3/2 (水) 曇り時々晴れ所によりプチ吹雪

六甲山     標高931m 歩行時間(約)7時間20分 
ジオンさん・チー 計2名
地図・・・・ ← 地図の右下スミが、JR芦屋駅 です

チー ・・・・・ 家8:10→阪急塚口駅8:21→阪急芦屋川8:34→(徒歩)→JR芦屋駅8:45
ジオンさん・・・お宅→JR大垣6:31→米原(新快速)→JR芦屋駅8:48
 (青春18きっぷ)

JR芦屋9:00→(阪急芦屋川)→高座ノ滝9:45(休)9:50→風吹岩10:35(休)10:40→水場11:10(休)11:20→雨ヶ峠11:33→東おたふく山11:55→土樋割河原(マンサク)→(黒岩谷西尾根)→一軒茶屋前13:05→六甲最高峰13:10(昼食)14:20→(七曲り)→枝道へ14:35→(東谷ヤブコギ)→七曲りへ戻り15:50→七曲り入口16:10→雨ヶ峠→水場16:40→風吹岩17:05(休)17:10→(金鳥山道)→(保久良梅林)→岡本八幡神社17:55→JR摂津本山駅(ジオンさんお見送り)18:08→阪急岡本駅18:15


チー ・・・・・ 阪急岡本駅18:17→塚口駅18:37→(コープ 自分のエサ)→家18:55
ジオンさん・・・JR摂津本山駅18:11→芦屋(新快速)→米原19:51(乗り換え)19:56→JR大垣20:28→お宅


交通費・チー・・・ 阪急220円×2 合計440円
     ・ジオンさん・・・青春きっぷ2300円   本来運賃2940円×2 合計5880円

六甲 パノラマ バラエティー ショー

夫の顔色も見た事がないのに、六甲山のゴキゲンを伺うのが日課 というチー
本日 大垣からジオンさんを お迎えする。
お会いするのは 2度目。
ちょっとドキドキ・・・

「お久しぶりです」
あの時のザック、草色お帽子。
綿向山の まんまだった。
JRから 登山道までは 少しある。 車道歩きで申し訳ない。

「あぁ! ジョウビタキ!!」 
阪急芦屋川の橋のたもとで 突然 固まった。
「はぁ〜?」

ジョウビタキ が取り得のチー 今まで芦屋川の野鳥なんて、気にした事すらなかった。
(↑ たぶん 丈夫だけ のつもり)

「あぁ〜! これは凄い! 絶対に 風花さんに添付しなきゃ!」
また、何か 見つけたみたい・・・

高座ノ滝の裏から いきなり ロックガーデンに入る。
岩の間をよじ登りつつ、高度をグングン上げていく。
それに伴い どんどん広がる 眼下の展望。

芦屋からずーっと喋りづめだったジオンさん、撮影に気を取られて さすがに口数が・・・
と 思いきや また 喋り出す。
チーは 合いの手を入れるだけで、精一杯。
「ココを右折でナマズ岩」 「ココは岩梯子へ・・・」 も ついに挟めずじまい・・・ (ま、いいか)

「そんなに撮らなくても、まだ 展望は続きますよ」
「うん でもね。青空、鳥、花、チャンスは、見たら取る!」
そうやって、ジオンさんは、コンニチの地位を 築いたらしい。
かくいうチーこそ 景色そっちのけで、ジオンさんばかりを 撮っている けど・・・

「ひょっこりイノシシ」の歓迎を受け 送電線に沿い出すと、まもなく風吹岩
もやいでて ちょっと残念。
ホントは 関空、生駒山系も、見えるんです・・・
モノともせずに、再びシャッターの嵐・・・
「そこのハゲたのが、ピラーロック。 あっちが 今 通って来た中央尾根・・・」
パシャパシャ撮る。
「あそこ 道 だよ。 登れそうー!」
また、撮る!

水場を経て雨ヶ峠までは なだらかな 通称 銀座通り。
カメラを休めて おしゃべりに戻る。
山の名前 山友 メル友の名前・・・ チーにとっては すべてが雲の上。
それを機関銃のように 連発する。
ものすごい パワーだ。

展望がお好みなので、迷わず 東おたふくルートを選ぶ。(人も少ないので、チーも好き)
眼下 芦屋カントリー
ほどなく 奥池お屋敷街 遠望。
左 見上げれば オリエンタルホテル そして最高峰テレビ塔・・・
撮る撮る・・・
湯水のように撮る。
「オリエンタルは、懐かしのデートスポットなの〜」
目を潤ませながら さらに撮る・・・



芦屋川で、固まる。 
被写体は、山ではなく 鳥


高座ノ滝トイレ休憩

滝に向かっては ダメ


ロックガーデンに入る


ロックガーデン
中央尾根を行く


展望を楽しみつつ風吹岩へ


我が子のようなまなざしの
おじさん


踏み固められた
六甲銀座通り


雨ヶ峠の表示
「クリお多福」と読んだ


べったり広がる
東おたふく山

「ちょっとだけ 寄り道して良いですか?」 
土樋割のマンサクを見に行く。
去年より減って かろうじて2本ほどが 満開。(でも遠くて・・・)

天下の大道 七曲り 行きますか?
でも すれ違いザマに
「こんにちは もうすぐよ! 頑張って!」
の洗礼を浴びるのが辛くて うっかり黒岩谷西尾根を 選んでしまった。

こっちは地図には 載ってないし、登山道は崩壊しているし と 最悪のコース。
その上 もう正午過ぎで、体も重い。
食べてからだと、さらに重くなる けど・・・
気を取りなおして 急登に取り付く。

いきなりで 息がゼーゼー。
ちょっと、ネジ巻こう。
駄菓子の袋からジオンさんが選んだのは、なんとチーズ! (フツーは飴だよねぇ〜)

最近 下山に使ってるヤセ尾根も、下から見上げれば、なかなかの岩場。
そこを よじ登るジオンさんを撮ろうと 身構えるのに
あっという間に 目の前まで追いついている。
チーの3倍ほどあるザックを担いで、この軽業は如何!!

「もうすぐ どーしようもない ヤマ場です」
一応 お断りを入れた。
崩壊し続ける難所。道はなく ほとんど崖。申し訳程度のロープが頼りない。
お叱りを受けたら どうしよう・・・
だが、当のジオンさん チーの心配と落石をスイスイかわして 瞬く間に 登りきってしまった・・・

一軒茶屋 一寸先 到着 \(^o^)/
でも せっかくだから と、最高峰まで行ってからお昼 にした。

最高峰の山頂広場は、ラグビーが出来そうな原っぱ。
その隅っこに、アーサー王ご用達(?)の円卓が、ゴロゴロしている。
その一つに バッサリとザックを降ろし、三角点を一瞥する。
「何やら 人だかりだね〜」
とりあえず写真だけ撮っとこ・・・と、近づいた。
だが
「ココは 遠いもんが優先やでー」
と、手荒にあしらわれる。

ムッと なったチー
「おい おめぇーら! こちゃらは、岐阜は大垣 美濃の国より はるばる来なさったお妃サマ! 頭が高いぞ!
こらっ そこのおっさん ボーっと してんと カメラくらい 気ぃ 利かさんかい!」
「これを 押すんです かいな?」
と、ごま塩おっさん。
チーのデジカメを構えるところへ 若いのがすっ飛んできて
「ちょっと! この方は ものすごくエライお方なのですよ! くれぐれも失礼のないように!」

と・・・ 手渡されたチラシには
「重廣ナニガシ氏 エベレスト、新ルート チョモランマ、ナムチャ○○・・・ 六甲からヒマラヤへ! トレッキング教室」
と ある。
チーは このおっさんに付いて歩けば、ココからヒマラヤまでを縦走できるのだろうか と、一瞬 浮き足立ったが
やっぱり それは思い違い だったようで 
御一行は まもなく一列縦隊のマーチングペースで 速やかに下山路を辿っていった。
(^^)/~~~



土樋割河原のマンサク


登りだと、別の発見も


アセビのトンネル
開花 間近


崩壊現場
チーの落石に堪えつつ・・・


あいかわらず
撮影に夢中


ヤシャブシの向こうに
さっきの東おたふく


最高峰のテレビ塔


この階段は
栄光への架け橋だー


最高峰で
有名人と撮ってもらう

「さーて! 邪魔モノは去り やっと二人っきりになりましたね〜」
と、ついに〜 今日、一番のお楽しみ〜 
ご飯で〜〜〜す ♪

ジオンさんは かの綿向企画 以来 「天下の鍋奉行」の名を轟かせているお方。
彼女のザックから魔法にかけられ飛び出す料理
その「味」もサルことながら、
手際のよさ 立ち居振舞い まさに天下逸品!

で、本日その妙技の一部始終を トクと拝見できるのが 嬉しくて、昨夜は一睡もできなかったチー(ホントは4時間 寝た)
厚生労働省お墨付き 岐阜生協の厳選商品を打ち揃え
本日のメニュー「魚すき」
野菜、魚介、味噌、豆腐・・・
あっという間に  溢れんばかりの具が、鍋に準備され 蓋をして「待つ」
この「待つ」 が 雌伏の時・・・
しかし あまりにお腹ペコペコ で、とりあえずの乾杯に続き おにぎりムシャムシャ

まもなく〜
鍋! エエあんばいに仕上がった その名も「味噌チャンコ」
フ〜フ〜しながら 汁ごとガブつき、ハフハフして 「うめぇ〜〜」と叫ぶ。
猫舌で 時折 おにぎりを齧る。
「ダメ! 鍋が先でしょ!!」 
小さい頃から貧乏ーだったチー 鍋をツツく時は いつもご飯が先 だった・・・
こんなに贅沢して 良いのだろうか。 

チーだけがこんな良い思いを させてもらって (^^ゞ
みんなも誘えば 良かった・・・

あちらの国では、誰が何を持ってくるか、戦々恐々として、登山当日を向かえるらしい。
メニューが重ならぬよう 飲み物やデザートにも気を配る。
万が一 登山靴を忘れて、お見送りの憂目を味わっても、
親の形見のパイン缶を、そっと差し入れる配慮を怠らない。
それが、山人の心得・・・

「イチゴも食べてね」
タッパには練乳イチゴ 満載 ♪
まだまだ おやつもいっぱいあるけど、もう 食べきれない。
ほんとに ほんとに ごちそう様でした。
今日のことは 絶対に 夫には 伏せておこう!



慣れた手付きで手酌


ご愛用の鍋グッズ


鍋に湯 火をつけて
材料 味噌 豆腐の順


鍋が煮えるまで
恐怖の爆ダンおにぎりに
手をつける


魚すき味噌チャンコ


おにぎり お持ち帰り

ビンは ゆずこしょう


食後のデザート


お食事中の方ゴメンナサイ
こんな レンタル製品
 あるんですねー

人影のすっかり消えた山頂を あとにする。
ココまでそうそう 来れないし・・・ と、下山道は天下の七曲りを ご指名。
ワシもそれが 妥当だと思う。

5分ほど七曲りを下った所 左に 脇道。
立入禁止の札が 裏返しになっていた。
「どうする?」
顔を見合わせ、一寸立ち止まる二人。
「ちょっとだけ 覗いてみようか。 新ルート 開拓かも知れんし・・・」
ほとんど同時に 決断した・・・ かも・・・

ルートは 東谷を挟んで さっき登った尾根と対面している道だ と すぐに分かった。
来る時 遠望していた堰堤の工事現場 横を抜け、細道を下る。
調子よく 丸太階段が どんどん谷底へと誘ってくれる。
怪しくなると 桃色テープ。
ヤブに堪えると 桃色テープ。
ますます そそる 好奇心・・・

ついに 小雪舞う 谷筋へと下り立った。
さて っと 問題は堰堤越えか・・・
かすかに残る踏み跡。ヤブに堪えれば 再び桃テープ
堰堤脇 崖の急登。 登った先 ナガバ モミジバ イチゴ(長いよ 改名して〜)の刺 容赦なく服や毛糸帽を引っ掻く。
美ボーをかばうと 手袋に絡む。
「痛い 痛い」
前方で もがいている声。
それに堪え 恐る恐る前進!
しかし・・・
3つ目の堰堤を攀じ登った先で、終に ルート遮断。
雪はますます降りしきる。

「どうします・・・・ 戻りますか・・・」
悔しさ満面。
勇気ある撤退。決断ほぼ同時・・・
いや、もしかすると 下山距離を知っているチーの方が、若干 早かったかも知れない。

足を置くだけでボロボロ崩れる崖を 用心深く引き返す。
二人だったんで、なんとか、誘いの丸太階段まで たどり着けた。
冷静に考えれば
階段は、かつての堰堤工事用。
テープだって、チャレンジャーが 残していったものに 相違なかった。

「引き返してきた・・・」
残っていた 作業のおっちゃんに報告。
「あぁ わしも こっから先は行ったことが ない・・・」
1時間15分ほどのヤブコギ。いつの間にか、立入禁止札が再度ひっくり返され
「ご苦労さん」 と、笑っていた。



黒岩谷西尾根を遠望
手前 工事のワイヤーロープ


地獄への階段(?)


