【扇形山】

標高1052m

11月30日(土) 晴れ

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 扇形山 

駐車地820〜河分神社〜廃屋850〜鉄塔伐採地942〜扇形山1025〜伐採展望地〜次のピーク〜伐採地11:00(昼30)
山頂1145〜松葉山分岐1141〜小南峠1256〜小南隧道1305〜松ヶ茶屋跡1353〜駐車地1451


いつものように橿原で拾っていただいて、一路、黒滝村へ。

日の暮れの早い時期なので、お手軽な山がいいよね、、と選んだんだけど
前日までの冷え込みで、山はどんなことになっているやら



商工会の駐車場に停めさせてもらい、向かいのトイレをお借りする。

黒滝川沿いに車道を南下、
河分神社の右の道に入ってしばらく進むと再び分岐、ここも右にとってさらに進むと、最終民家、
柵沿いの小路から植林に取り付く。



確か、廃屋の前を通るはず、、と、Mちゃんの記憶を頼りに、
あ、廃屋だ、

庭先を横切ろうとして、あれ、軒先に洗濯ものがぶらぶらしてる、
廃屋じゃないの?(汗;

慌てて返して、表示を見つけて進んでいくと、ああこっちだった、、という廃屋がありました、、ホッ。

民家  廃屋 


廃屋を見て、こないに喜んだのは初めてだったが、(笑)
そこからは一本道。

ただし、うんざりするような植林で、このまま山頂まで植林なのかと案じつつも
ふと、忘れ去られたような黄葉や、咲き残った花に目が留まったり、



ズルッといきそうな木橋を渡ったり、、と
刺激的ぃ、、 (笑)



その木橋もだんだん朽ちて穴ぼこだらけになってきて、そろそろ厭きたと思っていたら
左に「扇形山」の道標。

前はこんなものなかったとMちゃん、
直進は鉄塔道だが、そっちに進んでも山頂まで行けそう、、ま、ここは表示に従い左折。

すぐに沢、、そこの梯子は渡らずに、沢を渡渉した方が安全。(笑)



ここからは一転して雑木林、ただしすっかり落葉している。
また、地形が緩いので要注意

テープを拾って枝尾根に取付き、トラバース気味に登っていけば、やがて道に雪が混じりだし
傍らの雑木林が今、紅葉真っ盛り!

だけどまだ、日が当たってない、、チッ!(>_<)



諦めて倒木を跨ぎながら、さらに高度を上げていくと、ようよう視界が開けてきて
見晴らしのある伐採地に飛び出した。

傍らに鉄塔、、どうやら鉄塔のための伐採のようだが、おかげでポカポカと暖かく休憩するにはもってこい。
こんな鉄塔なら何本でも立ててほしい、、(笑)

行く手には目指す扇形山、左手には四寸岩山、、その奥に白い山も見えている。
大峰主峰は雪のようです。 



扇形山の尾根が高い
どう見ても激登りにしか見えない稜線を、観念して進んでいく。

再び植林
おまけに右からの冷たい風が頬をさし、さっきまでのポカポカはどこへやら。



植林と雑木のボーダーになっても一向に日は差し込まず、
寒いと自然と歩調が速まり、それと傾斜があるのとで、もう、ゼエゼエハアハア、、

途中で巡視路分岐と合流し、その先10分ほどで扇形山山頂。
あ〜着いた。

予想通りの藪山ですが、(笑)



まだ10時半。
こんな寒いとこで休憩したくないので、そのまま南下して稜線を辿る。

一個目のピークを巻いて、次の鞍部から尾根に乗り、さらに登っていくと次のピークに出くわして
真新し標識に「弘法大師の道」とある。



すぐ先の笹原からは、谷を隔てて、弥山・八経、、左の山影からは稲村と大日山もバーンと覗いて見えている。
スゴーイ!



あっちはマジで雪山ですやん。

しばらく展望を楽しんで、その先のピークまで足を伸ばしてみたけれど、もうそっちは植林帯
展望皆無だ、、、戻りましょう。

まだ11時、、
少し早いけど、このテラスのように暖かい展望地で、お昼にします。

いいよね道に座っても、きっと誰も来ないから。(笑)



来た道を返して山頂まで戻り、ここを右折し、周回するため小南峠へと向かいます。
ここにも「弘法大師の道」とある。

どうやら、この尾根を、弘法大師が辿られたようで、
すぐの所に鉄塔の伐採地。

ここからは、西の展望がパッと開ける。
素晴らしい!

