【経堂の空】

標高427m

12月05日(月) 快晴

チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 経堂の空(東峰) 

上杉口BS915〜竜宮山1020〜善久寺〜民田BS〜経堂の空1233(15)〜雨森山1334(5)〜長原BS1508


以前、一庫ダムに行った時、雨森山が紅かったので、次はあれに登ろうと目論んでいた。

北側にある「経堂の空」からがオモロそう、
いや、さらに北の竜宮山から、、と、だんだん許容範囲が広まっていき
結局、見納めは藪山、

それはそれは壮絶な、藪漕ぎ紅葉狩りになってしまったのだけれど、、



能勢電の山下からバスに乗って上杉口へ、、乗客が数えるほどなら、降りたんは私だけ(!)

霜の降りた小路をとぼとぼ歩けば ペンションホテル こんなところにホテルとは!

チラ見すれど窓がない、、要するにラブホ?
営業中と書いてある
画像無し!


そそくさとスルーし次の分岐を右
なるべく良い道を選んで進むけれども眼を上げれば民家、、、あぁ、ここ私道なんだと引き返す、、

山へと延びる林道を見送り、左に折れてさらに進むと
これを行かなきゃいよいよ山から離れる、、ってなファイナルポイント。

エイヤー
とばかりに取りつく、、いうても作業道です、、まだ、この時は、、(笑)



それがいきなり薮と化し、大股小股でバサバサ漕いで、、ふと頭上には枝尾根のシッポ、
それ目がけて激登る。

笹は大して手強くないが朝露にぬれビッチョビチョ
冷てぇ〜


 何のこれしき!

尾根に這い上がれば 「正解!」と言わんばかりにビニール紐が垂れていて、
意を決してワシワシ漕げば、次第に傾斜が緩んで台場クヌギの展望地に飛び出た。

これはこれは。



雑木林は今を盛りと色づいて、川向こうには山並みも望める。
眼下のは千軒キャンプ場?



しばし燃える紅葉に魅了されつつ、ふと行く手に塞がる倒木
それを避けて強引に右の尾根へと上がる。

めっちゃしんどい、、けど楽しい、、変態!



やがて雑木林となり、ピークまで登りつめれば竜宮山、、
かと思いきや、枝にさがったプレートには 「十方世界」 と記してある 
意味不明ぇ〜



もうすでに尾根に乗っているので、竜宮山はすぐだろう、、と思い込みたいが
さっきからずっと藪で、踏跡も薄く見通し利かず

倒木跨いで、たぶんこの辺りが山頂、、というピーク
プレートなし!

まだかいな。

その先を左に取って、テープヒラヒラ地点に着けば、ようやくここに三角点。
着いた。

要するにさっきのが東峰で、こちらが竜宮山本峰というワケでした。
いやはや。



休憩する間もなく西進すれば、境界杭の尾根となり、、これを辿って下山、とも思ったが
左に谷へと向かう作業道、
これよ!

これが大マチガイ (笑)

まもなく倒木エリアになって、にっちもさっちも、
たまらず尾根へ、再びディープな薮となり、あ、でも、その藪の切れ間から景色が覗く、、

それ目がけて我武者羅に藪を掻き、、ようよう眼前に拡がったのが竜宮城!

とはあまりにオーバー なれど、まぁそれなりの光景、でございました。ヽ(^o^)丿

羽束山 大船山など北摂の山々


これを独り占めとは、もったいない。


ってな境地に浸っている場合ではなく
結局、そこからも藪漕ぎ、倒木、藪漕ぎ、尾根、藪漕ぎ、倒木、
ってのを繰り返し、、

たまに感動。(笑)



いよいよ樹林帯まで下ってきて、いつの間にやら作業道、、そして
ポンとお墓に飛び出した。


あぁ〜出れた。

寺の表に周ってみれば善久寺とある。

ぜんきゅうと読むのか、全休だったら休むのに、、、(゜゜?

そのまま下れば車道と出合い、すぐのところに民田バス停


ここから右の細道に入り、次の「経堂の空」へと進む。
もしかして竜宮山をパスすればスムーズにここに来れたか、、とも掠めつつ、、(笑)

ふり向けば、竜宮山が真っ赤!



それに見惚れて山麓道を、サクサク進んで、ふと、山に通じる小路を発見。

これか?

獣柵はずし舗装路を進み
何かの設備の先から未舗装になるけれども尾根はもうすぐそこなので
一気に登る。



かくして難なく尾根に乗り、明るい雑木林をルンルン辿れば、正面にポッコリ紅葉ピーク
あれが次の雨森山?

でもまだ「経堂の空」にも着いてませんので、、



気がつけば、あっちもこっちも紅葉だらけ、
まぁ、なんて所にいるのかと、呆気に取られてフラフラ登っては溜息。



急勾配を登りきったらP380
でも「経堂の空」は、まだ先のよう。

腹減ったぁ〜

と思ったら、もう12時を過ぎていて、でも何とか「経堂の空」までは!
と踏ん張っては笹を掻き分け、、
全く懲りてません。


竜宮山同様、「経堂の空」も双耳峰になっていて、西峰の方が標高が高い、

だったら東峰はもういいやん、、って感じ
でも、せっかく来たし、もう来ないし

再びせっせと漕ぎながら、次なるピークに

あぁ、ここですか。
プレートを見て得心し、とにかくここで昼にする。



経堂っていうんだから嘗ては経典とかが納められていたのであろう御堂、があったくらいの広場。



残念なことに展望が利かない、ま、頭上のモミジでヨシとする。
あ〜経堂の空やなぁ〜



しみじみとなりながらも、その先、手強そうなので、とっとと踵を返して下山

地図上ではすぐ下に林道が上がってきているようだが、よく分からないのでアテにせず、
西峰まで戻って、尾根伝いに下山

のつもりだったけど、ふと古道かな?

それにあっさり裏切られ再度の藪こぎ、、またかいな、
さすがの私もイヤになる。(笑)


ようよう枝尾根に乗ったけど、そこも根拠がないので見切りをつけて斜面をズズッと滑り降りて
藪からポン、いきなり林道に出た、、

びっくり!

そのすぐ先が四ツ辻で、「雨森山→」 と書いてある
おぉ、今日初めて見る道標。(笑)



その下に 「自然は大切、不必要なマーキングはやめよう」 と記してあったので、
もしかしたらテープ等は意図的に取られていたのかもしれない。


ここからは今までが嘘のような王道となり、ネームプレートで植物観察しながら
あっという間に尾根に乗り

右に北摂の山を眺めながら、雨森山までひと登り。



期待通り、雨森山もモミジの楽園
展望もあるし、、、しかし不思議なことに誰もいない、そういえばここまで誰にも会わなかった。



身に余る紅葉シャワーを浴びながら下山開始。

能勢妙見山 高代寺山 知明山   眼下 日生中央


少し下った先に、フェンス越しだが北摂の山が見渡せるビューポイントがあり
さらに下れば展望地の表示。

でももうかなり下ってきてるので、見えているのはせいぜい鉄橋ぐらいだが。

雨森山は「内馬場の森」とも親しまれ、よく整備されている。



下山してきて左に折れて、これまた一回、渡ってみたかった龍化吊橋を渡るべく川沿いを逆走。
それがなければ近くの千軒キャンプ場からバスに乗る手筈だった、、



結局、知明湖をほぼ半周し、てくてくと長原バス停へ向かう、
ま、15時台のには乗れるだろう、、