しっかりした道を
どんどん下る


谷底でヤブコギ


工事の作業小屋より
黒岩谷の崩壊尾根を


元に戻っていた
立入禁止看板

「道はアマタあれど、とりあえず最短ルートで 岡本に下りますね」
「はい」
我ながら 速やかな決断だった。
七曲り入口 雨ヶ峠 水場 芦屋カントリーの柵
時折、バク音を立てて崖からなだれて来るイノシシ以外、山に残る姿は 何もない。
3月だし、日の暮れには なんとか間に合うが、ここで道を誤っては一大事 と、
距離を開けて、頭を冷やしながら 先導する。
夜行性凶暴イノシシの餌食に ならぬよう 横池はパス。

風吹岩到着。
案の定 イノシシすら残っていなかった。
「一息入れましょう」
手早く イチゴヨーグルトが出てくる。
「ヨーグルトって こんなに美味しかったんだ〜」
今さらながら、冷静沈着なジオンさんに感動!

金鳥山の脇を 街の明りがチラチラし始めた景色に向かって どんどん下る。 
梅林で 〆よう!
最初から決めていた保久良梅林コースだった。

しかし、期待の梅は 意外にも夕闇にかすかに微笑む程度。
まだまだ固い つぼみと来春。
岡本梅林には、もう寄れない・・・
と、八幡神社の川縁 わずかに 咲いた梅・・・
走り寄るジオンさん。

「こんなに ほら あそこにも ほら 咲いてますよ!」
梅なんて 岐阜だったら 星の数ほどあるだろうに・・・

一緒に喜んでくれる ジオンさんの度量の深さに、
再度 目をウルウルさせる チーであった。



怪物 風吹岩


感動 牧場の朝
買っておこう!


桜並木の急階段を
駆け下りる


保久良梅林の梅
まだ、1分咲き



岡本八幡神社脇の梅


とっぷり暮れた 摂津本山駅
プラットのジオンさんを見送る

 ← 本邦初公開 お宝映像を 集めてみました。是非 お立ち寄り下さいませ。
     キャノンが拒んでも 再度 戻ってクリック お願いします。 


3/6 (日) 曇りのち晴れ

小天狗山〜林山     標高745m 歩行時間(約)4時間20分 
アンおじさん・コーさん・チー 計3名
地図・・・・ ← スタートは 地図の鷲林寺の少し右(地図外) 鷲林寺前バス停から です

家8:25→阪急塚口駅8:34→(夙川乗り換え)→苦楽園口8:53→(徒歩)→獅子ヶ口北バス停9:03(阪神バス・甲山高校前行き)9:13→鷲林寺前バス停9:23

バス停9:23→鷲林寺→旭滝10:10(10)→奥池分岐10:45(5)→大薮谷堰堤11:35(10)→小天狗山・取り付き11:50(食20)→小天狗山13:00(5)→芦有ドライブウェイ13:50→林山分岐14:00→原っぱ14:10(食25)→林山14:50→奥池バス停15:15

奥池バス停(阪急バス)15:35→阪急芦屋川バス停15:50→阪急芦屋川駅15:56→塚口駅16:15→家16:25

交通費 阪急180円+220円 阪神バス210円 阪急バス360円 合計970円

東六甲 まじめな山遊び

「こんど 小天狗山に行こか?」
久々に アンおじさんから 電話があった。
「どこ それ?」
林山のそばや。 両方に行く。」
林山も 知らん。」
地図と首っ引きで、芦屋奥池の裏に 芦有道路をはさんで、チッコイ山があるのを ようやく見つける。
しかも 小天狗山の方は点名(ルート無記入)だった。

阪神西宮始発 阪神バスで鷲林寺下車。
未だに ハンシン半疑。

アンおじさんには友達が多い。その中でもコーさんは めっぽう山に詳しい。
ただ すぐに休憩を 取りたがるし、
「お〜い! そっちで 合ってるんかぁ〜?」 
などと、背後から チョッカイを出してくるのが たまにキズ・・・
おかげで、チーやアンおじさんは、いっつもキリキリ舞い。

今日も 修道院でジャム購入、鷲林寺でトイレ、旭滝でみかん、奥池分岐で三笠まんじゅう・・・と、休んでばっか。
アンおじさん、今日は、某企画の下見なのに、
「これでは コースタイム計られへん!」
と 早くも切れ切れ。
チーは間に立って オロオロ・・・
あ〜あ〜  だからもぉー 来るんじゃなかった!!


コースは写真で ガイドいたします。



苦楽園口下車 
徒歩10分のバス停で
2人を待つ


トラピスチヌス修道院の
敷地右を行く


修道院の窓口で
夏みかんジャム
1ビン500円


鷲林寺
塔の奥へと進む


青い鉄柵を越える


鳥居をくぐって祠の裏手
山道に入る


流れの右岸に沿って
登っていく


まもなく旭滝到着


滝の左崖を登る


こんなマークによろめかず
谷筋を直進

大池分岐を選んで そのまま直進するアンおじさんに 
「同じ道は 嫌やなぁ〜」
と、またもや コーさんのストップモーション。
チーも そっちの大薮谷コースは経験済みだったので、二人がかりで アンおじさんの説得にあたる。
「もぉ〜 下見は やり直しやぁ〜」
半ベソかきつつ アンおじさん、渋々 右折。
そこで、再び休憩が入る。
もう ほんまに 無茶苦茶や わぁ〜。

まもなく 見晴らし抜群の尾根道に出る。  ←クリック写真では 左隅が六甲最高峰です
「へぇ〜! なかなかエエやんか〜 六甲おたふく山も見えとる し〜」
「だから、言ったやろ〜」
有頂天のまま しっかりした踏み跡を下ろうとするアンおじさんに
「ちょっと待ってよ〜」
と また、ストップモーション。

「そっちは 大薮谷行きやなぁ〜 地図の点線道は 大平山アンテナ方向に延びてるで〜」
と 磁石片手のコーさん。
案の定、右手「松の育生地」の段をしばらく降りると、道は大平山に向かって、再度 登り始めた。
その後も枝道はいくつかあったが、ためらわずに しっかりと巻かれた赤テープに従う。
と まもなく、水音がして、河原に下り立つ。
「たまたま 大平山にアンテナが付いてたんで 迷わず来れたなぁ〜」
コーさん 嬉しそう。

現在 新品の堰堤(=地図には まだない大薮谷川堰堤) その下手に居る。
川を横切って アンおじさん左折、コーさん右折・・・
「おいおい! どっちだ〜?」
コーさんは 車道との距離を測り 地図上の現在地の確認しに 行ってた みたいだった。
チーたちを追って戻り まもなく、堰堤上でどっかと 腰を下ろす。

「また 食べるの〜?」
今度は カレーパン。
「ちょっと 分けよか?」
いらん。 そんなもの、胃に もたれる・・・

まもなく 50人もの集団が、川下から大挙してきて 堰堤の階段を登りはじめた
小天狗山 行きはるの?」
コーさん 話し掛ける。
「いや 奥池ですわ」
と、重そうなザックを担いだリーダーをシンガリに、隊はチーたちの横を、川上へと連なって行った。

「さっき コーさん あの人たちを 上から見かけたの?」
「あぁ いや 声だけな。」

集団の姿が川筋に消えてから、その足跡を辿ってしばらく上流へ。(大薮谷左岸
すぐに待望の 小天狗山取り付き だった。

「もう昼やな ここで飯にしよか〜」
えぇーーー!! 信じられな〜い!!
さっきのカレーパンから まだ、5分も経っていなかった。
今度はチーが抵抗したが、あえなく撤回。

まさか、こんな谷底で ラーメンを焚く気になど 毛頭なれず、
チーは しかたなく ミニタッパのご飯だけを、口にした。

いきなりの急登だった。
前かがみで 枝の太いのやら 細いのやら 枯れてるのやらを、手当たり次第 引っつかむ。
倒木渡り、岩跨ぎ・・・
二人は何度か来ていて、もう 慣れたもの。
喘いでいるチーに コーさん背後から
「あそこ仁川の競馬場。あの尾根の裏が山頂。大平山アンテナ近づく・・・」
と、事あるごとに指差す。
そのつどチーはデジカメを構え 息を整えた。

落ち葉を踏みしめ、時折 冷たい風に煽られつつ
「松の茂みの山頂」が ようやく見えて まもなく 
小天狗山 プラカード!! 
取り付きから およそ45分だった。

たしかに、こんな寒風吹きずさむ狭所でのお昼は無理だった・・・
と、突然 アンおじさん
「これ ワシがこの前 付けた札や。」
と、枝にさげた鉄板の表示札をブラブラさせる。
見上げれば 還暦記念とただし書き。
還暦祝いに マイナー登山 ちょっと洒落てるかも・・・
チーも 次の記念日には・・・
なんちゃって (^^ゞ



大池分岐 道標
地面すれすれにある


大平山のアンテナを目印に辿る


地図には未だ無い
大薮谷川堰堤


堰堤上で一休み
堰堤の上下どちらに降り立ってもOK


右手に
小天狗山取り付き


ミニタッパご飯


倒木を踏み台にして
よじ登る


アンおじさんお手製
どう見ても587mmに見える

木立ちの間から垣間見る 甲山生駒山系を収めて、直ちに出発した。  ←クリック写真 ほんとに垣間見です(^^ゞ

来た道をちょっとだけ下って、また、キツイ登りに入る。
冷風が襲ってきて 熱っていた体がみるみる冷たくなる。
そして、いよいよ 道に雪が交じってきた。

山に響く バイクの音が ドライブウェイの傍だと知らせる。
休みがてら地図を広げると とかが尾 と、地名だけ。
イワウチワの紅葉。
今度は 休憩なしだった。

ピークに達し いくぶん下り坂に入った所で、雪道は笹薮に変わった。
あたり一面 笹ビッシリ。
道はおろか、足元さえ おぼつかない。
その中を泳ぐように前進する二人。
何かに気を取られると、もう見失うので 追っかけるだけで必死のチー。
左にトラバース気味に下り立った所に 突然道路。
「芦有や」
って、もしや芦有ドライブウェイ・・・?

ブルーの道路標示前 柵を越えて瓦礫の広場に入る。
奥池はどちらでしょう?」
と、突然 初老のカップルが 飛び出して来た。
「わしらも今から奥池に行くんやけど、その前にここで ラーメン食べるんで、その笹原を登って行って下さい」
というわけで、チーはここまでヒーコラ担いで来たコンロやら湯やら具材やらを
ドッカと降ろし、いつに無く 手際よく鍋焼きラーメンを完成させた。

さっき食べた カップヌードルの器。アルマイトのコップ。
なんや〜 二人とも 持つものは 持ってるンやね。
と、おすそ分け。
お湯も沸かして、コーヒーとカステラ。
ちょっとだけ 感心された かなぁ〜

再び 笹薮の登りに入る。
今度は地図に載ってる道なのに 相変わらずの笹ボウボウ
しかも、雪の重みでなぎ倒されたクマザサが、完全にルートを遮断。
その中を メクラめっぽう バッサバッサ 笹薮コギ って感じ。

さっきのカップル ちゃんと行き着けたのかしらん?
と、その時 アンおじさんが真新しい林山 山頂表示を指差した。
「山頂表示って これだけ?」
「みたいやな・・・」
で、とりあえず カメラには収めて
今度は はっきりとしたジグザグ坂を、奥池へと下っていった。

「ワシ バスで帰るわ」
「ワシらは どうする?」
チーの顔を、覗き込む アンおじさん。

ここからだったら まともなルートを、いっぱい知っているチー。
一寸迷ったが・・・

「ま、今日のところは おとなしく帰って 夫と饅頭でも齧るわ」
と、下戸のくせに芦屋川のお好み焼き屋で一杯やる という二人を 
笑顔で見送った (^.^)/~~~



小天狗山から、
さらに登っていく


ルート選びが難しい


笹を掻き分け
トラバース


芦有に下り立つ


道路とお別れする
表示


鍋焼きモヤシラーメン


再び 雪の笹薮へ


真新しい 林山表示


奥池バス停近く


3/9 (水) 晴れ(春かすみ)

愛宕山〜地蔵山     標高948m 歩行時間(約)5時間30分 
和たん・ジオンさん・らぶさん(以上 ひよこ隊)・クニさん・チー 計5名
地図・・・・ ← スタートは 地図の右下 清滝バス停そばパーキングから です (地図には赤字バス停のみ)

家8:15→阪急塚口駅8:23→(十三・高槻・桂 乗り換え)→嵐山9:29(車 お迎え)9:40→清滝 金鈴橋そばの有料P 9:50

パーキング10:00→お助け水10:12→茶屋跡10:45(5)→五合目休憩所11:05→七合目休憩所(カワラゲ投げ所)11:30(5)→水尾の分かれ11:40→総門12:05→トイレ(5)→愛宕神社12:25(5)→愛宕山山頂12:40(昼鍋 50)13:30→地蔵山への右脇道13:40→地蔵山への三叉路13:48→反射板14:05→地蔵山山頂14:15(5)→高雄分岐(直進)15:10→月輪寺道へ15:20→大杉谷へ15:30→第四ベンチ15:40(10)→水場16:15→パーキング16:55

金鈴橋 P 17:05(和たんの車)→阪急嵐山17:15(桂行き)17:23→(桂・十三 乗り換え)→塚口駅18:17→家18:25

交通費 阪急390円×2 5時までの駐車料金500円(100円だけお渡し) 合計880円



これがホントの 山歩き            

『青春18きっぷ』で、意気投合している ジオンさんとチー、名づけて 『せいしゅんメイツ』

突然ですけどぉ〜
「たとえば あさって 9日(水) 美濃に行ったら ダメでしょうか?」
と ジオンさんに お伺いを立てた。

「では そのように・・・」
と、臨機応変 お返事を頂いて まもなく、
「実は 9日  『ひよこ隊』 愛宕山突撃です。 良かったら それに・・・」
と、逆にお誘いが 舞い込んだ。

えぇ〜!! 
『ひよこ隊』 って、もしや、和たんを団長の、あの ソウソウたるメンバーの・・・
それが あ、あ、あさって〜

「鍋はこちらで用意する ので、チーさんは バクダンおにぎりを 人数分 ということで・・・」
日頃は ミツと二人っきり。 二日で2合半という貧素な食卓のチー、
米びつをひっくり返し、あり米 はたいて 
炊飯器いっぱいのご飯を 急キョ 炊いたのでありました。

嵐山で、おはようございます と 満面笑顔の和たん。
一目見て 
「菩薩さまぁ〜」
と たまげる。
昨日のメールで、ある程度 予想は、していたのだけれど、
なんという柔和なお顔付き。
まさに、恩ケィーを賜る というか キューサイをアオジる というか・・・(?)

