【熊山】

標高509m

月21日(春分の日) 晴れ

チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 熊山 

万富駅845〜龍神山955(15)〜経盛山(10)〜熊山遺跡・猿田彦神社1112(30)
熊山神社〜三角点〜大滝山1225(昼20)〜クレー岩(10)〜屏風岩上〜親水の森〜伊部駅1520



岡山県南東部の熊山
駅から登山ができるので、何度か候補に挙げたけど、
なんしかこういう山容で、、ご覧のように、めっちゃデカい!



最寄駅だけでも5つくらいあるし、登山道は脇道、林道、獣道と縦横無尽
山頂には古代遺跡
おまけに上まで車道が上がってきてたり、てっぺんには電波塔と
まるでプチ六甲!

これを一回で制覇する、、とは、けっして思わないけれど
ここだけは外せない!
というポイントを入れてたら、やっぱし膨大なルートになってしまって、、
計画の練り直し〜

で、ついに時間切れ!

で、いざ当日、

行ってみたら、まぁ、猛烈な暑さに辟易
ついにコース後半を断念し、それでも17キロもに及ぶメチャブリ山行でありました。(^^ゞ



万富駅から来た方向に線路沿いを進み、線路を渡ってしばらくで吉井川の弓削橋を渡る。
そのまま山裾を周りこむように進むと、登山口の八幡神社。



ちょうど日生から来られた「熊山はお庭」というオジサン二人に追従したので、
近道して来れた。m(__)m

今日は暑くなりそうやでと、被服調節してはる横を失敬し
神社脇から山道に入っていく。



歩きやすいが、のっけから急登、、それが緩むことなく続いているので
あっという間にフリース脱いで、ヤッケも脱ぎたい気持ちを抑えていたら、顔から火が出そうになった。

こんな日に登りにくる山ではないわけだ、、(笑)



標高262mの三角点を右から巻き、麓から300mほど登ってきたら、眼下に吉井川が開けてくる。
まずは龍神山へ。

近くで人の声がする。
南にせり出した絶景岩で、5人ほどが撮影会。

着いたばかりの私にも、撮りましょうかと、、

ありがたくカメラを渡し、その絶壁の先端まで行って、つと振り向こう、、とした瞬間
オヨヨ、目眩が、、(@@;)

危ない危ない
危うく、真っ逆さま、、でありました。(笑)



龍神山の山頂には崩壊しかけの祠、、以上!

ってな感じなので、皆さんが発たれてからもう一度、さっきの岩場に戻り
あっちこっちと見て回る。(笑)



大展望を楽しみたいが、なんしかこの天気、黄砂か、春霞か、、

ようまぁ、こんな日に来たもんである、、ほんまに!(笑)

