【弓折岳 その1】

標高2588m

月20日〜22日(土〜月) 雨時々曇り

しろくまさん ・ Mちゃん ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 弓折岳 

新穂高BS625−ワサビ平山荘800(30)−小池新道902−秩父沢1000−(昼)−鏡平山荘1255


深夜バスの後部座席を三人三様に陣取って、結局一晩、寝たような寝てないような、、

寝ぼけ眼で車窓を見れば、なるほど確かに信州の風景、、しかし如何せんこの雨は?
夜が明けてるのかどうかも定かでないまま、5時半、新穂高で降車。

やっぱり雨。
すでにここでメゲメゲモード。(笑)


登山指導センターというのがその辺にあるはずが、改装中なのかどこにも見当たらないので、
仕方なくトイレの前で支度する。

アカンねぇ、ザックを枕にしたら、、と
ぺちゃんこパンを齧っていたら、他の方々は次々に発たれていき、残るはもはや私らだけ。

観念して行きますか、、しぶしぶ雨具を着けて、6時25分スタート



バス回転場を突っ切り、蒲田川の橋を渡り、左俣林道を北進
新穂高ロープウェイからの道と合流し、ゲートを抜け、
林道をぐんぐん上がっていく。

それにしても一向に上がらぬ、このテンション、、あぁ、雨もね。(笑)


左には、穴毛谷の広い河原、
対岸で仁王立ちする絶壁が、まるで屏風のようで、
初夏には雪崩が起きやすく、遭難多発エリアなんだとか。



ショウマや、ノリウツギ、ヨツバヒヨドリ、アザミ、ホタルブクロなどに混じって、なんとオオヤマレンゲが咲いている。
こんなところでお目にかかれるとは思わなかった。
しかも、看板付きですわ。


ゴゼンタチバナや、コイワカガミなど、亜高山帯の花がなぜここに?と思ったら、
風穴だ。
冷たい風が穴から終始、吹き出している。

もっとも「ここが風穴」だと気づいたのは、翌日、下山してきてからだったのだけど。(笑)


水場を過ごした辺りから、雨がどんどん激しくなる。
予報では、そろそろ止むはずなんだけど、いったい、どうなってるのか、

笠新道分岐を過ごして、10分ほどでわさび平小屋。
堪らずここで雨宿り。

あまりに雨がひどいので、しばらく様子見。

先に発たれた人も後からの人も、やむなくここで雨宿りするので、どんどん人が溜まってくる。

ガラス越しに部屋のテレビを凝視すると、今日より明日、明日より明後日の方が
天気は好転しているようす。

せっかく大阪くんだりから来たんだし、ここで引き返すなんて、諦めがつかない。

約一名、もう帰りたい気分いっぱいの人もいるようだけど、(笑)


躊躇する間に幾分、小降りになったので
何とか鏡平山荘まで、上がってみようということになる。


そう思って歩き出せば、いつの間にやら雨は止み、ブナの美林を抜けた頃から
沢沿の林道はシシウドやオニシモツケの花街道。



通行止めになっている奥丸山分岐を過ごすと林道終点。

ここからは小池新道、
鏡平まで3時間45分と記してある。


河原から、いきなりゴーロ。
でも丁寧にペンキ印がつけてあり、整備も行き届いていて歩きよい。

この悪天の中、タニウツギのピンクだけが明るくて、なんとも誇らしげ。



他にも、マタタビ、オガラバナ、カジイチゴ(白花のベニバナイチゴ?)と、いろんな花が咲いているけど
再び降りだした雨で、なかなかカメラが取り出せない。

写真が撮れんほど、つまらんことはない。

ふと、傘だ、
やっと気づいて、それからは傘、ストック、カメラを、何度も持ち替え忙しく、、
あぁ、手がもう一本、あったなら。(笑)



思い出したように、雨が時折、激しくなる。
しろくまさんは観念して、もうカメラをザックに、しまってる。

あの人の分まで撮らねば! と、、オバサンは俄然、はりきってる。(笑)