一方 京都在住のクニさんは、山から生まれ出たようなお方。
今年度 130余日 山に行ってる って、
昨日も 明日も山だ ってさ〜
どういうことぉー?

らぶさんは?  コンビニかしらん?
あれ? 花粉症なんだー
薬やら何やらで 頭ガンガン 鼻ムズムズ と・・・
顔いっぱいのマスクが、痛々しく こちらまでが 済まない気モチ。

そういえばジオンさんだって、おととい御在所本谷コース だったんでしょ〜
過酷な添付画像 見ましたよー。

ったく、なんちゅうメンバーと 合流してもたん やろ〜 

橋の袂のパーキング。
とりあえず、皆の真似して スパッツ。
アイゼンなんて 家に 放って来たし〜



冷蔵庫のお掃除
バクダンおにぎり


嵐山駅でお出迎え

ジオンさん ど〜も! 


清滝Pから金鈴橋を渡って


昔ケーブルカーが
走ってた 跡


木立ちの階段を
登りはじめる


お助け水
雨水入らず美味いー

表参道から入る。
いきなりの階段。
実は チー、『花山歩の会』 に合流するのに、電車とバスで追いつき この階段を登った経験が ある。
氷雨の11月、雨具も持たず、凍り道・・・
それに比べりゃ 今日は ポカポカ陽気の 楽勝モードだぜ〜!

しかし、やっぱし堪えるわぁ〜 この階段。
何だか 俄かに春めいて 体に溜まった熱気が、なかなか出ていってくれんし〜

ジオンさん 口数少なく、マイペース 
きっと ザック めっちゃ 重いんだろー
花粉症を振り切り らぶさんは、クニさんと、はるか前方 スタスタ・・・
菩薩の和たんは チーを気遣い 時折 話題提供・・・

表参道は なぜか 山頂までを40丁に 小分けし、
『1/40 ゆっくり歩こう 愛宕千日詣』
『5/40 火の用心 ゆっくり歩こう』
と、随所の札で 区切ってある。
けんど あんまりゆっくりだと、目標まで 行きつけんでぇ・・・ って クニさん
そうだった 今日は 愛宕山を越して、地蔵山まで 行きたいん だったわ!


5/40
火うち権現跡
火の神様


階段を避け
脇を行く和たん


カラフルなお地蔵さん
勢ぞろい

『12/40』  25丁目 の 三合目 
うん? 計算 合ってるの?
茶屋跡らしいんで また ちょっと、休憩。
ジオンさんの甘夏 美味っ!!



なか屋跡の碑


クニさんの背中
ちょっと、イラついてるかも・・

『17/40』 が 五合目 って マジ!?
頭 こんがらがって また、休憩。
ここは 大杉谷の分岐点 らしい。
階段いやで、ヤブに入った けど、
結局、すぐの大杉大神で、合流。

大杉は 目下 大木がご崩御。 現在 孫の代にサマ変わりしている。


分岐の小屋


ヤブに入ってみてる


大杉大神

『20/40』 七合目だって? 約分すると 1/2 だと思うけど・・・
カワラケ投げで賑わっていた茶屋跡 
展望も抜群。
もやいでるけど、広沢池、桂川 は、なんとか・・・


四人 うち揃いて


見晴らしよい小屋

程なく 水尾の分かれ
保津峡方面なら、ここから下山する。
水尾で柚子風呂に入るのも良し、自治会バスで保津駅まで下るも良し
ちゃっかり、時刻表も 貼り付けてあったりして・・・


急登だが、この下からのコースも
なかなか とか

『31/40』 ハナ売場 は昔、火伏を守る 「神花シキミ売り場」 だった所。
標高 すでに800mくらいで 斜面に残雪
やがて道にも・・・
所々 凍ってるし〜 急坂滑るし〜
ベリーーッ!! って 階段 引っぱがしたい気分!!
もうちょっとやぁ〜! がんばれー


ハナ売場 看板


追い込み階段


雪も残って

あぁ〜 やっと総門 到着 12時過ぎ

だが・・・
「この先 神社本殿の階段が 一番 エゲツナイねんでぇー」
と クニさん。

そうでした。
思い出しました。
あの時は、ここで 氷雨にも・・・


総門 見えた!


総門 くぐる

愛宕神社 到着!
境内への階段は 総数230段とか・・・
この期に及んで〜 って感じ。 
でも、予想してたんで 意外とラク。
鳥居に彫られた こま犬ならぬ こまイノシシ 
「これが、愛宕さんの特徴ですよ!」 
と 行きずりのおじさん。

「ひょっとして また エライ人 かもよ〜」
って ジオンさんに耳打ち・・・


キャー 究極 階段や


こまイノシシ


お堂前でふり返る


3500回
参拝者 石碑


着きました〜

本殿


思えば 四国の金毘羅さん フランスの モン・サン・ミッシェル
巡礼道、参詣道 が、楽な はずがなく・・・
日頃の不信心も たたってか、チーすでに グロッキー

さすがのみんなも、ただ今 お食事場所 検討中・・・
「お堂裏が 愛宕山山頂 広場だが・・・」
というクニさんの一声で、一同そそくさと、山道に 分け入って行った。

あれぇー 参道を、一歩 外れると、そこは、ホンマの雪道・・・
「うわぁ〜 雪〜〜!」
って モロ手を挙げて 突如 駆け出したのは和たん。 まさに イノシシ 化身系
それを追って ジオンさん 狩人系・・・
あっ気に取られた チー よもやの雪道に 足 掬われまくリー けぇー(?)

ようよう、愛宕山三角点 にタッチ!
山頂表示やら アセビやらと カメラで格闘している眼下で
味噌鍋の準備 
すでに着々と・・・


山仲間のみぞ知る
山頂表示


山頂一角のアセビ


山頂広場で、メシ仕度

チー やっとみんなに追いつき 腰を抜かす。
豚チャンコが 荘厳に焚かれる すぐ脇で、 巨大ブドウパンの齧りかけが 転がっており、
「ヨーグルトくれぃ〜」 と、ジオンさんに おねだりする 和たん・・・
はぁ〜 食前に ヨーグルト っすか〜
お隣りで 煮込みラーメン中の方 騒々しくて ごめんなさい。

鍋に ドンドンぶち込まれるお野菜、豚ロース、肉団子、にらまん・・・
ふと 我に返るチー、 ザックから ビフィズスヨーグルト ケースを引っ張り出し
「すいません ただの おにぎりですぅ〜 空腹中に 召し上がって・・・」
らぶさんの遠慮深げな視線を感じつつ、オズオズ勧める。

「では、お言葉に甘えて・・・」
って そっと手を出す らぶさん。
(あれ! 一番デッカイの、行っちゃったよ〜  ま いいか・・・)

クニさんにも・・・ どうぞ〜
っと! らぶさんの おにぎり 見る見る小さく・・・ あららぁ〜 瞬く間に 無くなった!

さて 食べて食べて〜! と 味噌ちゃんこ 完成!!
「チーさん ここ 座って」
って わざわざ 場所 空けて下さってるのに、いつの間にか ××座りで、鍋に にじり寄るチー
温かくって ピリカラで も〜 最高!

間に レーズンパン おにぎり・・・
ドサクサで 鍋 3杯も お替わり
「サツマイモ パンも 食べて〜」 って らぶさん 底なし・・・

瞬く間に 一同  も〜 動けまへんー 状態に なったのでした。



齧り跡のついた(?)
デニッシュレーズンパン


たらふく豚を


今日の具材


らぶさん特製
花形ニンジン


らぶさんのコッヘル
取っ手付け替え ヤカンに変身


ほんのり甘い
芋のパン

ジオンさんの顔サイズ


山頂広場
タカーーイ鉄塔
けっこう 目印になる

午後いちの ぼーーっとした頭を 蹴り倒して  ただ今 コースを検討中。
地蔵山まで一時間。 往復して二時間 それから下山・・・ 日の暮れ・・・ 今 13時半。
なんとか、行ってみよう と、行動開始!!

「チーさん こちらは初めてですよね〜」
って ジオンさん。
初めてもなんも、愛宕山頂が、あったんも 知らんかったし〜

再び 雪道に入る。
春の光が 雪を照らして 目映い・・・
今までの登山は一体なんだったの〜 てな白銀の世界。

10分ほどで 右テープの脇道。
まもなく前方に地蔵山 その右 反射板。    ← 望遠 (クリックしてみて)
う〜ん でもまだ、はるか 向こうだぁ〜

三叉路を過ぎ、今度は 愛宕山が 「まいど〜」 って 顔を覗かせる。 
その左 山頂広場の鉄塔 ヒューっと 伸びて・・・       ← 鉄塔 薄いけど (クリックしてみて)

アセビやコナラのトンネルをくぐる。
道は 時折 グジュグジュ雪解け地帯 サクサク残雪地帯 もう一度グジュグジュ と続く・・・
そのつど、曇声やら 歓声やら・・・

わずかに登って ようやっと 反射板
ここで 待ってても いいんだ けどぉ〜
って だれも 止まらんし〜  もー 行くんかえ〜?

再びアセビのトンネル それを 登りつめれば・・・
おぉ! 地蔵山山頂!!
スタートから45分でっせぇー! 
いやぁ〜 よく頑張りましたぁ〜 \(^o^)/



再び 雪道に


広がる枯れ野


雑木の原っぱ


三叉路 あと、25分
実際は30分くらい


ここの霧氷を見てみたい!


あ! 富士山!って
 違う違う 愛宕山


反射板の下だけ
雪が融けている。


終盤を迎える
アセビトンネル


地蔵山山頂
展望のない原っぱ


雪に埋もれた
一等三角点

一等三角点 撫で撫でし 替わりバンコに記念撮影。
「では、クニさん! 下山ルートは 選りすぐりコース  頼んますよ! 是非とも 階段じゃないヤツを・・・」
って、和たん。

さすがやぁ〜 そういうセリフ すーっと 出るかなぁ〜 すーっと・・・

クニさんは それから 頭の集積回路をフル稼働させ、
神社脇から 月輪寺を避けつつ 急坂を下る大杉コースを  厳選を重ねつつ
提供して下さった のでありました。

今日は さすがに 盛りだくさんで しっかり 楽しめました〜
と、何度も け躓きながら、
清滝P
への山道を下る。

らぶさんとジオンさん お昼食べて しっかり元気になっちゃって(!)
次回の山の話を 詰めてる〜。

シンガリの和たん、 その話に加わらなくても 良いのかな? 
って、振り向くと
「な〜に?」
って、また向けてくる 菩薩 スマイル・・・

もぉ 参ったなぁ〜 (^^ゞ
って、チー 溶けまくり・・・

お持たせして下さった 大垣名物 味噌せんべい、これまた極上の味と歯ごたえ・・・
あのぉ これ通販 ありまへんやろか〜



これ なんだべー?
レーズンチョコ?
しかと わからん


ここは曲がらずに
直進


ここを下る


月輪寺へは行かず
こちらを下りる


下から数えて四つ目ベンチ


ジオンさんのヨーグルト
お箸で食べて ホッ!


ここから下山したの
何て書いてある?
写真
クリックしてみて


登山道の施設
千葉真一の道場だった?


