【三瓶山】

標高1126m

11月05日(火) 快晴

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 男三瓶山 

定めの松(西の原)815−営林小屋跡840−子三瓶山1005(10)−孫三瓶山1055−太平山1150(10)
女三瓶山1230(昼20)−男三瓶山1400(10)−定めの松1530


ついに、念願の三瓶山にやってきた。

前日移動日は雨にたたられ身動きとれず、少々早めに麓の宿に着いたので、周辺をドライブ。
山麓道路を一周して、最後に来たのが「定めの松」
由緒正しい名所旧跡のようで、

ここから登ろう!
ようよう明日の登山口が決まり、ホッと宿に戻って寝た。



一夜明けるとまぁ、みごとな快晴で、下見のおかげで登山口にも一番乗り〜(^O^)/

かと思いきや、すでに2台ほどが停まってて、支度してたら数人が、バタバタと発っていかれて、
私らも急いで出発、広大なススキ原へと入っていく。



足元には秋の花が咲き残り、今年はホント、いつまでも暖かかったと実感する。



30分弱で造林小屋跡の分岐に着いて、この先、北の原への自然歩道は通行止めになっていると確かめ
私らは右折し扇谷をつめていく。

未だ薄暗い谷筋のモミジはまだ青いけど、左手、男三瓶の山肌が鮮やか。

高度を上げれば、稜線も望めるようになってきて、
青い空にモミジが映えて美しい。



つづら折れに登っていくとポンと分岐に飛び出して、傍らにはベンチ。

ここは四辻で、直進すれば室の池 左折すれば男三瓶に行くこともでき、
私らは右、子三瓶山を目指す。



稜線に出れば日だまりで、ポカポカと暖かく、道端には菊の花が咲き乱れ、紅葉のトンネルを潜っては、振り向きざまに見る男三瓶山
真っ赤じゃん。

その右は女三瓶山
山頂にアンテナ群が林立してるので一目瞭然、すぐに分かる。

擂鉢状になってる火口原の室ノ内も赤く色づき、
もう、めっちゃ嬉しい!



小さなコブを越えると、正面に子三瓶山が望める。
こちらは笹の山らしい。

振り向けば男三瓶が、どっしりと睨みを利かせてる。



スタート地点の西の原をチラ見しながらグングン高度を上げていき、やがて女三瓶山と同じくらいの高さになって
まもなく、それを追い越して
さらに高度を上げていけば、ススキたなびく稜線分岐。

右に折れてすぐの所が子三瓶山、標高961m
今や育って、母親の女三瓶山よりも、数メートル高く成長したんだ。(笑)



一面ススキ原の彼方には、雲海が広がっていて、初冬ムード満点。
ただ今日は、とても暖い、、(笑)



南東の孫三瓶に向け激下る。

眼下、笹原の十字路は風越か、、そこから室ノ内へ下れば早々とリタイヤすることもできる。
しないけど、、(笑)



暖かな日だまりの風越を過ごし
背後の子三瓶に見守られながら、孫三瓶に向けジグザグに高度を上げていく。
距離は短いけど急登。

ふり向けば子三瓶、その隣には男三瓶山、、孫にすれば近寄りがたいほど威厳に満ちたお爺ちゃん。(笑)
おばあちゃんの女三瓶は心配そうに孫を見守る。



登りきって孫三瓶山山頂
右に少し行ったところにベンチが置いてあって、、こういうとこには必ず座っているミツ。(笑)
あぁ、休憩する約束やったね。



小休止して、先へ向かう。
まずは鞍部の奥ノ湯峠まで下り、女三瓶の手前の大平山へと登り返す。

孫三瓶から下りながら女三瓶山を見上げれば、、おばあちゃんが、早くおいでと呼んでいるような、、(笑)



孫三瓶の先は樹林帯になる。
カエデの紅葉、クロモジの黄葉、、どっちを向いても色とりどりで、テンションがアップアップ。

ミツはとっくに行ってしまった、、お腹すいたんかしら? (笑)



モミジの間に山が覗き、
こういう景色はここしかないと思えばなお更、あっちこっちのモミジと遊ぶ。

正面に太平山のベンチが見えてきた、案の定、ミツがそこに座ってボーっとしてる。(笑)



お待たぁ〜 と、広場に飛び出して、、、お、おぉ!

