【とんがり山】

標高257m

月13日(金) 晴れ

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が とんがり山 

石倉峰相の里855〜登山口〜神岩(10)〜とんがり山1010〜大黒岩(5)〜鶏足寺跡〜峰相山1105
東展望地1120(昼45)〜駐車地1300


とんがり山
見る方向によっては、確かに尖がって見える。



そのとんがりが、たまらない!
ってなワケではなくて、同行するミツもそういう趣味、、のワケがない、

ではなんで、とんがり山なのか?

それはひとえに山から見る、かのノイシュヴァンシュタイン城 こと 「白鳥城」 に固執した、、
からに他ならない。(笑)




姫路西ICから下りて、ナビの指示を仰ぎつつR29を石倉交差点で右折
これでもかっ! てほど細い道を横擦りそうに左折して
北へ向かえば「石倉峰相の里」にたどり着く。

ただし園内への扉は未だクローズ
なので、手前のパーキングに駐車、、実はそこで正しかった。(笑)


支度して、今しがた車で来た道を引き返し、峰相山大池の手前を右折して園内へ。

左にとんがり山を仰ぎ見て
5分ほど歩けば、峰相山登山口に着く。



のっけから急登
喘ぎつつも、どんどん高度を稼いでいく。

ふり向けば、書写山の手前に早くも白いお城が見えてきた。
念願は、呆気なく叶うもんである。(笑)



尾根に乗れば、正面にとんがり山が尖って招き
背後には姫路港も霞んで見える。

うららかな春の日和、これでも展望はまだマシな方だろうと思う。



とんがり山ピークに近づくと、眼前に亀岩が立ちはだかる。

亀岩の上には、年中涸れることのない水溜りがあり、そこに生えた4本の稲穂を
崇神天皇が諸国に流布したのだそうな。

横から見ると確かに亀型
だが、そういう謂れの岩ならば、神が宿りし「神岩」と、崇め奉りたい気持ちもよく分かる。



神岩は、360℃の展望岩
しばし景色と戯れる。










おぉ、待ち人来たりた、、ほな行こかぁ〜 (笑)
 ※


登山口からまだ30分ほどしか経ってないので、休憩は先延ばしにして次へ。

え、何かご不満でも?



と、まもなく半端ない激登が始まる。
といっても、ステップもロープもちゃんとあるので登攀するのに支障はない。



そしてやがて、とんがり山の頂に立つ。



東側に少し下った辺りから、かのお城もバッチリ俯瞰!
ま、このくらい離れている方が幻想的でいい。



北に目を転じれば、雪山がいくつか見える。



東側には書写山や加古川方面、 南西には家島や小豆島も浮かんでいるのか。



ふと、先ほどの神岩に数名が上がって来てるのに目が留まり
休憩は次の大黒岩、ということにして出発。



大黒岩への道は、ほとんどが樹林帯で、
展望に足を止めるようなことはなく、、サクサク進む。

表示に従い左折すれば大黒岩
まさに大黒柱のような岩。



岩の前後に鳥居さんが祀ってあるけど、
登攀ロープは切れていて(意図的か?) 岩に登るのを諦め、手前の小岩で我慢する。
それでも十分怖いんですけど、、(笑)

よっこらしょ、っと ※


彼方の山の端に、雪山が見える、、方角的には黒尾山とか日名倉山か?



それの右には、笠形山、七種山、、そして何といっても伊勢山。

以前、伊勢山に行った時、こちらへ向かう分岐を見かけた。
でも、あっこからだと遠いよなぁ、、



大黒岩で休憩してから、なだらかに進むと鶏足寺跡。

峯相山鶏足寺といえば、かなり大規模な伽藍があったと伝えられるが
織田信長の命を受けた秀吉配下の黒田官兵衛が、一網打尽に焼き払ったという。

復元された寺跡に佇むと、地元の寺を滅ぼさざるを得なかった官兵衛の苦悩がよみがえる。

よみがえってる



寺の敷地復元現場



傍らの祠と五輪塔を見て、峰相山へ向かう。
峰相山も木立の中にひっそりある。



ホンマかウソか? 「書写山まで5キロ」 と書いてある方に進むと、東尾根分岐。

東尾根のP216をなだらかに下り、登り返せば東の展望地

最初の尾根からぐるっと周りこんできたので、とんがり山も神岩もよく見えている。
でも、ここからだとあまり尖ってない。(笑)



左の斜面からは、かの白鳥城が指呼の距離。



まさに、これかぁ、、、ってロケだけど

周囲のモロモロまでが、見えまくってて
これをノイシュヴァンシュタイン城とは、うーんうーん

なかなか呼べんで。((+_+))



まぁええ、とにかくこれで、一件落着。

心おきなく、城を俯瞰し、味噌汁ランチ。



かなりまったりしたけれど、誰も来ん、、あのグループは、いったいどこに行ったのか?



食事を終えたら、後はもう下界に下るだけ。
ただ、どうやらこの先がヤバいらしい。


ナビでも、かなり等高線が詰んでいて
さっきの鶏足寺跡まで戻り谷筋へ下る方法もあるのだが、、

まぁ、距離はちょっとだ、、このままいてまえー! (^O^)/



しかし、マジ、もの凄い激下り。
最初はロープも垂れてて、でもそれも今にも切れそうによじれてたり、

なんとか、P162の転換点までこぎつけ、
そこから先はしつこいシダ、、それの刈りたて、みたいなんでフッカフカ、、
道は見えんし、踏抜きそうで怖い怖い。


しかも、ロープなし、手がかりなしのただの激斜面
これをどうやって、、(汗;

遠くの幹に飛びついて、そのまま半回転して後ろ向きに飛び降りたり、
グリセード、、尻セード

ゲー ホンマにするんか! 尻セード。

やってもええが、ちゃんとマットくらい敷いてほしかった、、後が大変なんだから、、(゜、゜;



ようよう下界に下りてきて、獣除けネットの扉を開けて外に出たら
何事もなかったかのような石倉峰相の里、園内。



シナマンサク満開やねぇ、、疲れた、、(笑;