風情のある
阪急嵐山駅

 ← 楽しかった 今日一日 ご一緒いただいたメンバーを紹介します。
     キャノンが接続を拒んだら、戻って再チャレンジ! お願いします。


3/19 (土) 快晴

霊仙山     標高1094m 歩行時間(約)6時間10分 
Wolfgangさん・makotoさん・単独行さん・ジオンさん・しろくまさん・さとやんご夫妻(山頂〜)・三田さん(駐車場)・チー 計6名+2名+1名
地図・・・・ ← スタートは 地図の印から右回り(マピオンの地図には 登りルートの記載なし)

家5:55→うちの裏道6:00(単独行さんの車)→(しろくまさん乗車)6:10→名神豊中IC6:25→彦根IC→今畑駐車場8:05

駐車場8:15→水場(5)→笹峠?(5)→(西南尾根)→近江展望台10:25(5)→霊仙最高点11:55(10)→(急降下)→避難小屋12:30昼食(70分)→お虎ヶ池14:05→見晴らし台14:45→三合目15:05→汗ふき峠15:20→落合16:00→駐車場16:15

駐車場16:40→彦根IC→多賀SA17:10(10)→尼崎IC18:40→うちの裏道18:55→家19:00

交通費 高速料金3200円+3350円 合計6550円 (半分だけお渡し)


これが 霊仙だ〜 Wolfgang氏 フクジュソウ企画

 幼少のミギリより 3月の誕生日は 親 多忙で まともに祝ってもらったタメシがない。
なにぶん季節の変わり目でもあり 体調をくずしては 食卓の赤飯や鯛も消え 梅粥のみが 寂しかった。
そんなチーに 突然 Wolfgangさんからの お誕生日企画が 舞い込んだ。

それも、かねてから憧れだった霊仙に フクジュソウ探し のオマケつき。
これは まずい!  きっと、どこかに オチがつく・・・
「念願の霊仙には、是が非でも参加・・・ ただ、お誕生日企画だけは、何とぞ ご勘弁!!」

今や チーのアッシー君=単独行さん 秘書ケン相談役=しろくまさん
今畑の集合場所まで、わいわい がやがや。

駐車場には かなり前から スタンバッテいる 
Wolfgangさんやら 将来を契りあったジオンさん そちらツナガリの makotoさん
役者 勢ぞろいーー!!
相変わらず ぐずいチー 車内で スパッツだ、コンタクトだ と、ゴソゴソ

「makotoさん 初めまして〜」
ちょっと キンチョーの蚊取りセンコー 

「makotoさーん 今日はギャグ出ませんねぇ〜?」
「って、ジオンさん 何 ぶら下げてるの〜?」
と 背中のビニール袋に さわってみる。
バナナにケーキ台やぁ〜
かくいうチーも しろくまちゃんのバクダン 預かってる・・・
大丈夫かいな〜

今日の目的は フクジュソウ探し
ポピュラーな 醒ヶ井からではなく、今畑の廃村から 花の多い西南尾根を行くらしい。

しかし まぁ なんて いい天気だろーねぇ〜
「やっぱ チーさんのオカゲやねぇ〜」
なーんて、 誰も言わん わなぁ〜。
雨の時には すぐ こっちへお鉢が回ってくるけど・・・

15分ほどで 水場。
まだ、ノドも乾いとらんし、ため水も信用ならんし・・・ と突然 大垣弁 ? 
「あ!フクジュソウ! 咲いちょる!」 ← こんどは 朝ドラ 宮崎弁?
上に行ったら いっぱいあるのに、とりあえず 景気づけに 撮っとこ。 パシャ!

「綿向山!」
と、しろくま指差す彼方に、おぉ! あの 懐かしの綿向が、鉄塔の竜王山を従えて・・・
「って 違う 違う! もっと、そばの山やで〜」
「なら どこよ?」
と、地図を広げるチー
「あぁー チーさんが地図 なんか持ってる〜」
って、なんで、こっちの話に なるんかなぁ〜

「あ! 見えた!!」
突然、行く手に 壁面が 立ちはだかった。
「すっゲ〜 堂々としてんなぁ〜 霊仙?」
「いや、霊仙は まだもっと先よ。」
「でも、あれより上ないじゃん!」
「登ると 分かるよ!」
って 初めてなんで、ど〜も 勝手が分からん・・・



何だか絵になる 三上山


比良山系 車窓よりチラチラ


きちゃない 道標


飲みたくない 
溜め水


咲くよ この花!
フクジュソウ


見上げれば
青空に刺さったブナ


雑木林を行く


綿向? 三国山?
鈴北山? 御池岳?

さぁ 四択です


登り始めて1時間15分
makotoさん
被写体は 後ろだよー


高度を上げるに従い 雪解けの足元 グジュグジュ。
それが 笹にピッチャリ。
みるみる スパッツ、パンツ 泥まみれになる。
靴底は、あぁ〜 あぁ〜 ドロが付着して もう ねっとり。 これじゃ しごきの☆飛馬 ← ヤバッ 歳 バレる!

オエ〜
いきなり 笹ヤブが 激登り になった。
所々に 潅木が、中途ハンパに 生えているもので、ザックやら 手袋やら ヤッケやらに絡まる。
ジオンさんの ケーキも 空前のともし火!! 
いかん! チーのバクダン卵 もう お陀仏かも・・・

足元のズルズルは 突じょ 石灰岩場に変身する。
もはや 蹴つまずくか、バランス崩すかの、二者択一
「助けて〜」
それを カメラに収めようと、仰け反れば、バクテン転落・・・ 危ねぇぇぇぇ〜

「うわぁ〜 け け けしき 〜」
バランスを崩しながら 崖チューで叫ぶ。
鋭角の壁の背後には みごとな 下界が どーーー っと 広がっていた。

時折 頬指す 寒風が痛い。
飛ばされる〜 
耳が死ぬ〜
おばさんは 何かと うるさい。

いつの間にか あんなに上の方で こっち見下ろしてる・・・ Wolfgangさん 
なんで、あんなに早いんやぁ〜?

急登に取り付いて 45分 
やっとやっと 近江展望台に、たどり着いた \(~o~)/



突然 笹ヤブの急登
危うし!

ジオンさんのケーキ


振り向けば転落しそう
あの下から
 登ったんだべー


琵琶湖 チラチラ


あのWolfgangさんが
米粒大 だよー


だんだん下界が
広くなる


飛脚のように
石灰岩場を
登る 登る・・・


あ! 霊仙だ〜!


チョコを片手に
待ち構える makotoさん


歩き出して2時間10分
ようよう 到着!

近江展望台を過ぎれば なだらか尾根筋
勝手知ったる単独行さん どんどん 先を行く。

「あ! あった!!」
ドーー っと 駆け寄り キョロキョロ。
「こっちにも! ここにも!」
雪融けしたばかりの 粘土質に けなげに 一本 また、一本・・・
恥ずかしげに 花のみ顔をもたげる フクジュソウ 早春イエロー
よくぞ! 出てきてくれたよね〜  と、かがみ込んで挨拶。
レンズと格闘 無我夢中。
あれ? 道 何所だっけ・・・?

先発隊 もう 行っちゃってるよ〜
と、 カルスト台地を 慌てて よじ登る。
「いかん いかん!」
潅木の枝先 ザックにからまり、融けかけた残雪 バスンと踏み抜き 大騒ぎ。 
「おえぇー 助けてくれぇ〜〜」
「もう ケーキは 悲惨です!」 \(゚o゚)/
「卵漉し 持ってくれば よかった〜」 ← そんなもの ある?

こんなエゲツナイ目に わざわざ遇わなくても 大丈夫!
この先の尾根筋にも フクジュソウは ちゃんと たんと 咲いて はります。
ジオンさん 目聡く見つけて みんなを誘導。
自然破壊しないようにね! 

 ← ちょっと 下界にも 目を向けてみましょう〜 琵琶湖の向こうは 比良山系に赤坂山かな?

「山頂は まだか〜」
撮るものを撮ったら、もう 気持ちは 昼 一食。(← いや 一色だ!)
山頂、左だよ〜
「なんでえぇ〜 右から ぐるーーーって 周るの〜?」
スノーシューが あればね。 (って何? 雪シュー クリーム? ← アホ そりゃ大福だろ!)

ふと気づくと、単独行・ジオン・makotoさん 健脚組は はるか先。 
しろくまちゃんと Wolfgangさんは 話しこんでて ちょっと後方。

チー独りが、西南尾根の雪野が原を テクテクしている。

以前 たった一人で 六甲を さ迷った。
100人を越える参加者の電鉄ハイクに 独りっきりだったこともある。
喩えようのない孤独。
それでも 山に行きたくて・・・
まさか、今、こうして連れ立って 雪の大平原を 思いのままに 歩けている なんて・・・
こんな 感動的な誕生日が 訪れるなんて・・・・

 ← こんな感じ。 この中に チー おりますでしょうか?  ジオンさん提供

「おーーーい!」
だれか、手ぬぐい グルグル回して こっちに叫んでいる。
遭難か、滑落か・・・
あれぇ〜 さ・と・や・ん・ やーー!!
何で、 山頂に 居るの?
ひょっとして、醒ヶ井から 登ってたのかしら・・・
よくまぁ 巡りあえたもんや〜

霧氷の林に さしかかる。
アンティーク霧氷やー!!
「もう 今期の霧氷は お開き かと思ってたのに・・・」
名残を惜しんでバチバチ。

こうして 青空天上の霊仙 最高点(1098m)に、6人は ようやっと たどり着いたのでしたぁ〜。
「伊吹やでぇ〜 」
って、
悠然と構えている 伊吹山に 迎えられながら・・・



尾根筋
先を急ぐ単独行さん


見つけた〜!!


岩場残雪つぼ足
枝絡まりの刑


こっちにも ある!


さぁ〜 
ジャンジャン 撮りまっせー


左の山頂目指して
右尾根から周る


霧氷や〜
まだ 残っとるわ〜


カッチンコッチン
凍ってるわ〜


歩き始めて3時間40分
家を出てから6時間


「ここでは くつろげないから、あの 小屋で昼食に・・・」
と、指差す彼方には 米粒大の小屋
しかも、眼前 雪の激下り
行け〜 とばかりに みんな、尻セードで ずんずん小さくなる。
怯えるチー しろくま捕まえ、
「放ってかんとって くれぇ〜〜」

ホウホウの態で霊仙山避難小屋にたどり着いた時には、すでに 宴会準備が着々と進められて おったのでした。
ほとんど 手ぶらで 参加したチー
ぼーーー っと 突っ立てると
「すんません! 焦げるから ひっくり返してちょうだい!」
と、大晦日のお父さん扱い。

宿泊可能な別室付きの 小屋に充満する 美味しいかおり〜
もう、順番なんて 何からでも ええよ〜
って、いち早く箸と器を用意してたら
「チーさん お誕生日の シャンペン抜いてください」
って Wolfgangさん 
あっかーーん! この栓 ビクともせんわ〜。誰か 代わりに抜いて抜いて〜
って ほんまに 役立たず・・・

コップに注いだ シャンペン片手に
「いただきまーーす!」
もう、何がどんだけ美味しかったって 説明する間に食べたいので
すんません 想像におまかせ します!
下の写真で 生つば 飲んでください。

しかし人間って こんなに食べれるんやねぇ〜 と思えるほど、
大満足の 大大盛況のパーティーでした。

申し遅れましたが、
ジオンさんのケーキ 大成功!! (写真参照)
バクダン卵 奇跡的に無事!!!

あぁ 生まれて初めてのバラ色のお誕生日!
みなさん ほんとに ありがとう!
チーの誕生日だと知らなかった人も、知ってて来れなかった人も とにかく祝ってくれて
ワシは嬉しい〜
オカゲで歳を取った事も キレイさっぱり 忘れました〜 \(^o^)/

 ← 究極の一枚 しろくまちゃんからの お誕生日プレゼント! 
     まるで、エベレスト 登頂みたいやね〜!



小屋まで尻セード


一旦登って 又下る


尻セードの跡


やっと、避難小屋


任された 鶏!!


単独行氏 
手際よく
キムチ鍋


気づいた時には
もうない
しろくま雑炊


ジオンさんの
デコレーション
ケーキや!


日の目を見た
ミカン缶入り
フルーツポンチ


Wolfgangさん
めっちゃ嬉しそう〜

「まさか、さっきの坂を登り返すんかえ〜?」
単独行さんに 詰め寄る。
「いやいや トラバースですよ」
と、尾根筋を見上げながら お虎ヶ池まで・・・
むろん 池は雪の下だけど、鳥居さんが 池の目印。

やがて 再び ドロドロ道
忘れた頃に 急坂下り
展望を楽しめば 足元お留守で ツルリーっ!