ええもう、送電線さえ気にならないほど、、(笑)


左端には金剛葛城、二上山も双コブで、右には吉野の山を隔てて、音羽三山も見えている。
それの右はなんだろう?



ロケ的に、そう展望のありそうな山でもなさそう、、曽爾とか?
地図を広げて、あーだこーだ。



鞍部まで下ると、登りになる。

それは地形図からも予測できたはずなのに、まさか峠に行くのに、こんなに登っていいんかい?
ってな気もしてます、正直。(^^ゞ

でも、弘法大師の道だもの、悪いようにはせんだろうと、、勝手に解釈、、
しかし、やけに登っておりますが、(笑)



30分くらい登ると、次の鉄塔の伐採地。
ここのススキは茂ってて展望の妨げになっている、要するに、こんなとこまで草刈りには来ないワケか、、

ま、かろうじて見えております、北の山々、、あ、金剛山も樹間から、、



ホッとしたのもつかの間で再び植林、急登の始まり、

もう、Mちゃんは上を見ないと言っている、私も見ないようにしてるけど、見れば見るほど激登り、(笑)

しかも、登ったと思った先にまた急登!
こんな急登、初めてだ。

標高も扇形山より高くなっているようで、どんどん雪が増えてきて、気を抜くとズルッとなる。
アイゼンの一歩手前ってふう。

ストック頼りにワシワシ登って、ついにピーク
やっぱしここにも「弘法大師の道」とある。

弘法大師、、ヤリやがったな〜(笑)



休憩がてら、弘法大師の道を外れて、ちょっと南を探ってみたけど、そっちは若干、崩落していて、なかなか展望にありつけそうにない。

引き返して、さっきのピークから弘法大師の道を辿ることにする。

そう、これを下れば小南峠、

え〜 これ道か?
ってほど、ただの斜面は激下っておりまして、まぁ、雪のおかげでグリップは利くけど、、

なんで、こんなに!
って感じで、、、ほんとに弘法大師はザイルもなしに、これを下ったのかと。(笑)




まぁ、距離的には大したことなくて、下りきったら「弘法大師の道」
分かってますって!

その横に、小南峠ココ! と、マジック書き。

あ〜ここだ!
合ってたんやね。(笑)

合ってなくたって、もうゼッタイ! この斜面を登り返す気など、、ないんですけど、、(笑)



ここからは弘法大師の道とお別れして、

テープに誘導されてMちゃんに追従、、

しばらく下ると、崖下に林道が見えてきて、小南隧道南口に無事下山
あ〜やれやれだ。



後は林道を辿るだけ、、

まぁ、こういうとこが最も危険だったりする昨今

でも今回は、隧道が工事中で、工事車両も来てるようで、途中が崩れて行き止まり、、な〜んてこともない、、(笑)

現場の人はちょうど、お昼に出ていて留守なのか
人影皆無。

隧道内は工事用電燈が明々と灯ってて、エンジン音も響いてて、その中を恐る恐る、
くれぐれも重機やホースを蹴飛ばさぬよう、、



トンネルを抜けると、そこは雪道、、そして、左には金剛の山並み、、



植林が、やがて眩しい雑木になって、
セメント固めの法面を見上げては艶やかな紅葉に溜息をつく。

そんなことで、林道ごときで盛り上がっております。(笑)



ただし長いんですよね、、直線距離だと大したことはないだろうけど
ヘアピンカーブばっかしで、

ショートカットもできそうだけど、、ま、普通に歩いても着くでしょうから

松ヶ茶屋跡で休憩?

、、しようとしましたが、ちょっと無理ある、、
こんなおもろいモンがあった、、と、Mちゃん大喜び! (笑)



やがて、工事現場の人が昼食から戻られ、軽トラが上ってきたり、、
私らも道端でお茶したり、、(笑)



隧道から1時間半ほどで、金熊さんの祠、
やがて民家が現れて、朝の分岐と合流し、河分神社、、そして駐車地に14時50分
無事、戻ってきました。

長い林道歩きも工事中が幸いしたのか、車も通らず意外と有意義でした、、え? そうは見えない?
、、だろうけれども、、(笑)

扇形山?  金熊さん