【雨石山〜羊ヶ嶽】

標高630m(岩尾峰)

月18日(土) 快晴

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 雨石山 

駐車場840〜一の滝〜毘沙門洞〜岩尾峰〜雨石山1113
小野峠〜昼(25)〜羊ヶ嶽(30)〜小原駐車場1547


ヒツジ年に羊ヶ嶽、さらにはヒツジツツジ?  いや ヒカゲツツジもあればいいなと、

そういうことは、誰もが思いつくことで
さぞや混雑してるだろうと、案じていたら週末になり、

気乗りしないまま中国道に入り、案の定、7時前でも渋滞してる、、
まさか、全員が羊ヶ嶽に行くワケがないだろうと、自らをなだめて
篠山口で下り東進する。

さらにR173を北上し、小原集落の登山口を目指す、、
これがまた分からない。(笑)

ストリートビューで確認したつもりがさっぱりで、小路に入ってはUターンの繰り返し
スマン!m(__)m

ようよう、小橋を渡り墓地を経て小広場にたどり着いた。
8時半

他に2台ほどが停まってる。

まだ早かったんやね、、と、悠長に朝食をとってたら、
コンコンと誰かが窓を叩く。
団体が来るので、もう少し横に詰めてほしいと。
ひえぇ〜

だから言わんこっちゃない!
まもなく山は、黒山の人だらけぇ〜 \(+o+)/

大急ぎで食事を済ませ、林道を奥へと歩きだす。
8時40分

すぐ正面に、一ノ滝が現れる。


ここが林道終点。

もしやと思って見上げても、ヒカゲツツジらしきものは無し、やっぱし、、
気を取り直して鳥居をくぐり、山道に入る。

ヤブツバキが未だに花を付けている。



ジグを切って登っていくと、まもなくミツバツツジの咲く道となり、
表示に従い毘沙門洞へ



巨大な岩壁にポッカリ穴
先行されてた4名と、入れ違いに洞窟に入る。

真っ暗な洞窟内には毘沙門天が祀られていて
なんだか高貴な香りも漂う。(笑)



分岐に戻って、ミツバツツジの咲く中を再び尾根へと登っていく。

ミツバツツジは今が旬!
今年は六甲でも、あまり見れてない、
この桃色に逢っただけでも、篠山まで来た甲斐あったというもの、、ヽ(^o^)丿
ほんまかいな。



高度があがると、そんなツツジも蕾が増して、
はて、こんなんでヒカゲツツジは大丈夫かと、俄か、不安になってきた。

ふと、目の前に一本のヒカゲツツジ
おぉ!

もしかして、これが見納めかもと、傍に寄って激写する。



しかしヒカゲツツジは、その後も途切れることなく
すぐ先の鉄塔付近でも、



さらに岩尾根、



その岩を覗き込んだ北斜面にも目いっぱい咲き誇ってて、もはや花街道と呼びたいくらい。



もう一方の鉄塔を越えて



ツツジ見たさに岩稜に取り付けば、そこは崖っぷちの大パノラマ
おぉ、あっこにも、こっちにも!

四方八方、花に浮かれまくってる。



越えても越えてもヒカゲツツジのトンネルは続き
もしかしたら、これほどドンピシャのタイミングで見たのは初めてかもと
有頂天のまま、標高630mのピークにたどり着いた。

ここが毘沙門山だと思っていたが、
松の木のプレートには630mの峰、岩尾峰と記してある。
ふ〜ん



お茶休憩して、次のピーク、雨石山へと向かう。
この辺りもまだヒカゲツツジが多い。



クリーム色に彩られた岩尾根の向こうには羊ヶ嶽、、やっぱりあれか?
まだ、あんなに遠いんですけど。



ついに植林と雑木のボーダーになり
ヒカゲツツジも姿を消して、アセビやヤマザクラの咲く中、雨石山に到着した。

雨石山は、雑木に囲まれた静かなピーク
まだ11時過ぎなので、先へと進む。



そういえば、先行のグループの声も、いつしか聞こえなくなった。
もうずっと先なのか、どこか分岐を下られたのか。

疑問を抱きながら、次のピーク595mへ。
ここも藪山



そして、ここからが植林帯の激下り

鞍部の小野峠までピンポイントで下るのに、ただの斜面を、トレイス薄く、それもすぐに消え、
テープも古くほとんど無い、意図的に取ってある?

これまでが結構、歩きやすかっただけに
突然の仕打ちに面食らう。

何度も振り向き、ミツを確認しつつ
150mほど一気に下って、ついに小野峠まで下り立った。
やれやれ


そろそろ昼やねんけど
こんな鞍部で、お昼なんかしたくない。

実は、ここから小倉集落に下ることもできる、、はて、ミツは何と、、
恐る恐る顔色を伺う。

しゃ〜ない、行こかぁ。
ですよね!
だって、「羊ヶ嶽」に来たんだもん。(笑)


今しがた、下ったばかりの反対側を、再び100mほど登り返す。
それも植林の地味〜斜面

たださっきと比べ、格段に踏み跡がくっきりしている。

そこはやっぱりひつじ年
皆さん年明け早々、踏みに来られた痕跡が残っているようで。(笑)

傾斜が緩むと気持ちの良い雑木林になって
P546を越えれば展望も開けてきた。



もうお腹ペコペコなので、景色を見ながら適当な所で昼にする。



随所でミツバツツジが咲いている。

真昼の陽射しが眩しくて、いつの間にやら汗ばむ陽気。
でも羊ヶ嶽も迫ってる、頑張ろう。



もう急ぐ旅ではないので、ゆっくり進む。
岩尾根以降、誰にも会わない、押しかけてくるはずの団体さんはどうした?



クロモジの林を抜け、ひと登りすると待望の羊ヶ嶽。
当然、ここには誰かいる、

あれ? 貸切かいな。

正面に立派なプレートが立っている。
下に小さく羊ヶ嶽と、あと、十二支会の標柱も。(笑)



樹木が刈られた山頂でしばらく寛ぐ。
この分では下山路も、整備されているのだろう。

雨石山  西山  北東・長老ヶ岳方面


尾根から植林帯を下山鞍部まで激下っていき
そこを右折で小倉集落へ下山。



植林帯を進むと春色の林道に出て



カエデの芽吹き、ウグイスカグラの揺れる道
ミツバツツジが斜面を彩る。



鉄柵の向こうにツツジ山が見えてきた
あそこにも寄っていく?



里にはスミレ、
ツツジ越しの羊ヶ嶽が、まるで平和のシンボルのよう、、



集落を横切り、駐車場へ戻る道すがら、
「ぐるっと周ったんか?」
地元の人から声が掛かった。

ハハ、気いつけや、猟師がさっきまでおったから、、
あのパンパンが、そうやったんね!


獣柵を開けて一旦山道に入り、峠を越え、さらに進むと藪からポンと集落に出た。
そこは今朝方、車で間違え、道を訊ねたお宅。(^^ゞ



車道手前で右折して、小原自然公園の駐車地まで戻ってきました。
かれこれ16時

結構な時間になった。



当然ことながら、朝の車はもう残ってなくて、団体さんと思しき車が2台だけ。

その団体さんが、周回されてるいかどうかは不明。