後ろ なかなか来ないなぁ〜
と、歩みを止めれば 
「花! ミスミソウやん!!」
「こっちにも あそこにも!」
「うわぁーーー 群生地やで こりゃ〜」
朝には 確か 咲いてなかったけど・・・
と、 さとやんワイフ。
チーが見るまで、 蕾んでたんでしょう かねぇ〜 (すんません 見逃して下さい)

「いやぁー ミスミソウやら 皆さんやらに会えて ほんとに良かったですよ〜」
って、さとやん嬉しそうに 汗フキ峠で 妻を従え去っていった。(^.^)/~~~
これで、 なんとか 家庭も保てそう だね〜

やがて 道は流れに沿うようになり、
こういうトコに ヒル って居るのよね〜 てな 薄暗い湿り気道・・・

と、突然! 腐りかけの丸太が 転がしてあるだけの オヨヨ橋にぶち当たったり・・・ もするが
しろくまさんに引っぱり揚げられ ここもなんとか セーフ。

廃村で 採取を免れたフキノトウを楽しみつつ
廃墟の裏手に
「あの黄色いの なんや〜!!」
と makotoさん 指差す彼方を
「何よ! 今さら〜」
と、眺めれば 
「あれれ!! フクジュソウ や〜〜ん」
って、はたまた 思わぬプレゼント!!
洗面器 大に奢った みごとなフクジュソウのご夫妻に 一同 再び 酔いしれる のでありました。

駐車場にて 三田さんのお迎えを受ける。
「いやぁ〜 お久しぶりですぅー」
と、積もる話に 花が咲き
まさに 百花繚乱の 霊仙 フクジュソウの山旅は、幕を閉じたので ありました。



トラバース気味に戻る


お虎ヶ池の鳥居


赤坂・三国 遠望


ガレ場のドロドロ道

滑る 危険!


ミスミソウ


フキノトウ


ネコノメソウ


里のフクジュソウ
立派!


ジオンさん


makotoさんの
スパイク長靴

 ← 本日 参加された方々を 紹介します。 イヤーー な 予感のする人は、見ないで おきましょう。
     度々ですが、CANONが拒んでも 再度 クリックしてみて下さい。 いつかは 繋がります。



3/20 (日) 曇り一時みぞれ一時晴れ

武奈ヶ岳    標高1214m 歩行時間(約)5時間 
単独行さん・しろくまさん・チー 計3名
地図・・・・ ← スタートは 左下 明王院から (なお 地図上の 比良ロープウエイ、リフトは、現在 運行されていません)

家6:35→うちの裏道6:40(単独行さんの車)→(しろくまさんすでに乗車)→名神尼崎IC6:45→京都東IC7:25→仰木雄琴料金所7:35→(セブンイレブン)→坊村駐車場8:05

坊村駐車場8:15→(トイレ)→明王院8:23→休憩(5)→アイゼン装着9:20(5)→休憩(5)→846ピーク10:20(5)→御殿山10:40→ワサビ峠10:50→武奈ヶ岳 山頂11:30(10)→くぼ地11:50昼食(35)→アイゼンはずす13:55→明王院14:30→(トイレ・靴洗い)→駐車場14:45

駐車場14:55→朽木温泉てんくう15:13入浴(16;25→サバ寿司・花折16:47→仰木雄琴17:10→京都東IC17:45→尼崎IC18:28→うちの裏角18:40→(牛乳買う)→家18:55

交通費 高速料金1750円×2 + 410円×2 合計4320円 (半分だけお渡し)
入湯料 600円

やっぱり 武奈 が好き ♪

話を戻すようですが・・・
昨日(19日) 行きの車中での出来事です。

「明日 武奈 行かへん?」
単独行氏 ぼそっ と呟いた。 
まさか〜 正気のサタとも思えない・・・
さりげなく 聞き捨てた。
(実は、刃向かうと 恐かった)

「しろくまちゃん、帰りも 黙っとこねェ〜」
って、目配せしたりして・・・

霊仙登山を終え みんなとも別れ、3人で車内密室に戻ると
突然・・・
「明日の時間は しろくまさんが6時30分で チーさんは6時40分。 今度は逆送迎で 行きますよ」
と、決定打を、打たれてしまった  (!)

まぁ〜 ちょっとだけ 今日より余計に寝れるわけかぁ〜
って、そういう問題では ないと思うけど・・・

取るものもとりあえず、朝を迎える。

近畿の山 総ナメの単独行氏、
インター下りてからの コンビニ、トイレのありかまでをも 熟知している。
今日のコースは 坊村から御殿山コース。
単独行氏は ここで吹雪の2月に 山頂寸前、無念の撤退を余儀なくされている。
昨日 琵琶湖の対岸から武奈を眺め、つくづくリベンジを、誓ったのだろう。

8時過ぎの駐車場。 すでに 10台以上が停まっていた。
「最初がちょっと きついですよ〜」
しろくま先頭で 覚悟の登りに取り付く。

10分ほどで 早くも 息が切れる。
「もうちょっと ゆっくり行ってんか なぁ〜」
気が弱いので 言い出せない。

汗を拭い 服を剥ぐ 単独行氏
片や 食い気に走る しろくま氏。 赤飯おにぎり 豆大福 餅系 ペロリ。
オマケに 昨日の生ケーキへの郷愁に まで かられていたりして・・・

チーなんて今朝から 昨日残したジャムパン 半分しか 食ってない のに・・・
これは たぶん、昨日の暴飲暴食の賜物 だろう なぁ〜
と 手持ちのチョコ 一粒。

再び 辛〜〜い 登り。
昨日とは一転して 天気が なかなかスッキリしない。
「今日は、ちょうど 気圧のハザマみたいですよ〜」
「へぇ〜」
そういや、天気予報も 見てこなかった。
             
道は 腐葉土に残雪が混じり 土の所は踏み跡なしで、ルート外しそう。
歩き出して1時間あまり、やっとの道標を見つけた 夏道合流地点かな?

トップは いつの間にか 単独行氏に代わったが、
曇天の雑木林は、まだまだ続きそう・・・
で 再び 小休止。
今度は 単独行氏も サンドイッチを・・・
っと カメラを出す間に なくなった。
二人して さっきから めっちゃ 食っとる (!)
軽〜く チーの 2日分くらいの量だ。

所々、雪が掘った 木の周り 囲い穴
幹にはオブジェ  (写真 参照)
誰かが喜びそうな 作品集 オンパレードだね〜

再び 辛い登りに耐えると、いよいよ 大展望の広場が チーたちを出迎えた。
登り始めて2時間。
ここが 846のピークだろう。



遠望する武奈ヶ岳


御殿山コースを


明王院の橋を渡る


キツイ登りに入る


振り向けば
京都北山 峰床山か


昴を歌ってる ?
実は 大福食ってる


アイゼン装着
雪道に入る


雪のイタズラ


サンタクロース


846のピーク

下から 抜きつ抜かれつだった 花粉症のご夫妻も まもなく到着。
辺りには 気ままに登る若者グループ、植物観察のご一行もいる。
広場は 南側の展望が抜群で、小休止に もってこい。
蓬莱山のリフトまでが、くっきり。

さて 尾根筋の登りに取り付く。
ホウホウノ態で 登りつめれば 
おぉ!
前方に武奈も ようやく顔を覗かせ始め、
かまわず前進すると、それが 西南稜のなだらかな傾斜へと 視界を広げていった。

この、冬枯れの シンとした 雪山の風景。
最初に来たのは二年前 「初心者雪山体験講座」で 正面谷からだった。
この秋には、やはり ミツと正面から だったので、
今の今まで 雪の武奈の この醍醐味を、知らずにいた。

得もいえぬ光景。
たまらなく ステキだ。

ふと 単独行氏、
ここまで来ると 2月の悪夢が 沸々と顔をもたげてくるのか
さっきから 感慨に 浸りっぱなし・・・
見ず知らずの若者を掴まえては、思い出話に 花を咲かせている。
武奈をバックに なかなか ポーズも 決まっとるし・・・

「ちょっと マネしてみよか〜?」
って しろくまちゃんを誘って ポーズの練習。



御殿山の登りに耐える
ご夫妻


雪っぴの
肝ダメシー?


バックは蓬莱山の
スキー場


再び 激登り


やっと、武奈が
見えてくる


武奈近づき
西南稜が見えてくる


歩き始めて2時間20分
御殿山 到着


御殿山にて
あれが 武奈だよ


郷愁に浸る
単独行氏


ヨイショ!
どう?このポーズ


振り向けば
琵琶湖方面

御殿山を過ぎると、みごとな雪屁にぶち当たった。
「ここが この前 踏み抜いたとこなんや。」
覗き込めば 身の毛がよだつ。
よくぞ ご無事で・・・

「あの時の撤退現場は、ここだったか?! いや! ここだったか・・・」
記憶を辿り どんどんタイムスリップしていく単独行氏
なんだかこちらまでが 感無量になってくる。

再度の登りに耐えると ワサビ峠
堂満岳もチラッと顔を覗かせ、いよいよ 佳境に入る。
道は 尾根伝いに すーーっと伸び、それが 山頂へと ぐるーっと湾曲し
琵琶湖が広がり始め 
そしてそして・・・
遂に 山頂表示  ターーッチ \(~o~)/
穏やかな ライトグレーの大パノラマ 何一つさえぎるもののない 感動の世界が 広がった。

あの日、この尾根ラインの隅っこに ミツが現われるのを ひたすら待っていた。
行けども行けども なかなか近づいてくれない山頂。
想像以上に 壮大な山容。
武奈を究めるには ホントに根性が要る。
でも
チーにとって やっぱり武奈は、母のように寛大だ
と思う。

「吹雪いてる! こっちに向かってるー!」
単独行氏の指差す方を見渡せば、
京都北山からの灰色の軍団が 
どんどん 押し寄せてくるのが目に飛び込んだ。

慌てて雨具を付ける。
雨具を持たないチーは、とりあえずのヤッケをかぶる。
「10分でも上に居れて よかった」
「食事は、ちょっと、下で取ろう」
ちょっとでも ずーっとでも 何でもいい とにかく降りた。

くびれの所まで ようよう駆け下りて、単独行氏が広げたシートに ドサッと荷降ろしした。



えげつない雪屁


そのアップ


再度の激登り


こんな場面も・・・


堂満岳が、顔を見せる


雪屁カーブ


ワサビ峠を振り返る


琵琶湖がうっすら


武奈山頂


靄ぎ始めた
蓬莱山を撮る


みるみるみぞれ
降りろぉー

カップヌードルに タッパご飯、それに雪混じりのみぞれが 降り注ぐ。
昨日とは 雲泥の差のランチメニュー
でも・・・
単独行氏 ワンカップ大関で、嬉しそう! ほんとに嬉しそう!!

「今日は、記録 書かないよー」
って、断って来たんだけれど、
やっぱ 書こうーっ! って この瞬間に 思った (^^ゞ

「カプチーノ 入れよか?」
って、うれしいな〜
では 火あぶりマシュマロで応戦! 
案外いけるわ〜  こんどは、もうちょっと 持って来るね。

今しがた ご飯を濡らしていた みぞれが 
あれぇ〜 いつの間にか 止んでいる。
見渡すと 雲のベールが 一掃され、視界が開けて、突如 カラーパレットの世界が
あたり一面を 彩っていた。

カシャッ! しろくまさんの一眼レフ いい音だ〜
きっと、素敵な画像だろうなぁ〜 (って催促したりして・・・ (^_^)/ )

どんどん下りつ、雪屁にたどり着き、ストック雪転がし に興じる二人。
雪のない季節だと、これはシャレに ならんけど・・・
チッコイ 雪だるまが コロコロ転がって、カワイイよぉ〜!!

オマケに どんどん広がる 青空・・・
「ほんま、燃料補給すると チーさんパワー 全開ですね〜」
「う〜ん たしかに そうとも言うか・・・」

見上げれば 晴れ上がっているのは、チーたちの真上だけ
と、思えなくもなかったが、
何分 太陽を見れば元気になる 植物人間ゆえ
多少、踏み跡を見失おうとも
坂道 ブスブスの ルンルン気分で 下山。

よう まぁ こんだけの距離を 登ったんやな〜
という 坂を ひたすら駐車場に向けて戻ったのでありました。

早くからアイゼン外し、大はしゃぎの単独行氏を、えっさえっさ 追いかけて・・・



ワンカップ大関


小さく見える
カップヌードル


湯は バーナーで


チーの埋もれご飯


焼マシュマロと
カプチーノ


蓬莱山を撮る
しろくま氏


ストック 雪転がし


六甲山系までが
うっすらと


晴れわたる空


青空天上バックに
一気下り

以下は、写真で・・・



くつき温泉てんくうで
疲れをほぐす


地階の休憩所
誰よりも早く
風呂から上がった


老舗のサバ寿司屋


さすが、鯖街道


しろくまちゃんに貰った
サバ寿司屋 とち餅


三上山に(^.^)/~~~

 ← 今日の主役  武奈を仰ぐ 単独行氏
        画面の《戻る》で、戻ってね
 ← 今日の主役U 武奈を後にする 単独行氏




3/23 (水) 曇りのち雨

明王山・可児の花フェスタ 青春きっぷの旅   標高  歩行時間 1時間30分+3時間30分
ジオンさん・チー 計2名
地図・・・・ ← 明王山の大まかな 場所です
        ← 可児 花フェスタ 記念公園

行程(行き)

場所 JR塚口 大阪 米原 大垣 各務原 森 可児花フェスタ
時間 6:00 :23 6:34(乗換)6:41 8:00(乗換)8:02 8:36 9:35(散策)11:25 12:45
徒歩 福知山線
高槻行き
普通
東海道山陽本線
長浜行き 
新快速
 始発
東海道線
金山行き
快速
ジオン車
ジオン車 下車 観賞

行程(帰り)

