5時過ぎに家を出る、始発の長浜行快速に乗るために。
快速いうても京都からは鈍行なので、そういうことに慣れてないしろくまさんは大そう、苛々してるかも?
かくいう私も、うっかり10両目なんぞに乗ってしまい、米原で前4両以下を切り離すというアナウンスが流れて、急きょアタフタ。
長浜駅で、しろくまさんとめぐり会う。
良かったぁ〜
余呉って何にもないとこですよ、、ええ知ってますとも。
こう見えてもわたくし、嘗て余呉伝説に嵌って、通いつめた時期もある。(笑)
今日の登山口は湖畔ではなく、最初の分岐を左折して川を渡り、路地に入ったところ。
しろくまさんは前回もここから登ったようだけど、時は真冬、なんと賤ヶ岳までスノーシューだったそうな。
それはそれは、、
私は桜の咲いてる頃だったかな、、
昔話に興じながら斜面に取り付く。
最初は急でも、すぐに緩くなり、ほどなく余呉湖畔からの道と合流、
私は以前、そっちから取付いたんだと思い出す。
今は秋、紅葉の彩りが美しい。
まもなく大岩山の砦跡。
ここに秀吉側に味方した中川清秀の墓がある。
賤ヶ岳といえば七本槍、秀吉と柴田勝家が織田家を二分する戦をした戦場。
猿ヶ馬場とは、その名も羽柴秀吉が、佐久間盛政を追撃した場所だとか、、
269mの三角点を過ごし、さらに南下。
以前の感じでは結構な藪山というイメージだったが、こうして晩秋に再来すると、雑木林の多さに驚く。
車窓からはイマイチだった紅葉も、2〜300m登るだけで、ちょうどいい雰囲気になってきて、遠路はるばる来て正解だったと小躍りしてます。
10時頃になるとそろそろ日差しも増してきて、雑木林をひと登りすれば賤ヶ岳
懐かしい山頂にたどり着いた。
右手眼下に余呉湖がバーン
行市山がその辺ですよね、、と言われて、あ〜そうだっけか、、(^^ゞ
その左には、乗鞍岳など高島トレイルの山が並ぶ。
右手に覗くあのピラミダルな白い山は蕎麦粒だと、、
山頂ってこんなに広かったのねぇ。
前に来たのはもうかなり前で、ほとんど記憶にないけれど、南端から琵琶湖に長浜、今から向かう山本山まで覗いてて
ここで出会った人に山本山への縦走路もええぞ〜と、勧められたのを覚えてる。
さっきまで見えていた小谷山の背後の伊吹山が雲に隠れて、
リフトで上った人がどんどん溜まってきたので、私らは山頂を辞し、階段道を下って先を急ぐことにした。
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小谷山 |
右手眼下には琵琶湖の北端
左には木ノ本町の田園風景が広がり、ずっとこういう景観が続くのかと思いきや
意外にあっさり樹林帯、、たまに景色が覗く程度になってしまった。
それに反して異様に多いのが、三角点とエスケープルート。
三角点もほとんどが藪なので、見つけに行かず見送ってるのもあるけれど、こうエスケープが多いと、いつリタイヤしても可笑しくない。
ヨカッタですわ、一緒に来ていただいて、独りだったらもうとっくに下界にいたかも、、としろくまさん。
それって喜んでいいんかい?(笑)
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奥は小谷山 |
呉枯ノ峰 木ノ本町 金糞岳 |
賤ヶ岳から1時間ほどで磯野のピーク
左折20分ほどで城跡と記してあるけど、トレイス薄い藪なので、行くのをパスして、少し早いがここでお昼にする。
予想してたが、賤ヶ岳以降、ベンチが一つもない。
ま、その辺に座れば、、
特に迷いそうな道でもないのに道標がとても多くって、ただ、後何キロを示す数字がデタラメ、
さっきから数が増えたり減ったりしてる。
意味わからへん。(笑)
嬉しいことに磯野を過ぎた辺りから、天気が安定して晴れ間も多くなってきたので
そうなると撮影に忙しい。
さっきまではタカノツメなどの黄葉が圧倒的だったのに、ここに来てイロハモミジの赤が際立つ。
これは、なかなか見応えがある。
紅葉の隙間から、山本山が覗いてる。
現在地を確認すると、右下がすぐ琵琶湖なのに、哀しいかな全く見えない。
ちょっと伐採してくれれば良いのに、、
ここはモミジで、気を紛らわそう。(笑)
この辺りはちょうど古墳群で、至る所に説明板が立っている、
古墳にコーフンする人もいるのか、
だから、そう易々と伐採できないのかなぁ、、
天気の回復に伴い、色の方は凄まじく艶やかになってきて、
嘗ては湖畔の片山集落の通学路だった峠越えの分岐を過ごすと、山本山がいよいよ近づき
さぁ、これさえ越せばの激登り。
もう、山頂まで僅かとは思うけど、ここにきてふと、伊吹山が覗いたり、湖北の山、はたまた竹生島が垣間見えて
ハタと足が止まってしまう。(笑)
そしてついに、山本山山頂。
え、ここなの?
山本山の山頂は山本城の城跡で、本丸跡は樹林帯、、その先、二の丸跡まで進んでようやく開けた広場になって、
琵琶湖側にベンチがいくつか。
展望は、こっち側だけみたい。(笑)
正直、せっかく遠路はるばるきてこれかよ、、ってな気もするけど、
トータルでみれば、ま、色々楽しめる縦走だったか。
柵を止まり木にしている赤とんぼに遊んでもらって、じゅうぶん休憩できたので、そろそろ下山。
15時ジャストの「こはくちょうバス」に乗るために。
真っ赤なイロハモミジに別れを告げて、右手の急階段を下っていく。
これがめっちゃ急!
丸太は滑りやすいし、ゴロ石も多いし、所々崩落してるし、、
ズルッ うわぁ〜
滑ったって傾斜が急だけに、大したことはならんけど、(笑)
急斜面を下りきったところにフェンス。
それを開けて外に出て、少し下れば眼下に神社。
ここが山本山の登山口。
バスが来るまで10分ほどある。
稜線ではなかなか見えにくかった伊吹山が、すぐ傍に構えてる。
朝は薄っすら冠雪してたが、この暖かさで解けたみたい、、
水鳥センターからのミニバスは、ほぼ満席状態で、車内は大鷲を撮ったかどうかで盛り上がっている。
それを聞くとはなしに聞いていてふと、傍の遮断機が閉まって、、電車がツー
あれ、もしか、15時21分の新快速に乗り損ねたか?
まぁ、待ってたら次のが来るでしょう、、いうてもここでは次の電車まで、1時間待ち、なんですけどね。(笑)