登山指導センターというのがその辺にあるはずが、改装中なのかどこにも見当たらないので、
仕方なくトイレの前で支度する。
アカンねぇ、ザックを枕にしたら、、と
ぺちゃんこパンを齧っていたら、他の方々は次々に発たれていき、残るはもはや私らだけ。
観念して行きますか、、しぶしぶ雨具を着けて、6時25分スタート
バス回転場を突っ切り、蒲田川の橋を渡り、左俣林道を北進
新穂高ロープウェイからの道と合流し、ゲートを抜け、
林道をぐんぐん上がっていく。
それにしても一向に上がらぬ、このテンション、、あぁ、雨もね。(笑)
左には、穴毛谷の広い河原、
対岸で仁王立ちする絶壁が、まるで屏風のようで、
初夏には雪崩が起きやすく、遭難多発エリアなんだとか。
ショウマや、ノリウツギ、ヨツバヒヨドリ、アザミ、ホタルブクロなどに混じって、なんとオオヤマレンゲが咲いている。
こんなところでお目にかかれるとは思わなかった。
しかも、看板付きですわ。
ゴゼンタチバナや、コイワカガミなど、亜高山帯の花がなぜここに?と思ったら、
風穴だ。
冷たい風が穴から終始、吹き出している。
もっとも「ここが風穴」だと気づいたのは、翌日、下山してきてからだったのだけど。(笑)
水場を過ごした辺りから、雨がどんどん激しくなる。
予報では、そろそろ止むはずなんだけど、いったい、どうなってるのか、
笠新道分岐を過ごして、10分ほどでわさび平小屋。
堪らずここで雨宿り。
あまりに雨がひどいので、しばらく様子見。
先に発たれた人も後からの人も、やむなくここで雨宿りするので、どんどん人が溜まってくる。
ガラス越しに部屋のテレビを凝視すると、今日より明日、明日より明後日の方が
天気は好転しているようす。
せっかく大阪くんだりから来たんだし、ここで引き返すなんて、諦めがつかない。
約一名、もう帰りたい気分いっぱいの人もいるようだけど、(笑)
躊躇する間に幾分、小降りになったので
何とか鏡平山荘まで、上がってみようということになる。
そう思って歩き出せば、いつの間にやら雨は止み、ブナの美林を抜けた頃から
沢沿の林道はシシウドやオニシモツケの花街道。
通行止めになっている奥丸山分岐を過ごすと林道終点。
ここからは小池新道、
鏡平まで3時間45分と記してある。
河原から、いきなりゴーロ。
でも丁寧にペンキ印がつけてあり、整備も行き届いていて歩きよい。
この悪天の中、タニウツギのピンクだけが明るくて、なんとも誇らしげ。
他にも、マタタビ、オガラバナ、カジイチゴ(白花のベニバナイチゴ?)と、いろんな花が咲いているけど
再び降りだした雨で、なかなかカメラが取り出せない。
写真が撮れんほど、つまらんことはない。
ふと、傘だ、
やっと気づいて、それからは傘、ストック、カメラを、何度も持ち替え忙しく、、
あぁ、手がもう一本、あったなら。(笑)
思い出したように、雨が時折、激しくなる。
しろくまさんは観念して、もうカメラをザックに、しまってる。
あの人の分まで撮らねば! と、、オバサンは俄然、はりきってる。(笑)
小池新道に入って、一時間ほどで秩父沢の渡渉ポイント。
轟々と流れる激流の、水量の多さにドギマギしながら
さっき小屋で確認してもらったとおり、丈夫な木橋が架けてあって、安心して渡れる。
ありがてぇ〜
水しぶきを浴びながら、気分は爽快♪
この水は雨とは別モノのようで?(笑)
そして再びゴーロに取りつく。
道の脇には、ミドリユキザサ、ハクサンシャクナゲ、ヒョウタンボク
チボ岩を越えた辺りからズダヤクシュ、
地味だ花だが、これを見ると、アルプス気分になれる。(笑)
30分ほどでイタドリヶ原
花もどんどん増えてきて、屈めば花が近くなる。
もうすっかり、傘を左に持ち替えるのにも慣れてきた。
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| オオバミゾホオズキ |
クロツリバナ |
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| ベニバナイチゴ |
タケシマラン |
朝早かったし、そろそろお腹も空いてきた、
道端の樹木の陰で銘々に、雨を凌いで行動食。
朝おいしかったランチパックのきなこ餅、
今食べてみたら、パサパサで喉が詰まる、ゲホゴホ。
行動食は難しい。(笑)
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| ミヤマキンポウゲ |
マイヅルソウ |
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| キヌガサソウ |
オオバキスミレ |
大急ぎで食べ終え、すぐにまた歩き出す。
少しお腹にモノが入っただけで、肝が据わって
よっしゃー 頑張るぞー!
雨に濡れてもキヌガサソウは毅然としてて、じっと我慢の子に見える。
見習わなくっちゃ。
しろくまさんが呼んでいるので急いでいく。
あ、サンカヨウさん。
下では、もう青い実になっていたのに、この辺では花盛り
まだ春なのね。
シースルーと、しばし戯れる。
それ以外にも、色んな花が咲き乱れ、お前もガンバレと励ましてくれてるようだ。
雪解けしたばかりの所には
ショウジョウバカマ、ミツバオウレン、ツマトリソウに、ミネザクラ、、
なかなかシシウドヶ原が来ないと思ったら、いつの間にか通り過ぎてて、「熊の踊り場」まで来てしまってた。
どうやらさっきの雪渓が、そうだったようだ。
そして「熊の踊り場」
せっかくなので、踊ってもらう。
わ〜い 感動!
でもね、手を上げたら袖口から雨水が入って下まで貫通しましたわ、、って。
すんましぇ〜ん!<(_ _)>
鏡平山荘に着く手前が急登だと覚悟したが、それも大したことはなく、
ザァザァ流れる雨水は、うまく登山道を外して別ルートで流れているので、道が川になる、ということもなく
さすがや、、と感心してる間に池が現れ、
木道が現れ、、
鏡平は、もうすぐそこ。
この池の向こうに、槍や穂高が居並ぶのだろうけど
何しか真っ白。
では、代わりに私が 「ヤリ?」を、ヤリましょう!(笑)
お時間あれば、画像にマウスを・・・
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木道を伝った先が、鏡平山荘。
12時55分着
受付を済ませ、まずは、食堂の片隅を借りてお昼。
部屋に戻って、おもむろにザックを開けたら、あらら、中の中までビッチョビチョ、、(>_<)
というわけで、その後は暇にすることもなく、
部屋と乾燥室の往復で、17時の夕食まであっという間だった。(笑)
さすがの雨では、宿泊客も疎らだけれど、夕食後に行ってみたら、乾燥室はもうクローゼット状態で、
いや〜 皆さま 雨の中をご苦労様。
夕刻になってようやく雨も止み、ガスもちょっと上がったか?
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| 双六岳方面 |
ふと、槍や奥穂の凸凹がチッと覗いて、
あっ 見えた!
と、いうてる間にガスの中に再び姿を消してしまった。(>_<)
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| 槍ヶ岳 大喰岳 中岳 |
奥穂岳岳 ジャンダルム |
明日の天候回復を願って、そそくさと床に就く。
その2に続く、