場所 可児 花フェスタ JR大垣 米原 尼崎 猪名寺 つかしん
時間 15:25 17:22・17:36 18:10(乗換)18:24 19:50(乗換)20:07 20:12 20:20 21:25
ジオン車 東海道本線
米原行き
 快速
東海道・山陽本線
播州赤穂行き
 新快速
福知山線
新三田行き
 普通
下車
食事

☆ 各務原自然遺産の森 P 9:35(トイレ)→(車移動)→どうだんの道入口9:52→金毘羅神社10:30(10)→明王山10:45(10)→駐車場11:25→あずまや11:30(昼食)12:20

☆ 可児 花フェスタ東駐車場12:45→(花 観賞)→15:25


交通費(一人分) 青春きっぷ 2300円
            本来は    2520円×2=5040円

花フェスタ 入場料 1000円 (ジオンさんから チケット)
        駐車料   500円

はるばる来たでぇ〜 白影山 ♪            

青春メイト ジオンさんの本拠地に乗り込む。
最寄駅から大垣まで 二時間とちょっと。 ずいぶん 便利になったものだ。
寝ぼけ眼で挨拶を交わし いそいそと ジオンさんの車に乗り込んだ。
21号線をどんどん東進 一時間ほどで各務原自然遺産の森 到着。 (地名:かかみがはら と読みます)

仰々しい名称の自然公園。 どうやら 出来たてホヤホヤのようで
「この前 来た時には、これは なかったなぁ〜」
と、武家屋敷 敷地内に ジオンさんは ズカズカ入っていく。
事務所の隣のお屋敷が これまた 仰々しいトイレで 引き戸を開けると ヒノキの香 プ〜ン。
なんだか、排泄するのも はばかられる・・・ (゚o゚)/

「たしか、この裏に カタクリ畑が あったんだけどぉ〜」
って・・・ 
「まさか〜 桜にも早いし 曇天には、カタクリ 咲かんよ〜」
と、カタクリとカタコリは、気にも止めないチー

「あ あった!」
ジオンさんの視線の先を 慌てて追いかけると
「ほ ほんまや〜」
見れば フェンス内の一角が カタクリ群落になっていて、その内の数本が ぱかっ! と 開いていた。
今日もなかなか 幸先 良いのぉ〜



 近江八幡
長命寺山かな?


岐阜 金華山

てっぺんにお城


明王山か・・・


各務原自然遺産の森

右二件目がトイレ


くみ上げ井戸
昔とったキネヅカ


かたくり畑の一本

自然遺産の森には 何本もの自然探索路があり、
ジオンさんは、すでに 和たんたちと 何度か経験済み。
今日は 白影さんの 愛してやまないという 明王山登頂が目的なので、
車移動、どうだんのみちから取り付く。
ここに来たら言語どうだん必登! ・・・ ではなく、ドウダンツツジが多い という命名らしい。

近畿の予報は雨、チーはハナから諦めモードだった
が、幸い まだ降り出さない。
先を急ごう!

落ち葉の道が 石コロ道に変わり 浮石にうっかり乗っかりそうで かなり苦戦。
まるで六甲の石切道。
その上、結構な登り・・・
早くも ゼーハー 息が切れてきた。
あれあれ 雨もぱらついて・・・
なおさらハヤル あせりの面持ち。 それに反比例する気力・・・

下界がチラチラ望めるようになり、金毘羅神社 到着。
ずーっと下の中腹で 仰々しく はためくは 不動明王の囲い旗か。
自然遺産公園の名といい 旗といい 岐阜は、なかなか仰々しい所 のようである。

雨は まったく止む気配を見せず 遂に 観念の雨具。

白影さんの山は これから まだちょっと先 らしい・・・
足元を気遣うのに精一杯で、ジオンさんの説明が ほとんど聞き取れない
が、
何は無くとも、どんどん先導してくれているので 気丈な限り。

「ほら あれ!」
前方のどん詰まり ジオンさんが指したモノは、ベンチに結わえてある真っ赤なポスト
それがこっちを向いて いらっしゃ〜い! 

なるほど これが明王山 白影さんの山ですかぁ〜
「こんにちは〜」
ポストから 訪問記念ノートを取り出す。
「みなさん よろしく ご記帳下さい」
白影さんの文字が 躍っていた。

パラパラめくれば ジオンさん、和たん、風花組長などのサインもある・・・
ノートを濡らすといけないので、そそくさと書き込んで収納。

「ホントは御嶽山まで 見えるのよ」
晴れれば さえぎるものの無い 360度パノラマが広がるとか。
限られた視界の中に 渋く浮かぶ 木曽川 犬山・・・
有名どころなら 何とか チーにも分かる。
鈴なりのアセビとツーショットの後 迷わず下山の途についた。

車道と遊歩道が交錯していて、なかなかややこしい。
「こっちか? いや こっちだ!」
ジオンさんキューリがパパ(← 成すがままと、違うか?)
で なんとか追従し 出発点まで 舞い戻る。



登り階段からスタート


落ち葉の小路


武家屋敷を見下ろす


金毘羅神社


本日の
明王山からの眺め


白影さんのノート箱


鈴なりアセビ


下山途中の道標


どんどん下る
ジオンさん

さて この雨では 食事をするのも ままならず
かといって 目ぼしい店も 知らず・・・
と、
とりあえず 近場のあずまやで温かい物でも・・・ということになる。

車で モノの5分ほど移動。

ジオンさんはザックから 鍋道具一式を、次から次へと 引っ張り出した。
チーは 出掛けに よもやの明☆チャルメラを、放り込んできたのみ。
で、この 雨空に 山ヒモ・・・ (← 山でヒモになり 出された食事にタカる事を指す 愛知言葉)
と、我ながら 情けない。

と、突然 普段着姿のオジサンが チーたちのあずまやに近づいて来た。
この 雨の中、 何ですか?
と、思いきや ただ今準備中 我らが仮設レストランの一角を
あっという間に 陣取り
開口一番
「こんな所に 何をしに来たのか!」
と・・・

「山ですよ〜 せっかく来ましたからね、雨でも 登りました」
と イズメを正しつ・・・

「何所から来たのか!」
「遠いですよ〜 兵庫県」
「ほー それは 珍しい・・・・」
「???」
「今から、詩吟 やります!」
「??????」

エッヘン

と  突然!  オジサンの口から、ほんとうに詩吟が!!
それが あずまやの屋根を突き抜け 
周囲の山々にコダマし
瞬く間に 大音響・・・

鍋の横で メール応対に追われていたジオンさん
あまりの出来事に しばし 呆然・・・

そのうち 鍋もグツグツなりはじめ 
やれ野菜だの 団子だの と こっちも負けじと・・・
「団子はい! ネギはい!」
「いや ジオンさんこそ」
「いや 遠慮しないで〜」
「っじゃ 残り汁にラーメン いきますか・・・」
味噌の香に包まれ 宴もタケナワ

オジサン さらに 大音響

静寂のあずまやは あっという間に てんやわんやの大騒動 と、化したのでした。

では このお話の最初の部分を ちょっとだけ再現してみます うまくいくかしら クリックしてね ⇒ 

結局、謎のオジサンは あまりのタイミングに 全く練習が身が入らぬ といった様子で
雨の坂道を スタスタ 去っていってしまった。

這いつくばって 笑い転げる二人・・・
まぁ 聞く所によれば
公園内で楽器の練習をする姿は 珍しくない とか

寄りにもよって
来て早々 味噌鍋を愛でつつ 雨の詩吟鑑賞に めぐり合えるとは チーも よほど運がよい と 言わざるを得ない。
オジサン ジオンさん ほんとうに ごちそう様でした〜



少し下った所にある
あずまや


トリ団子の
ちゃんこ鍋


ラーメン入れると
中華カルボナーラ


チーの好物
東京の ごまたまご

所変わって こちら 可児の花フェスタ会場

春先にもかかわらず 花壇では 雨にも負けない 元気な花々が 所狭しと咲き誇る。 
霧の噴水の向こうには 淡く 梅の香が薫り
花人形 芸術オブジェ 花みこし など 随所に設置 
そしてイベント会場でも 四季折々の趣向

いよいよバラのトンネルでは 季節を先取りするバラの回廊
花のミュージアムに、岐阜が生んだ 世紀の青いバラ「ブルーヘブン」・・・

時節ともなれば なんと7000種以上 5万本ものバラが 園内を埋め尽くすという 
イギリスを抜いて 目下 世界一のバラ園 いまなお 増園中・・・

雨にもマケズ 会場を総なめにする事 2時間40分 
岐阜を堪能した一日は ジオンさんのお計らいのモト こうして めでたくお開きとなったのでした。



東ゲートより入る


パンジーのクマちゃん


チューリップ畑


さるぼぼさん ゲット


クリスマスローズ


ヨン様展
やってる ♪


 世界初の青い薔薇
ブルーヘブン


ボケを撮る
どこかで使うのかな?


この時期に
艶やかなツル薔薇


車中より
伊吹山に挨拶

  ← 花フェスタ2005ぎふ 公式 HP


3/27 (日) 晴れのち曇り

賀名生梅林・平越山〜櫃ヶ岳 スルット関西3dayチケット   標高781m  歩行時間 1時間30分+3時間50分
Mちゃん・チー 計2名
地図・・・・ ← マークの大型駐車場に、車を止める。北曽木地域一体が梅林です。
        ← マークがスタート地点です。

行程(行き)

場所 阪急塚口 梅田 天王寺・阿部野橋 橿原神宮前 賀名生梅林 櫃ヶ岳登り口
時間 6:30 :38 (乗換)7:00 (乗換)7:20 7:59 9:00(散策)10:50 11:35
徒歩 梅田行き
普通
地下鉄御堂筋線 近鉄南大阪線
金山行き
急行
Mちゃん車
168号線
168号線→20号線
→309の手前右折
墓地の手前路肩
下車 登山

行程(帰り)

場所 櫃ヶ岳 登山口 橿原神宮前 阿部野橋・天王寺 梅田 塚口
時間 16:30 17:20(乗換)17:31 18:11(乗換) (買い物)19:02 19:15 19:25
Mちゃん車
309号線
近鉄南大阪線
阿部野橋行き
急行
地下鉄御堂筋線 阪急神戸線 徒歩

☆ 賀名生梅林P 9:00→見返り千本9:38→山頂の小屋10:00(10)→ 駐車場10:45(5)
☆ 櫃ヶ岳 登り口路肩11:40→玉泉寺への分岐11:50→最奥の民家12:15→平越山13:10(昼食)13:40→櫃が岳への分岐14:20→櫃ヶ岳14:30(20)→ (探検)→釜○家裏16:05→車16:25


交通費(一人分) スルット関西3dayチケット 1666円
            本来は    220円+270円+610円=1100円 ×2=2200円



梅見の宴

 たとえ 山キチと言われようとも、絶対に外せない Mちゃんとの 月一ハイク。
「で、どこ行きますか〜」
「オヨヨ しまったー! 行く場所 決めるの忘れてた〜 (゚o゚) 」

梅は咲いたが 桜は まだかいな〜 ♪
歌ってるバアイ か!

で、苦しい時の クマ頼み
「ねぇねぇ しろくまちゃんのご推奨 賀名生梅林 そばに 山 あったっけ・・・?」
と、
まもなく お返事メールを 頂戴する。
櫃ヶ岳です。 この前 Wolfgangさんも 登ってられます」
と、地図とガイド本のファイルつき
さすがさすが〜 

ちょっと、マイナーな山だけど・・・と、恐る恐る Mちゃんにお伺いを立ててみた。
「良い良い 是非 そこへ!」
Mちゃん いたって乗り気。
ほんまに 助かり ちょんまげ (^◇^)!