そこには、なんと、もの凄い眺望が待っていた。
あらまぁ、、



こんなもんが見れるのに、いったい藪で何やってるんよ、、と思ってた、、あはは、確かに、、(^^ゞ

太平山ってほとんど意識していなかった、、こんなにすごいロケだったとは、
もう、ずっとここで眺めていたい。



ここから女三瓶までは30分弱なので、一気に登ってお昼にしよう、と行きかけて
すぐのところに室内展望台の表示。

まずはそちらに立ち寄って、ガラス張りの展望台の前からの展望を見ていこう。

ここまでスキーリフトでダイレクトに上ってくることもできるので、
こういう設備が整っている。



女三瓶に向け、ジグザグに登る。

さっきの延長で、この辺りは遊歩道、、その階段道にもモミジがびっしり、、絨毯みたい。
ついさっき散ったばかりの葉もあるようで、、



次第に展望が開けてきて、今ちょうど、子と孫が、仲良く並んで見えている。
婆ちゃんは、毎日あれを眺めてるんや。(笑)



凛々しい男三瓶山が、妻に肩を貸してくれている優しい姿に見えてきて、
さっきの大平山が慎ましやかに佇んでいて、、
え? 考え過ぎかも。(^^ゞ



女三瓶山12時半。

アンテナが林立している女三瓶山
さすがは女性、、飾り物でいっぱいだ、、と、ミツがみごとに言い当てる。(笑)

山頂のベンチに座り、宿で作ってもらったお弁当。
固く握った塩むすび、中身は梅、カツオ、昆布の三種類、、めちゃ美味しい、、私は一個しか食べられないけど、(^^ゞ



反対周りで到着されたオジサンにベンチを譲って、いよいよ男三瓶山へと向かう。

モミジの間に男三瓶を見上げる。

手前から順に兜山、ユートピア、犬戻し、そして山頂と連なっていて
ここに来て、男三瓶のスケールが分かる。

威風堂々と凛々しい男三瓶、、さすがは男! って感じ。(笑)



女三瓶から男三瓶への道は、変化に富んでて有意義だ。

まず鞍部に下り、わずかに登ると兜山

そこからユートピアまでは、ちょっと急な登りになるが、その間ずーっと好展望で、とりわけ室ノ内のモミジが圧巻。
いや、女三瓶も赤い、向かう尾根の色も負けてない。



紅葉に包まれながら、ユートピアまで登ってくると傾斜が緩み、ススキがたなびくようになり、
でも、道の方はガレてきて、犬戻しが近いことを思わせる。



犬戻しは直接、登るのではなくて、横から覗きこむだけかな?
覗かずに、行ってしまう人もいる。(笑)

犬戻しの向こうに、山頂の展望台が見えていて、
ここまで来れば、もう山頂はすぐそこ!



登りつめると一面のススキ原

四方八方に道が伸びてて、一角に真新しい避難小屋が見えている。

木の香りのする小屋に近づき、そっと中を覗いてみた。
いつかここで、シュラフに包まり寝てみたい、、(^^ゞ



展望台の案内板には、日御碕、出雲大社まで記してあるが、今日は霞んでてよく見えない。
展望が利けば、隠岐島や、大山までも見えるのだろう。



男三瓶山 14時

予想に反して男三瓶山頂は、広大なススキ原。
他所には、あんな荒々しい姿を見せておきながら、実際にはこんなに嫋やかな原っぱだなんて、全く想像つかなかった。



10分ほど居て、下山開始。
まずは広大なススキ原を抜け、途中からは左に子三瓶を眺めながら、眼下の西の原に向かって一気に下る。
そのスケール感、高度感は最高だ。



オバサングループが追従してきてると思ったが、途中から声がしなくなった。
きっと景色に見惚れてるんだ。



やがてカラマツ林をジグザグに刻むようになり、そうなるともう単調で、
こういうのを最後に回して正解だったと思ったり、(^^ゞ



朝の分岐の造林小屋跡に15時15分
後は、あの広大なススキ原を、駐車場に戻るだけ。

見あげれば男三瓶山、
よっ! って声を掛けたくなるほど、親しみを覚えてる。



駐車場に15時半。
予定通り、16時までに下山できて良かった。

この先、高速に乗るまでも遠いから、とりあえず中国道に乗るまで頑張り、それから夕食を考えよう。



【出会った花・抜粋】

 リンドウ リュウノウギク  カワラナデシコ 


イヨフウロ  ツリガネニンジン  ヤマボクチ