、一部抜粋】

イヨフウロ ソバナ ハガクレツリフネ



レイジンソウ キレンゲショウマ ヤマハッカ



オトギリソウ リョウブ ミヤマタニタデ



ホソバシュロソウ イワタバコ ギンバイソウ