橿原神宮前駅で 恒例の車とヨン様に挨拶。(金剛山以来だね〜)
本日午前中は快晴らしく  今のところ もったいないくらいのお天気。

橿原に住むMちゃん どうやら賀名生梅林を知ってたらしく、難なく到着してしまった。
表示に従い 大型駐車場(無料)に プールする。

うわぁ〜 
いきなり だった。
すり鉢上の斜面に 梅 ビッシリ〜!
まだ、9時なんで、ほとんど車も止まってないし〜
行け行けドンドン と、橋を渡って、梅林の斜面 舗装路を登る。

「梅って イマイチ 地味でしょ〜」
「確かにね〜 でも、徒長した枝に キリリと密生してて、咲き方が 毅然でパワフルというか、凛々しくシンプルというか・・・」
チカラ 入るぅ〜
かくいうチーも ちょっと前までは 『梅なんて 好きじゃなかった』

だが今年、これだけ 桜が遅れてて、たまたま行った近所の公園でも 遅まきの春到来を 発見してしまって以来、
すっかり 梅に 魅了されているので、
この鑑賞会は まことに 意味深いのだ。

売店横の地図に 唖然となる。
現在地の口の千本下 から始まって、一目千本 見返り千本 東雲千本 奥の千本 
それを ぐるっと一回り・・・で、約2時間
まさに、「吉野の桜」 のノリである。

「この車道を登るのか〜」
と、売店から おばちゃん 突然出てきて
ピンクの地図を 手渡してくれた。
奥の千本への近道は 左の急登を詰めれば 良い らしい。

車で一周するコースから離れ、梅のトンネルを潜って行く。
光線の加減で 淡さが引き立ったり、霞んだりと 見るものを飽きさせない。
ほのかに漂う 甘い香り〜
たまに それが ジンチョウゲだったり するけれども・・・

息を切らして這い上がれば、更なる梅林の斜面が 待ってました と 眼前に開け、
あっちも こっちも と、まさに梅の四面楚歌・・・
いや 何ていったら良いんだろ〜
吉野の遊歩道に比べるには あまりにも俗化 してなくて・・・
一目 20000本もの梅の木は 桜派のMちゃんさえも 瞬く間に 梅ファンに変えてしまった。

「この辺の花は まだだねぇ〜」
「いや こっちは もう咲いてるんじゃない?」
高度とは関係なく 開いた梅を追いかけて、遂に 奥の千本の上まで上がってきてしまい キョロキョロ
梅林は、いつのまにやら 枯れ枝の柿畑に変わっていた。
「ほら あそこの あの銀ビカリは、柿ミュージアムかしら?」
(方角が違うかも・・・)

広がる展望。
「あ! あそこ ほら! 稲村ヶ岳 !!」
「ほんまやぁ〜」
稲村ヶ岳は、Mちゃんと二人で最初に登った山なので、殊のほか 思い入れが強い。
オマケに、端っこチョボっ の大日山が特徴的で チーでさえ すぐに見分けがつく。
それが 梅林の彼方に 見えとる!
信じられない面持ちで、とりあえずの撮影会に興じた。



賀名生梅林 駐車場


斜面の梅林


梅林に埋もれる民家


奥の千本までの
略地図


斜面をジグザグに登る


オヌシの接写


セッシャの接写


開ける視界

右隅に稲村 大日チョボも


あれ! 稲村だ!!

実は別のモノを指している

 ← 梅林の一角です

梅林に別れを告げ
地図とアクセスメモ 首っ引きで、丹生川(にゅうがわ)を渡る右折路を探した。
309号線の手前が工事中なので 見落としやすい。
一旦、309号線に出てしまってから Uターンしたら、すぐ左に見つかった。

Wolfgangさんが駐車した地点まで待てず だいぶ手前で下車し、車道をテクテク歩き始める。
表示の墓地は まだ かなり先だった。

往々にして 登山道は「取り付き」がややこしい。
再び 地図やら ガイド本のコピーやらを手離せない 「歩き」 が始まる。
書いてある通りに進んでも なかなか そのとおり運ばない。
これは 人の「感性の違い」にも よるようだ (^^ゞ

で、アテにならない 人の文を、やっぱりアテにするしかない。
おぉ! と思った登山道の地図はその辺の住居地図だったり 
で、 もうかなり へばってきている。
かれこれ昼前だ。

玉泉寺の分岐は  おそらく 「上る」 だろうと 左道を選ぶ
と、まもなく シダレザクラの巨木が ジャーーン と現われた。

「この木だよ〜!」
Mちゃんは だいぶ前から気づいていたらしい。
チーは空腹のあまり 目がかすんで なかなか識別できなかったのだ。
腹の虫は 律儀なもんだ〜

民家を抜けようと、ふと 庭先に 暇ぁ〜〜 な 爺さんと バシッと 目が合う。
栃ヶ山は こっちですか〜?」
「なに? 知らんで〜」
という顔・・・

そんな殺生な〜

「だって、ほら 地図・・・」
櫃ヶ岳とかにも 行くんだけど・・・」
「あぁ 櫃ヶ岳やったら あれや〜」
と、指差す方に、なだらかな弧を描いたような 山容は広がっていた。

栃ヶ山は、それの手前の方と違うか?」
どうやら、チーたちは、地元の人も知らない 山に行こうとしているようだった。
それから かれこれ10分ほど、 週末ここへ通っている というおじさんも交えて わいわい話しこむ。
なんと優雅な こっちゃ。
こんな事 やってる場合じゃないんだけど・・・

イノシシだの野武士だのと、さんざん脅かされて、
なら 笛 吹いたら 絶対に 飛んで来てよ〜 
と 「マグマ大使」扱いし やっと、無罪放免になる。

最奥の民家からがようやく 登山道
さて いよいよ問題の栃ヶ山探しだ〜

しかし、櫃ヶ岳の道標はあっても、ないのよどこにも 栃ヶ山の表示。
ガイド本にも「ない」 と書いてある じゃない。 
けど ガイド本だって 本に載せるくらいなら 道標くらいは ゼッタイ 付けとくべきよね〜
そーだそーだ!

人間、腹が減ると 気が短かくなる。
その上、太陽直下 先ほどから めっちゃ暑い
 
ヤブ山に入りかけては 引き返し、
次のヤブを疑っては 立ち往生。
そろそろ 心身共に 極限状態に陥ってきた。

左側から スーーっと伸びているの脇道に目が止まり
「ねぇ これじゃない?」
と 黄色い杭が、点々と打ってある それを行く。 なんだか杭に応援してもらっているみたい〜
ちょっと、足場が悪くなってきたが かまわず行く
所々 テープの切れ端がヒラヒラしている。

そのうち、ドンドン悪路になり、
こりゃ ゼッタイに違うわ〜
というてっぺんの その少し先の 丸太を転がしてあるスペースに ザックをどさっと下ろし
「もう あかん!」
と、二人してため息。
こうして この得体の知れない山頂が 私たちの 今日のレストラン となった。



杉の樹木林路肩に駐車


玉泉寺の分岐
左を進む


シダレザクラの裏を進む


櫃ヶ岳が見え始める


最奥の民家の庭先から取り付く


やっと見かけた表示


植林地を登る

Mちゃんと一緒のときは チーがラーメンを作る。
とりあえず 一人前を、鍋焼き鍋で煮た。
気温のおかげか、すぐに完成。
それを分け合い、後はパンやら ごはんやらを てきとーに胃袋に詰める。
「行きますか〜」
早くしないと、櫃ヶ岳まで、リタイヤしそうだ。

引き返す途上で、
「ここ 平越山って いうんだわ〜 」
と、指差す杭を見ればなるほど、「平越山」 と 彫られている。
もしかして 平越さんという人の持山なのかなぁ〜 と、かんぐりながら さっきの縦走路に戻る。

この辺りは マッタケ山を含めて、個人所有の山が多い。
栃ヶ山も、もしかすると、あまり 他人に来て欲しくない山なのかも知れない。
ならば なおの事、櫃ヶ岳に専念しよう。


平越山から 1時間ほど行ったところで、突然展望が開け、雄大な雪山、そして愛しい稲村ヶ岳
再び視界に飛び込んだ。
雄大な方は どうやら 八経ヶ岳のようだ。 (後で分かった)

昼頃から雲が増え始め、どんよりしてきたので もう 展望とはオサラバだと諦めていた
まさか、お目にかかれるなんて・・・ しかも 梅林よりも リアルに悠然と現われるなんて、思っていなかった。
「見たら撮るのよ!」
ジオンさんの言葉を思い出し、ひとまず収めて先を急ぐ。

まもなく、誰にでも分かる「櫃ヶ岳ハイキングコース」の表示。
その先も左折で 鳥居をくぐり、六甲最高峰への急坂もどきを ヒーヒー 這い上がり
これさえ登れば、あの 稲村に会えるのだぁ〜
と思っても、やっぱりしんどい 地獄の5分間・・・

あぁ、ようやっと、山頂の祠にたどり着いた。



野菜たっぷり出前一丁


いつも喜んでくれる
Mちゃん


振り返ってみれば
酷いレストラン


平越山というらしい


植林地をドンドン行く


稲村が リアルに


櫃ヶ岳への道


山頂の八幡神社祠

祠に一礼し、裏手の三角点見晴らし台へと駆け上がる・・・
東に サーっと開けた展望。
目の前に 先ほどの明峰が 肩を並べて連なっていた。

感動で 気絶しそうになりながら デジカメを向けた。心を込めて撮りなおし、念のため .もう一度撮った。
Mちゃんは 切り株に上って 山頂表示と格闘している。
さっき 沸かしておいた湯で、おもむろにコーヒーを入れる。
飲みながら撮る。
お菓子を摘まんで また撮る。
下山を惜しんで またまた 撮った。

 ← 連なる明峰  左から稲村ヶ岳 バリゴヤの頭 弥山 八経ヶ岳

祠の東屋にノートがあり 記念に記帳。
「Wolfgangさんの 筆跡が残っているのでは・・・」
言ったのは Mちゃんだった。
同じページのトップのカキコを 発見する。
カシャ! また一つ 土産話ができた。

「残るは、栃ヶ山だね〜」
Mちゃんは そういうことを言う人では ないので、目の玉が飛び出るほど驚いた けど
売られたケンカは・・・
のノリで、再度 探検に繰り出す。
途中で、落ちていた地図を、拾ったりして、
それには また別のコースタイムが書いてあったりして、いよいよ混乱しながら・・・

一番はっきりした分岐は見送り (後で思うと、どうやらこれが栃ヶ山への登り口)
誰かのための細道分岐を、2本ばかり攻めてみる。
が、ついに ヤブコギして究めたネコの額ほどの山頂は なんの表示も痕跡もなく
二人して ここを「マッチー山」 と名づけ、探検はお開き と した。

途中、ドンドン下って いささか 下りすぎ、
気が付けば、人の民家の裏庭にひょっこり顔を出して
「私は何所でしょう?」
突然現われた侵入者に 嫌な顔一つせず、親切に道案内をかってくれたオジサン。
ちょっと 頼りないけど、親切にされると、やっぱり嬉しい〜オトメ心・・・

結局 登山者には誰もアワズ この山はアワーズ なんちゃって (^◇^)v
と、二人 大満足の面持ちで 
広橋梅林にて、再びデジカメを振り回し、
夕梅がヨバイにならぬうちに と 急ぎ 梅に暇乞いをする。



櫃ヶ岳山頂表示


それを撮るMちゃん


八経ヶ岳・弥山


稲村ヶ岳


Wolfgangさんの記帳


マッチー山の松


下山路の八幡神社


下山路の梅畑


広橋梅林

 ← 近鉄沿線梅林情報 花便りに飛べます(しろくまちゃん提供資料)
 ← Wolfgangさんの櫃ヶ岳 記録
 ← 柿 博物館


3/30 (水) 晴れのち曇り 下山後パラパラ

三十三間山 青春18きっぷ   標高842m  歩行時間 3時間20分
SIVAさん・ミレさん・和たん・ジオンさん・チー 計5名
地図・・・・ ← 地図上の武奈ヶ嶽は、比良の武奈ヶ岳とは、異なります
        ← 地図上では 信行寺の沢筋が、登山道です。

行程(行き)

場所 JR塚口 大阪 山科 近江今津 敦賀 敦賀インター 三十三間山 登山口
時間 5:45 :10 (乗換)6:24 (乗換)7:15 8:15 8:48 9:00 9:40
徒歩 JR宝塚線
普通
JR京都線
快速
JR湖西線
普通
JR湖西線
近江塩津から
北陸本線
SIVAさん車
和たん車と合流 ミレさんと合流

行程(帰り)

場所 三十三間山 登山口 敦賀インター JR敦賀 長浜 尼崎 JR塚口
時間 15:30 16:25 16:51 17:43 19:22 19:25 19:50
SIVAさん
途中 へしこ屋さん
和たん・ジオンさん
下車
北陸本線 米原から
東海道線
陸橋駆け上がる 徒歩

三十三間山 登山口P 10:00→山頂へ3K 10:15→最後の水場10:30→休憩(10)→夫婦松11:10(10)→中間点11:22→尾根筋11:50→山頂12:20(15)→原っぱ12:50(昼食)14:10→風神14:20→夫婦松14:37(5)→登山口15:20

交通費(一人分) 青春18きっぷ 2300円
            本来は    2520円 ×2 = 5040円


へしこツアー

もう すでに バレバレだろうけれど、SIVAさんとの山行デートは、チーがエントリーした (^^ゞ
敦賀の三山を制覇するのが目的だった。
アンタのような『ベッピンさん』と、田舎の駅で待ち合わせたのでは、おちおち町を歩けなくなる と言われ
ヒミツの場所で ひっそり落ち合った ・・・・

なんか、面白そうじゃん!
好奇心むらむらの 和たん、ジオンさん、そして 今回お初のミレさんも加わる。
ミレさんは、カモシカのようにスタイル抜群で、山という山をモ〜ラされている超ベテランのクライマー
なんか、ヤダなぁ〜
チー一人が 及び腰である。

察しよく SIVAさん
「今どきの 岩籠山は沢が危険。三十三間山にしましょう」
と 変更 下さった。

敦賀インターで大垣組と合流。 カモシカ・ミレさんは直、登山口に現われるらしい。

27号線で小浜方面へと向かう。
左、野坂岳、奥に岩籠山、まもなく雲谷山・・・
右は 若狭湾、三方五湖・・・

SIVAさんの矢継ぎ早のガイドを 必死で聞き取り、
時折 ハンドルお留守(!) に 息を呑みながら・・・
キョロキョロして目を回す。
あっという間に方向音痴になった。
やっぱ 若狭の地図も 持ってくべきだったよな〜 (山地図 しかない)

「ギャー ここ! 空手の合宿場所だわぁ〜!」
とか言って ジオンさん一人盛り上がってる〜
あぁ そーですかー

山の西側に回りこみ、登山口Pにて、4駆のミレさんと合流した。

およそ、残雪など期待できぬ日和。(予報では 曇りのち晴れ)
SIVAさんは すでに 薄物一枚。
チーは 相変わらず フリースにジャンバー シャツにスカーフ 計4枚 
だって、寒いんだも〜ん!