小池新道に入って、一時間ほどで秩父沢の渡渉ポイント。

轟々と流れる激流の、水量の多さにドギマギしながら
さっき小屋で確認してもらったとおり、丈夫な木橋が架けてあって、安心して渡れる。
ありがてぇ〜

水しぶきを浴びながら、気分は爽快♪
この水は雨とは別モノのようで?(笑)



そして再びゴーロに取りつく。

道の脇には、ミドリユキザサ、ハクサンシャクナゲ、ヒョウタンボク



チボ岩を越えた辺りからズダヤクシュ、
地味だ花だが、これを見ると、アルプス気分になれる。(笑)



30分ほどでイタドリヶ原
花もどんどん増えてきて、屈めば花が近くなる。

もうすっかり、傘を左に持ち替えるのにも慣れてきた。

オオバミゾホオズキ  クロツリバナ 
ベニバナイチゴ  タケシマラン 


朝早かったし、そろそろお腹も空いてきた、
道端の樹木の陰で銘々に、雨を凌いで行動食。

朝おいしかったランチパックのきなこ餅、
今食べてみたら、パサパサで喉が詰まる、ゲホゴホ。
行動食は難しい。(笑)

ミヤマキンポウゲ マイヅルソウ
キヌガサソウ オオバキスミレ


大急ぎで食べ終え、すぐにまた歩き出す。

少しお腹にモノが入っただけで、肝が据わって
よっしゃー 頑張るぞー!


雨に濡れてもキヌガサソウは毅然としてて、じっと我慢の子に見える。
見習わなくっちゃ。



しろくまさんが呼んでいるので急いでいく。

あ、サンカヨウさん。
下では、もう青い実になっていたのに、この辺では花盛り
まだ春なのね。

シースルーと、しばし戯れる。



それ以外にも、色んな花が咲き乱れ、お前もガンバレと励ましてくれてるようだ。

雪解けしたばかりの所には
ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、ツマトリソウに、ミネザクラ、、



なかなかシシウドヶ原が来ないと思ったら、いつの間にか通り過ぎてて、「熊の踊り場」まで来てしまってた。
どうやらさっきの雪渓が、そうだったようだ。

そして「熊の踊り場」

せっかくなので、踊ってもらう。
わ〜い 感動!



でもね、手を上げたら袖口から雨水が入って下まで貫通しましたわ、、って。
すんましぇ〜ん!<(_ _)>



鏡平山荘に着く手前が急登だと覚悟したが、それも大したことはなく、

ザァザァ流れる雨水は、うまく登山道を外して別ルートで流れているので、道が川になる、ということもなく


さすがや、、と感心してる間に池が現れ、
木道が現れ、、
鏡平は、もうすぐそこ。



この池の向こうに、槍や穂高が居並ぶのだろうけど
何しか真っ白。

では、代わりに私が 「ヤリ?」を、ヤリましょう!(笑)

お時間あれば、画像にマウスを・・・
ヤッリー!


木道を伝った先が、鏡平山荘。
12時55分着



受付を済ませ、まずは、食堂の片隅を借りてお昼。

部屋に戻って、おもむろにザックを開けたら、あらら、中の中までビッチョビチョ、、(>_<)

というわけで、その後は暇にすることもなく、
部屋と乾燥室の往復で、17時の夕食まであっという間だった。(笑)



さすがの雨では、宿泊客も疎らだけれど、夕食後に行ってみたら、乾燥室はもうクローゼット状態で、
いや〜 皆さま 雨の中をご苦労様。


夕刻になってようやく雨も止み、ガスもちょっと上がったか?

双六岳方面



ふと、槍や奥穂の凸凹がチッと覗いて、
あっ 見えた!
と、いうてる間にガスの中に再び姿を消してしまった。(>_<)

槍ヶ岳 大喰岳 中岳   奥穂岳岳 ジャンダルム


明日の天候回復を願って、そそくさと床に就く。


その2に続く、