【三重嶽】

標高974m

月5日(祭日) 快晴

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 三重嶽 

石田川ダムP820〜落合登山口935〜三重嶽1230(昼・散策)1320〜能登又登山口1510(10)〜石田川ダムP1730


高島トレイルの三重嶽に行ってみたいと思っていたが、雪の多い地域でもあり
石田川ダムからの林道の様子が分からない。

ただ、車をダムの管理事務所に置いて登山口まで林道を歩く手はある。
結構な距離らしいけど、、

でも、三重嶽から武奈ヶ嶽まで縦走すれば、帰りは林道歩きしなくて済む。
これやね!

距離にして15km余

ま、そういう数字はミツには伏せて、とりあえず行ってみることにした。(笑)


京都東で下りて、鯖街道を上がり分岐を北へ、石田川ダムに8時15分。
ダムサイドの八重桜が今満開。

2台ほどが停まっているが、一台はダム関係者のよう。



準備して、ぼちぼち歩きはじめる。
8時20分

林道は、たまに未舗装、デカい水溜りもあったりするが、総じて良い道。
四駆なら楽勝か、すでに数台が入った気配も、

でも、私らは縦走するので、極めてあっけらかんと、4kmほどをこなしていく。




所々にユキグニツバツツジの艶やかなピンク、タニウツギも咲き始めてて

谷筋に目を転じれば、ウワミズザクラが今、満開
あっちこっちで白い花穂を振りかざし、今年はアタリの少ない中で、数少ない大アタリのよう。ヽ(^o^)丿



ミツはこの林道がお気に入りで、ずっと林道歩きでもよいとか溢しておる。

ダラダラ歩いて、ようよう落合登山口にたどり着いた。
9時35分

斜面にトレイスが上がっている。

え、これ上がるん?
俄かにミツは渋い顔、、無視する。(笑)



植林の斜面、ジグを切って登っていく。
しばらくすると傾斜が緩み、傍らには炭焼き跡があったり、ヌタ場があったり、、
木の間に覗くは武奈ヶ嶽か、、



植林を抜けると雑木になって、明るい林床には、チゴユリ、マキノスミレ、ユキザサなどがポロポロ
オオイワカガミの葉っぱも多いが、今年は裏か、あまり花が付いてない。



いつの間にか、登山道はU字に掘られた溝道になって、それが延々と続く。
こういう様子は、お隣の大御影山そっくりだ。

たまに溝道に枝や倒木が覆い被さり、はて、これをくぐるか土手よじ登るか、、
こういうとこは、ミツに先を譲る。(笑)



所々でイワナシも、萎んだ風船状にへばりついてて、
ついこの前まで雪だったでしょう辺りには、ミヤマカタバミの元気が良い。



次第にブナが増え始め、それに伴いイワカガミからイワウチワに分布が変わる。
いや、これはトクワカソウだ、葉っぱの括れがない。

もうほとんど首垂れてるけど、、



下ばかり向いてたら、ミツが振り向いてニタニタ。
あ、シャクナゲか!

今年は希少な花だけに、傍に寄って激写する。



高度が上がればブナの森が深くなり
タムシバが咲き、谷筋には残雪と、早春モードになってきて



右に琵琶湖をチラ見しつつ、
最後の登りに喘ぎながら本谷分岐を過ごし、ようよう三重嶽山頂へとたどり着いた。
12時半

やっぱし長いなぁ、、この尾根も。
とりあえず昼にする。



今更だが、こんな悠長に歩いてたら、武奈ヶ嶽への縦走も、どんだけかかるか分からない。
とっとと林道に下りてしまって、林道歩きに変える方が得策ではないかと、、

そういう話なら、ミツに異論がある筈もなし、すんなり決まる。(笑)


山頂に嘗て建っていたであろう櫓は今は無く、
展望と言えば、南にかろうじて比良の武奈ヶ岳が覗く程度



ミツがまったりしてる間に、ちょっくら近所の偵察にいく。(^_^)/~


武奈ヶ嶽の方にしばらく進み、大御影山の方に折れ、
三重嶽山上を北に回り込むように、なだらかな草原を進んでいく。

 振り返って三重嶽  釣瓶岳  武奈ヶ岳


この辺り、地形が緩く、トレイスも見失いがち、
とにかく北の稜線まであがってしまおう。
展望が得られるかも、、


と思う間もなく、眼前に北方向がどどっと広がった。
これかぁ!



いやぁ〜
これを独り占めとは、いささかもったいない、、いや、ミツは寛ぐ方が好きだから、、(笑)

 
北に延びる縦走路


それでも、林道歩きが待っているので大急ぎで三重嶽山頂に戻って、
13時20分、下山開始。


本谷の方に進むと、右に東の景色が広がる。
琵琶湖を見るならココやなぁ。



丈の低い笹を漕ぐように進んでいく。
ブナ林になると、再び拡がるトクワカ絨毯、、いや下ばかりも見ておれん。



空からは、ブナのグリンシャワーが降りそそぐ、、



やがて本谷分岐を右に取って、ブナ林を抜けると急坂になり、
以降、下まで激下り!

みごとに裏年のシャクナゲジャングルをまさぐりながら、容赦ない斜面をガンガン、
ロープに捉まり、標高差300mほどを一気!



右手に沢音がしてピンクテープがヒラヒラするので、それに従い、、

てっきり林道に出れるもんと思っていたら、
眼下には荒んだ沢。

そっちに道の保証はない!

しかたなく、さっきの斜面まで這い上がり、
左に軌道修正していくと、やがて植林帯のトレイスが現われ、、林道も見えてきて
あぁ、助かったぁ〜



どうにか林道に下りてきて、ここでまったり、、いや、、そんなことはしてられん、(笑)
一息ついたらヨロヨロと歩き出す、、

いや、歩き出したいところだが、、こんなところに可愛い花が、、)



そんなこんなで、いったいいつ帰れるやら、、(>_<)

ボク、先に行って車で迎えに来る、、と、たまには気の利く亭主やな、、と。

あれ、Uターンしてきた、こっちで道、あってるの?
なかなか着かへんから。

だ〜から言ったじゃないですか、林道歩きは行きの倍!(笑)

 途中にゲート


マウンテンバイクの一連や奥まで車で入った連中が、申し訳なさげに横、すり抜けていく。
でも、乗せてほしいとか、思わんでしょう。

だってここはミツ、お気に入りの林道だもの。

まぁ、まだ日も高いし明日も連休、、ゆっくりしてもええんちゃう。



この日の歩行距離は21.56km、武奈ヶ嶽周回するより、はるかに長くなりました。(笑)
お疲れ、チャンチャン!



【その他、花など】