仰々しい「三十三間山」石碑前で記念撮影し 川沿いの林道に入った。

『三十三間』の名は、この山の木を「三十三間堂」の屋根に使用したことから 取られたらしい。
ちなみに 京都人は、この山を「33」 と、親しみを込めて 数字だけで呼ぶ。
尼崎で「33」といえば 競艇券になるけれども・・・・



右端が武奈か
JR志賀駅辺りで 撮影


蛇谷ヶ峰
JR近江高島の先で 撮影


北陸本線
窓が少なく手動ドア


雄大な野坂岳
27号線 車から


右の盛り上がりが
三十三間山


トイレ完備の登り口P(無料)


ひよこ隊もシカ隊も
全員集合


まるで山頂の形相

流れに沿って 木漏れ日の植林地を行く。
綺麗な雪融け水だ。
『山頂まで3K』 しっかりとした道標の先に、小さな滝の広場。そこがミツマタの群落。
ヤブツバキが、まだ花を残して 川面に垂れている。
ミツと二人だったら、この辺りで 軽く2時間は遊んでられるだろ〜

と、突然 流れの急な沢渡りに遭遇した
チーの前を和たん、ツルッ と なりながらも、ジャバジャバ 何食わぬ顔で渡る。

一人残され チー ビビル。
「こっちを渡ったらいいよ」
と、SIVAさんの視線の先には 苔むした丸太橋。
こういうのも 結構 滑るんだよな〜
と、ストック出してヨタヨタ〜〜

ようよう渡りきった所で、な〜んともいえない みんなの視線  ビーーーッ 
こら いっちょ 笑わしたろ か〜
逆戻りして 悪乗り渡りの 再現フィルム
意外にも カモシカに 受けた (!)

その先、最後の水場を過ぎると
「もぉ〜 あんなアホな事 するんじゃなかったよ〜」
と思えるほどの 急登 ジグザグ。

時折目に付く シカの糞
たまに デカイ塊とかも あって、
「これ ヒト のかなぁ〜 でも、紙 ないし・・・」
などと、また 失笑を買ってしまう。(゚o゚)

後悔先に立たず 口数少なく 20分ほど さらなる登りと格闘すると、
ようよう ちょっとした広場に出た。

ジオンさんは、花粉症マスクで 熱ってる。
「ちょっと脱ぐわ」 の 小休止 ハッサクつき。
「待ってました〜」
美味しい 美味しい
いただきながら 今度こそチーも 夏みかん 剥いてこよう! と思う 今日この頃。

その先10分足らずで 夫婦松 
展望バッチリで 天下晴れての休憩所
ちょっと  言ってくれれば ここまで休まずに登ったのに〜

と、すでに ご臨終の 松のカタワレに 合掌。
ふと 「未亡松」からは 若い枝が一本。
松のご夫婦は 死別 だったかどうだか・・・ おや すぐ隣に 若い松が 控えとる!
さては 不倫のいざこざか 後ガマ事件 かぁ〜
じゃー あの子は  誰の子?
疑問が波紋となり、瞬く間の 休憩時間。

おっと、そうそう 景色でした 景色
すばらしい!
眼下 見方町、向こう 三方五湖に梅丈岳ドライブコース そして 弧を描く若狭湾・・・
まさに、若狭の名物 それをギュッ と 集大成したような 風物詩! 
なるほど気比の松も 生えてたりして・・・ (クリックしてね)  →     
ちょっとこれは スベったか〜 (^^ゞ



林道を行く


ハス川支流


立派な道標
山頂まで3K


ミツマタ


結構 華やか


ジオンさんの
ハッサク休憩


景勝地の休憩地


松の御曹司誕生の
秘話とは・・・


景色を堪能する

わずかに登ると ここ 『中間点』
えー まだ 中間点〜〜ン? 
山の会が測定したのかねぇ〜 字 踊ってるよね〜 信じれる?

と まもなく、登山道が 雪道に変わった。
残雪が温まってユルユルなんで 足がズボズボ陥没する。
先行の2人のスラッとちゃんが、深みに嵌まって 足を掬われ・・・
予想外のピンチ。
特に 木の周りが 頼りない。
軽量のチーすら 軸足が地盤沈下して、うわぁ〜 の不意討ち ムチウチ やぁ〜
後続隊を撮りたいけど それどころじゃない。

山頂まで1Kの表示から 20分ほどで やっとやっと 尾根筋に出た。
あ〜 しんど。
前方はるか彼方の高い山なんかも 見えとるー 見えとるー
「なんか 武奈みたいや〜」
「そうや」
えっ! ほんとうに 武奈ヶ岳 だった。 

チーは武奈が好きだ。
この前も、記録のページで告白したとこ。
でも、いっつも 琵琶湖側から比良山系の一ピークとして眺めるだけで 
こっちの角度からの断面形を 見たことがなかった。
これが 武奈かぁ〜
あらためて 眺めた。

周りから際立った、その秀逸した姿が、毅然と誇らしげに そして 神々しくさえ思える。

まさか SIVAさん 武奈を見せてくれようと この山を選んだ・・・
思い上がりでもなんでも
ありがたくて もったいなくて 感動のやり場なく
ひたすら、カメラに向かって気持ちをぶつけた。

景色はさらに広がっていた。
ハッサク休憩所よりも はるかにみごとに 入り組んだ湾の曲線やら 点在する島やら
「うっすらと青葉山まで見えとるなぁ〜」
SIVAさんまでが 感心している。
ミレさん それに相槌を打つ。
和たん ジオンさん 言葉を呑む。

昼の音を聞きつつ おもむろに 山頂を目指すことにした。

 ← 奥の山が 武奈ヶ岳 です

 ← 若狭湾を望む景勝地 三方五湖も・・・



木の間にぶら下がった
道標


カモシカ ミレさん
その前 ジオンさん


豚鼻のトナカイ
ではないだろう


 ブナやミズナラの林
陥没雪道に難攻


後続隊

意外と涼しい


ジオンさん 
見晴らしに ご満悦


みんなで
若狭湾 遠望


山頂を目指す


なだらかな尾根筋を左から回りこんで じわじわ攻めていく。
道が婉曲していて、振り向けば和たんの背後の風景が どんどん変化する。
足元は 一面 雪野ヶ原。
雪が融ければ ススキと笹原。それが風に吹かれて一斉になびくのか〜
尾根筋から15分 最後の急登の先が 待望の山頂だった。

「着いたよ〜」
半分 埋まった山頂表示 満面笑顔のみんなを撮る。
誕生日に貰った三脚は、今日がデビュー。
うまく撮れたかなぁ〜

向こうに大御影山 その先には 琵琶湖も あるはず・・・
登山口から 方向音痴のチーは、目下 大混乱
「なんで こっちに琵琶湖 なの?」

時折 ビューンと吹き抜ける風に 思わず 体を強ばらせる。
「これでも 今日は かなり風が少ない方 やで。」
「へ〜」 
そういえば、途中の 風神(かざかみ)には 風の神さんが祭られていた。

昼ご飯は ちょっと下の 雪のない原っぱ にしよう!
そうと決まりゃ わっさわっさ 瞬く間に駆け下りていくみんな。
やる事 早い早い!
と、思いきや、全員 ハタ と 立ち止まった。

「どうしたの〜?」
あれ〜! あの黄色い帽子
「クニさん や〜ん!!」
和たんたち「ひよこ隊」とお初だった時 愛宕山を案内くださった クニさんだった。
なんで また ここに・・・

和たんからのテレパシーで、岩籠山に向かったが、沢がきつくて引き返し、それからこちらへ方向転換した という。
スタートが1時間半も遅れたのに なんちゅうスピードで 登って来たんだろー!!

「お昼を是非 一緒に!」
と、お先に原っぱへと向かった。

ホルモン、エリンギ、ポテト、味噌鍋、煮込みうどん、フィルターコーヒー・・・
ホルモン 早くも焼ける匂い〜〜  たまらん!
ジオンさんは 炒め物をしながら 和たんの鍋の算段
和たん ポテトパンを齧りつ 鍋の守
ほとんど出番のないチー 邪魔してるだけ 
と、クニさんも加わって 盛大な宴会は続く・・・

ホルモンに至っては、食べても食べても つぎにきてくれる。
後で知ったが、これは福井で選りすぐりの 特選品 ホルモン だったらしい。

チーは タンパク質で お腹を膨らませた経験に乏しく、(゚o゚)
畏れ多くて、もったいなくて・・・
あっちゃこっちゃに オロオロ箸を伸ばすのみ。

わずかばかりのカステラ、それも、大垣せんべい=田中屋の4枚重ねに 圧倒されて 
ついに デザートに至るまで 大園遊会 終焉。
いやぁ〜 ありがとさんでした〜
と、お開きにな・・・

「んじゃー へしこ いきますか〜」
えーーーーー!!
「い 今から へ へ へしこー ですか〜」

SIVAさんは特製網にへしこを ポンポン と乗せ 慣れた手付きで「焼き」にかかった。
まもなく 糠をこがず香ばしい匂い
あっという間の完成!

お皿にとって、恐る恐る 回し食いする。
「和たん そんな 大きいー 辛いよ!!」
「美味しい〜」
和たんが嵌まった!

チーもちょっと食べた。
辛い(!) どころか、何というかね〜 この 複雑な味。
まったりとやさしい コクと風味は 口中で 多角形に広がり、
甘い、辛いと お粗末な味覚の表現の域を はるかに越えて ゴージャスにもさん然と自己主張し
う〜ん 酒 飲みたくなるよなぁ〜

背に続いて、腹の部分も行ってみた。
こちらはさらに マイルド。
脂が乗って 舌にとろける。
まったりとホンワカ まさに味の饗宴・・・

へしこ って これかぁ〜 凄いでぇ〜! これは・・・

笑顔のSIVAさんが へしこに見えた。



左に回りこむ


広がる下界 豆粒 和たん
魔法のポケット叩いてる?


武奈と和たん
ツーショット


埋もれている山頂表示


山頂へ向かう
クニさん


さっと炒めるホルモン
たまらぬ匂い


味噌煮こみ
名古屋コーチン入り


4枚重ね 味噌せんべい

驚異の硬さ


敦賀名物へしこ
強火の遠火で


いつの間にか 青空が曇り空に変わり、そろそろ ほんとにお開きにしましょ! と 号令をかけていた。

荷物をまとめて来た道を 引き返す。
よーい ドン!

いやぁーー 下りは早かった〜
ちょっと、油断して 展望に未練を残しているうちに、あらあら みんなどんどん見えなくなる。
どんなに急いでも 追いつけない。
時折、ジオンさんが、心配顔で 待っててくれるけど・・・
もう 影も形もない〜〜〜 !

ようやっと、夫婦松で、クニさんが腰掛けている所に こぎ着けた。
水筒片手に小休止。

雪も消え、カサカサした 落ち葉の道をグングン下る。
丸太橋。
チーの前をSIVAさんが渡り、ちょっと 橋がしなった。
うっそー 行きより 何倍も慎重に行こーっと!
「こんどは 芸ぇ〜 なしか〜」
え? 期待してたの?

昼メシ原っぱから ものの1時間10分ほどで、下山してしまった。
駐車場で 朝より幾分ほころびかげんのサクラに 暇乞い。
へしこ屋さん経由で、帰路につく。

「やっと二人っきりになれましたね」
と 電車の時間まで 改札口でSIVAさんとの会話を 弾ませる。
まるでシンデレラ気分だ。
(と もぉー 何でも 書いとこ・・・)

乗車して 銘菓 『羽二重重ね』 を噛みしめる。
しっとりねっとり 敦賀の心意気がする味だった・・・ 

米原から乗り込んできたおばさんと 臨席。
なんと、おばさんは 福井の荒島岳山麓出身の 現在は大阪人。
「へしこ 買ったんですよ」
「へしこ やぁ 懐かしいわぁ〜 小さい時は高いんでね〜 へしこはイワシだったのよぉ〜」

敦賀から持ち帰った福井の宝
へしこは福井の生んだ食のキワミ 熟成された逸品だ。
さぁ〜 今日こそ 「へしこ」と格闘するぞー
これはまさしく 鯖イバル。



風神(かざかみ)

男の風カミとかとは異なる


だれも いなくなった


夫婦松
 小休止


恐怖の丸太橋


駐車場のサクラ


これ へしこ屋さん(?)


列車より
雪を頂く伊吹山


夕映えの琵琶湖


染まる武奈

 ← 敦賀から持ち帰った 想い出の名場面集です。
     アクセス不可でも 何度か戻って 再チャレンジしてみて下さいね。