吉井川河口方面   岡山 万富駅方面 辿った尾根


山頂から登山道を東進、、正面にはこれから向かう経盛山が立ちはだかってる。

それに向かって、しばし下り、登り返して尾根に乗れば、
展望の利いた砂地になる。



このまま経盛山へ、、かと思いきや、右に鉄塔分岐を過ごした辺りから、沢筋を歩くようになり
それが水の通り道だったりで、ジメジメと歩きづらい。

さっきの分岐は右だったかと後悔してたら再び鉄塔分岐に出合い
ここを左。

登りつめたら、鉄塔No211 の広場に出た。
ここが経盛山。

鉄塔ピークだけあって、展望もよく、、と言いたいところだが、、(/_;)
日が日なら、遠く大山まで望めるのだと、、

南 大谷山  北西 大山方面 


経盛とは平清盛のことらしい、、清盛ファンなら、ここは外せないポイントだが
紅白鉄塔以外、目につくものは石積み古墳ぐらいで、



早々に来た道を引き返し、さっきの分岐を左折。
再び、湿地帯のようなジュル道を行く。

泥んこで飛んだり跳ねたりしていると、林道と出合い、
ふり向けばその林道もジュルジュルでして、、まぁ、この一帯が湿地ということか、、

林道を横切ると、古墳や炭焼窯跡が続き、
再び林道と出合って
天然杉の方に進むと熊山遺跡にたどり着いた。


 風神山 石積古墳  鍛冶神社


熊山遺跡は奈良時代前期に作られた古墳とあるが
日本でも珍しい4段重ねのピラミッド

熊山一帯には、33ヵ所もの石積遺構が点在していて
さっきの経盛山や風神山もそれ。

もしかしたら、さっき私が蹴とばした石も、そうだったかも、、(^^ゞ



遺跡の先には展望台があり、テーブルとベンチもいくつか設置
数名が寛いではる。

でも、この景色だし、まだお昼には早いし、、
遺跡の東側の猿田彦神社を見て、先へと進む。



先ほどの天然杉分岐からすぐのところに熊山神社。
神社は見あげる石段上だけど、そこが熊山最高点なので、一応、踏みに行く。
あ〜しんど。



階段を下りて東進すると駐車場。

それを過ごし、車道をしばしで、頭上にデカい電波塔が見えてきた。
その裏に三角点があるので、そっちにも行く。
腹減ったぁ〜



ここでお昼もあんまりなので、もう少し頑張って、大滝山を目指すことにする。

この辺りは車道と山道が交錯していてややこしい。
分岐の表示もなく、オドオドする一幕も、、

こういうところはナビが要る。

再びさっきの車道と出合って、しばらく行くと大滝山の見晴台への分岐。



お昼はそこ!と定めて登ってみたが、
上にあったのは三角点だけ。

右には車椅子遊歩道が続いてて、辿ってみたら途中から下っていってる、、やめとこ。

さっきの見晴らせない見晴台に戻り、やっとお昼にする。(笑)



そこから先に進むと親水公園への分岐
ここが本日の下山ポイントだが、もう少し先にクレー岩がある。
そこまで頑張るぅ〜(笑)

防火道終点から先をいったん下って登り返すとクレー岩
これかいな?



ここも表示がないのであやふやだが、、試しに登ってみれば、
うーんなるほど!
展望ない日なりの展望がある。(笑)

入り江、、あれは海か?
ふ〜ん、なるほど、ここは気にいった! v(^_-)-☆



さっきの分岐まで戻って下山開始。
5分ほどのところに展望広場があって、、さっきクレー岩で見たような景色が眼前に、、

こっちで、ヨカッタんちゃう?



その先鬼ヶ城林道に向けて下りながら、、この辺りも展望が良いと上機嫌♪
熊山では見れなかった景色が見渡せて、

ただし道はザレザレで、プラ階段は朽ちていて、なかなかのもん、
おかげで人が、いないの?(笑)



ガンガン下って、ついに親水の森と林道との分岐に出る。
ここは迷わず直進。

この先がどうやら屏風岩上らしいので、そっちに行く。



でも、屏風岩を覗けるわけじゃないからなぁ、、とか思って登りつめると
なんと、その先にも踏跡が続いてる。

踏み跡と呼べるほどのもんではないが、
それで、屏風岩の突先に出れるんじゃないか、、と、興味津々。


シダを掻き分け
ダニさん来ないでよぉ〜 ってな状態で、たどり着いた突先は、
おぉ!

屏風岩、なんと、グロテスク!


ふり向けば、さっき下ったザレた尾根



もうこれで、思い残すことはないな、、と言いたいところだが、
屏風岩ってなに?

そう、私は屏風岩本体を、まだ見ていない。
それはどこから見れるのか?

分岐に戻って、林道に下るか、親水の森か、さあどっちや!

近い方にする。(笑)



屏風岩の横っ面を拝みながら「親水の森」に下りてきた。
そのまま頭上の樹木を睨みながら岩直下の遊歩道を進むと流れに沿って、左手に高倉稲荷神社

屏風岩はそこから見える?
木の間からかろうじて、、ま、こんなもんか、、



戻って、神社手前の橋を渡り、
おぉ、ここやん。



その先で林道と出合い
もしかして、、の林道を上がってみれば
おぉ、おぉ、、

今しがた、あの上に居った自分が重なって、、(^^ゞ



これでもう、十分!

実はもう一座、行くつもりがあったけど、多分に熱中症の兆しもあって、
まだ青春旅して延々家まで戻らねばなりません。

エメラルドグリーンの鬼ヶ城池を眺め、伊部駅へと向かう。



この辺りは、備前焼の窯元だらけ。
梅に煙突、絵になるなぁ、、



山行ったんか?
ふいに呼び止められた。

ええ、万富の方から龍神に上がって、熊山巡って、こっち側に下りてきてん。
ほ〜 よぉ歩いて、、なかなかええとこやろ。
うん、気に入ったよ。
またおいでな。
ありがとう。