用が済んだらとっとと下りて、朝ごはん!
今日は下山のタイムリミットがあるので、そう、ゆっくりしてられません
とかいいつつ、しばらく余韻を引きずって、タラタラと小屋に戻ってきまして、、(^^ゞ
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笠ヶ岳 槍穂 |
剣ヶ峰 富士見岳 |
朝食をいただき、お弁当まで作ってもらって、7時10分に出発。
昨日とは打って変わって、穏やかな朝。
悠々自適のスカイラインだぁ〜
北進すると西に雲海、、彼方にうっすらシルエット、もしや白山でしょうか?黒いんですけど、(笑)
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烏帽子岳 |
シルエット白山? |
背後の剣ヶ峰が、みるみる小さくなっていく。
行く手には槍穂が象徴的で
平湯からの一番バスが、早くも上がってきたようだ。
表示に従い、ガードレールを跨ぎ、県境稜線の登山道へと入っていく。
一面のハイマツ帯
隠れるように低木のツツジ科が色づいてたり、色とりどりの実をぶら下げてたり、、
下ってくれば、もう、展望なんてなくなると思っていたが
なんのなんの、ずっと展望。
登山道もくっきり見えている。
手前の丸山を巻き、次のデカい硫黄岳も傍まで登って巻くのかな?
ナナカマドが赤い実をたわわに実らせて、
振り向けば、朝のスカイラインが、もうあんなに高い。
ハイマツと草紅葉の中を縫い、硫黄岳が近づけば、笠ヶ岳が正面になり
そして眼下に平湯温泉が見えてきた。
まだまだですけどね。(笑)
硫黄岳を過ぎると、再び槍穂が現れて、何度も何度もカメラを向ける
昨日と違い、今日はずいぶん靄いでて薄い。
急な下りもクリアーし、結構まじめに歩いたので順調なペースです。
コブ一つを越え、湿地帯の鞍部を抜ければ、正面に金山岩が聳えてる。
この辺り、昨日の強風から免れたのか、紅葉が素晴らしい!
何気に振り向き、おぉ、乗鞍だ、剣ヶ峰があんなところに尖ってますやん
めちゃカッコいい!
そしてようよう権現社、祠のある広場です。
右に「白骨・十石山」の道標が立ってるが、酷い藪だし辿るの大変そうに見えるけど?
15分間のコーヒーブレイクは時間厳守。
しばし乗鞍を眺めてボーー、
ここから先は、幾分急で滑りやすい下りが続く。
でも、ちゃんとステップが切ってあったり、ロープもあるしよく整備されている。
この辺りで単独の男性とすれ違った。
昨日は暴風で大変でしたと伝えても、そうでしたかと不思議顔。
下界は、そうでもなかったの?
この方が、この日、登山道で出会った、唯一の方でした。(笑)
その先に水場
表示に登山道から55m下ったところで涸れることもあると書いてある。
この辺りまでが金山尾根。
そして平湯尾根になって、傾斜が緩んで、
さらに下って、僅かに登ればガレ場に至り、ここで再び槍穂と巡りあう。
焼岳がもう、あんなに高いんですね。
背後には十石山も見えている。
そして樹林帯になる。
標高2000m辺りになると、紅葉もちらほら見られるようになったけど、
ボリューム的にはイマイチか。
右に折れれば「白猿ヶ池」
ここは、なかなか雰囲気が良い。
ユニーク木や、僅かに残る紅葉を拾い集めて、
スキー場上部に11時45分
ここに12時なら大丈夫と思っていたので、我らにしては珍しく良いコースタイムである。(笑)
後はゲレンデを下るのみ、
ヤッタネ!
しかし、侮れないのがスキー場。
当然、道標などはなく、草原をチマチマ下るのだけなのに、浮石が多いし、とてつもなく長い。
はたまた工事で道が寸断、、あ、そこ、道とちゃいます。
ホンマや。(^^ゞ
地図には所要時間1時間15分とあり、そんなにかかるかなぁ、と思っていたけど
ひたすらゲレンデ歩きが続いてふと、足元にデカい糞がポトンポトン、そしてクマ注意の看板、、6月には目撃情報もあったと、ボクそれ覚えてるわ、、
マジですか!
極めつけは草むらでカサコソと音がする。
ひえぇ〜〜 \(-o-)/
亭主なんか放り出して、もう一目散!(笑)
危険エリアを命からがら突破して下界の駐車場が見えてきても、まだ気もそぞろ、、こわ〜い
何気に目を上げ、あれぇ?
草原で無心でお食事している羊さん
あのカサコソは、もしや、これだったのかな?(笑)
ついに車道まで下って来まして、
フェンスを越えて、お食事処をスルーして、トンネル潜ってしばらく行くと、ようよう右手に平湯温泉バスターミナルが見えてきた。
やっとホッとの平湯です。
まずはトイレか、それからお昼、、どこか、お弁当が食べれるところを探そう。
でも、バス待ちタイムが、まだ1時間以上もありますからね。(笑)
足湯もあるし、お土産も買えそうだし。
高山で、高速バスに乗ったら爆睡やろなぁ、、