【高塚山】

最高点は「一ノ垰分岐辺り」1500m、 高塚山の標高は1363m

月25日(月) 曇り時々晴れ

Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 高塚山  

R309登山口830〜奥駈出合920〜一ノ垰分れ1050〜高塚山1122(25)
廃道林道出合1220〜トンネル東口〜登山口1423


酷道、いや、国道309号線から行者還岳へ行きましょうと、Mちゃんからのご提案を受け、
ホクホクと出かけることにした。

ふと、その309号線が落石防止工事のため平日通行規制ありと聞き、、えらいこっちゃ!
ま、行くだけ行ってみよう、、ということになる。


いつものように拾っていただき、とにかく工事の始まらん内にと全速力で走っていただく。<(_ _)>

川上村から問題の309号線に入り、クネクネ上がって登山口の路肩に無事停車。
やったね、工事前に通過だぜ!

あら、平日なのにすでに先行車が、、

そばの鉄階段(梯子?)を上って山に入る。



容赦なしの激登りなれど、時折、丸太階段も現れる。

予想に反し、巨木の並ぶ深い森、




ぐいぐい枝尾根を辿って幾分傾斜が緩み、大普賢方向が開けてきたと思ったら、
いきなり尾根に飛び出た。

地図には清明ノ尾と記してある。
右に下ってるトレイスは、麓までつながっているのだろうか、、

 大普賢岳      和佐又山


私らは、ここから左に折れ奥駈道を目指す。

すぐのところにネットで見かけたタイタンが、一刀両断の無惨なお姿に成り果てている。

こんなもんが放置してあるところをみると、嘗ては林道だったとか、、

確かに登山道脇に大きくえぐれた道がある、とMちゃん。
なるほど。




今年みごとに大ハズレのシロヤシオの花を一個二個と数えながら(笑)
登りつめていくと奥駈道出合。

正面には弥山と八経、、、鉄山もちょぼっと、、
久しぶりに見る景色。(^^ゞ



ここを右折すると行者還岳だが、私らはあっさり左へ、一ノ垰の方に折れる。
その決断の速かったこと!(笑)


めちゃ尖がってる鉄山が、くっきりと見えてきて、あれに登らず正解だったと
いまさら、、、(笑)

ふと、ラッキーなシロヤシオの一本に歓声を上げながら、、



なだらかな尾根を20分ほどで一ノ垰

ポッカリ空地、、、あらなんと、小屋がいつの間にか撤去されております。




足元にはホロッとユキザサが咲いてたりして、
もしかしてクサタチバナも満開?

みたいな気がしてきた、、ま、帰りに寄れば、、、寄るわけないけど、、(笑)

えっと、あれは大台方面かな?、



一ノ垰の先で奥駈道と分かれ、左の尾根に入る

すぐのところに「小谷林道→」の道標。
(小谷林道には行かないのだけど) その表示に従い南東尾根を辿って高塚山に向かう。




地図上では破線なのだが、道は意外としっかりしていて、ブナの自然林が美しい。
これで陽が射せば最高だろう。



曇っているのに展望が利いてて、
いきなり、台高山脈北部が見えたりするから、びっくりする。



三本栂分岐の「一ノ垰分れ」辺りからは、大峰南部が広がっている。



この辺りから急に踏跡が薄くなり、
岩稜の居並ぶヤセ尾根を、右や左と器用にこなしていくMちゃんに続く。




一旦下って登り返せば高塚山、、着きました。
腹へったぁ〜

静かに? ここでお昼にする。



右に覗いているのは仏生とかかも、


さて、下山路ですけど、、

ピストンして一の垰から論所ノ尾を辿るのがメジャー

でも、なんだか、、、なぁ、、

たとえば、この斜面を激下って下の林道にピンポイントで出る、、てのはどう?
行きつける保証はないのだけれど、(>_<)

それ行く!

こういうムチャぶりには、いたって乗り気のMちゃん。
ま、分かってて打診したんだけど、(笑)


時間はまだ12時前、、ダメでも引き返す余裕はあるかと、ヤマツツジに見送られながら出発。(^_^)/~



しかしまぁ、これがホンマのただの斜面で

尾根のようなものが現われたら、それを頼ろうと、、、、無い!

なので、なるだけゴールに近い方へと、、
えっ、こっち?(汗;

ヤケクソ、、いや、慎重に慎重を重ね斜面を落ちる、いや、激下る。

幸か不幸か堆積した落葉でグリップが利く。


たまたまの尾根にすがりつくと、それにすんなり裏切られ、
二人して右往左往、、、

あ、テープが!
それ、作業用ちゃうの?

とか、苦戦している間にも丸太階段とかが現われ、これも作業用だろうけど、
ありがたく使わせていただき、
でも、途中で終わってて、、、ったく中途半端な山師やなぁ、、
とか、愚痴の一つもこぼしながら


ふと、眼下に林道が見えてきた。

最後は若干、右に振って、どうにか着地。(?)

助かったぁ!



ようよう下り立ったこの林道ですが、みごとに崩落しまくってます。

落石防止工事をするならR309でなく、こっちだろぉ〜
と申し上げたいが、、、確実にトンネル東口へと向ってくれてる林道に、、文句なんて垂れません。



途中で一回休憩、、ここに来て陽が射してきて猛烈に暑い!

こんなことなら一ノ垰に戻った方が、、
などとは、、、思ってたって、けっして口には出しませんよ。(笑)


四つん這いになるような危険個所はなかったものの、
いたるところで結構な落石が、明日をも知れん林道の運命を告げていて、

今日はたまたま通れても、明日通れるとは限らない、、要するに
あまり人に勧められる道ではない。

と、結論付けながら
トンネル東口が見えてきたら、目の前をスポーツカーがツーッと通過。

え? 工事、やってないの?

トンネル東口には、何事もなかったかのような一台が
停まってるぅ〜 信じられへ〜ん!





工事業者のおやつタイムを狙って車に戻ってきたつもりだが、、

もしや、通行止めはなかったのかと、疑心暗鬼でトンネル西口へ移動してみたら、
あら、そっちにも数台、人もワンサカ。

おやおや



砂防工事は確かに実施されておりました、R309の東西双方で。

でも、全面通行止めではなかった、
チェッ! なーんだ。

いやはや、お騒がせいたしました。

ま、私が謝ることでもないんだが、、(笑)




【出会った花】

 アオダモ(鋸歯あり) シロヤシオ 


 タニギキョウ ユキザサ 



ヒメレンゲ  ヒメウツギ 


ヤブデマリ   コガクウツギ


 トチ キリ 


マルバウツギ  ヤブウツギ 


 コバノガマズミ ウツギ 


 フタリシズカ  ジシバリ