一夜明けまして、昨日は見えなかった富士山が、
今、朝日と共に燦然と!
\(^o^)/
あ、画像がちゃう! !(>_<)!
こっちでした、、
細かいゲーは、ええ、ってか!
素ん晴らし〜い!ヽ(^o^)丿
富士山見るなら荒川岳と、ココロに決めていた(ホンマか) だけに、
思いはヒトシオ、気分も最高!ヽ(^o^)丿
そろそろ行きますかぁ?
へえ〜
マルバタケブキの花畑を扱ぐように上がっていく。
ハクサンフウロやトウヤクリンドウなどもポツポツと咲いていて、立ち去るのが惜しいほど、、
間もなく、笊ヶ岳の双耳峰や聖岳の吊尾根などが望めるようになってきて、
目くるめく快晴!
その空にポッカリと富士が浮かび、
あんなにデカいのかぁ、、と思わず見惚れる、ただ、心なしか色が薄いのが気になるが、
陽が登れば濃くなるの?
森林限界を越え、ハイマツ帯をヒイヒイ登れば、正面には丸山、そして荒川三山最高峰の悪沢岳が、ガンと構えるように現われて
まもなく千枚岳にたどり着く。
ふり向けば、塩見岳、間ノ岳、鳳凰三山と南アルプスの名峰がくっきりと眺めれて もう、もったいないほどの眺望!
360度を思う存分堪能したら、ガレ場注意で鞍部に下る。
足元にはタカネマツムシソウ、タカネナデシコ、ここ特有のシロバナタカネビランジなどがあちこちと群れていて、
これを撮らねば!
おっとっと!
急斜面のガレ場はザレザレですので気をつけて、、
ガクンと下って鞍部に立てば丸山への登り返し。
これがキツイ!
見上げれば、どんどん先へ行ってしまうお二人、追いつこうと必死だが、、、うーん、身体が重いぞー
ふと、高山病? というのが浮かび、そういえばもう3000mを越える頃だ、
ヤバイかも、、
こういう時は落ち着いて、空気をいっぱい吸い込んで、、ス―― ハ―― ス―― ハ――
高山病、早期発見、空気を食う気、、
なんちゃって (^^ゞ
ふとMちゃんが、頭上で何か言っている、手招きも?
何々?
あっこに雷鳥!
ほ、ほんまやぁ〜 これは嬉しいサプライズ、こんな日でも居てるんやぁ、、と思えば
高山病とか、ぶっ飛ぶんだねぇ、(^_^)v
丸山からは、ゴツゴツした岩道になる。
この辺りはちょっとしたロックガーデンで、その方が変化があって気も紛れる。
高度があがるに従って、どんどん景色が広がっていき
間ノ岳の肩に甲斐駒ヶ岳が頭を出して、仙丈ヶ岳も、あともう少しで見えてきそう。
ザレた足元には、チシマギキョウ、シコタンソウ、タカネシオガマなど、高山系の花が目立つようになってきて
間もなく悪沢岳に到着、8時15分
標高3141m
ここが荒川三山最高峰、今コースでも最高点!
けど、大丈夫です高山病。\(^o^)/
遥かなる赤石岳を睨みつけ、大展望を楽しんだら出発
ザレザレ凸凹の岩場をまさぐり、ほぼ四つん這い状態で慎重に下っていく。
これが結構な修羅場でして、下っても下ってもなかなか鞍部に辿りつけないし、
さらには惚れ惚れするような眺望が、私の足を引っ張って、
向かう中岳、前岳、明日の赤石岳、振り向けば過ぎてきた稜線などが連なりあってる。
どっちを向いても、山また山のオンパレード、
素晴らしい!
これだけあっちこっちに気を奪われてると、かの富士山の存在が薄れてる、(^^ゞ
ふと思い出してキョロキョロ、あぁ、あった、やっと見つけて、でも、もうかなり薄いのに唖然!
あのまま消えてしまいそう。
そしてようよう最低鞍部に到達し、改めて見上げれば、まぁ、これからの中岳の高いこと!
背後には、悪沢岳の険しいこと!
ひえ〜〜 \(@@)/
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中岳 |
悪沢岳(荒川東岳) |
足元は、あちこちでチングルマやらウサギギク、イワツメクサなどが可憐に咲き競い、
それで気を紛らわせて、どうにかこうにか登りきり
山頂手前の避難小屋でトイレを借りたら、中岳まではもうわずか
がんばれぇー!
中岳到着、ジャスト10時
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中岳避難小屋 |
中岳 |
かくして荒川三山の2つを踏破して
残るは荒川前岳を残すのみ、、それは今日下る分岐のまだ少し先にある。
分岐から先は、ザックをデポして前岳ピストンでも良いけれど
せっかくなので休憩は前岳でしようかと、そのままザックを担いでワシワシと登っていく。
といっても、ここまでくればもう傾斜は緩い。
ただ北斜面のカールが豪快で、
南側はガレてるし足滑らせたら一気だよ〜ん! ヒエェ〜 \(-o-)/
そんなこんなで前岳山頂に着きまして、、これでめでたく荒川三山、完全踏破!
やりましたな〜\(^o^)/
とにもかくにも大休止、、にはお弁当。
いやぁ〜達成感満面で食べるお弁当は最高です。
ここから北へ延びる塩見岳への稜線は長く険しく、ガレ場や難所もあると聞く、
私らは、先ほどの分岐の鞍部まで戻り、前岳の南東斜面をトラバースして、今日のお宿、荒川小屋へと向かいます。
荒川小屋ってどこにあるん?
見えるかなぁ、、
まだ10時半で、ここまでかなり飛ばしてきたので、無理すれば、次の赤石小屋まで行けるのだけど
今回は、ゆっくりたっぷりが目標(?)だから、、
前回、しろくまさんは、ここでガスガスだったらしい。
いや〜それはそれは、、
今日は誰のおかげか、こんなにピーカン! まぁ、このメンバーではまず、考えられんことで、、(笑)
もしか、その帽子? あるいはそのザック効果でしょうか?
コースハイライトのお花畑への下りはザレザレ、しかも激斜面!
いったいどこにお花が?
訝りながら下っていけば
南向き、日当たり良好の一等地に、ちゃっかりミヤマダイコンソウ、シナノキンバイなどが納まっていて
もう終わってしまってる花もあるけど、それなりに花畑。
やがて眼下に柵が見え、獣除けネットが張ってあって、、どうやらあの中を通過するのか、
あんなもの前にはなかったと、しろくまさんは驚いてるけど、こんな高山にまで鹿が上がってきてるんだと思うと、もうガックリ!
柵の内と外とでは植生に大差ないので、ネットを張ってからまだあまり日が経っていないようだけど、
食われてズルッ禿になってからでは遅いから、、
ほんとはもっと咲いてたんだろう、ということ以外は、なるほど確かに百花繚乱!
気を取り直して撮り直そう!(笑)
見上げれば、あーんなとこから下ってきたんかい、、ってほどの絶壁で、
柵二つを抜け、ようやく眼下に赤い屋根が見えてきた。
小屋近くではさすがに花も増えてきて、あっちこっちと彷徨ってしまい、なかなか小屋に着けません。(笑)
ってなわけで、小屋到着が12時半、まぁ、まだ十分早いですけど、、(笑)
ゆっくりしてからおもむろに散策に繰り出す。
こじんまりした花畑をプラつきながら、明日の赤石岳も高いなぁ、、と、ぼんやり眺めておりました。
【出逢った花】 抜粋
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タカネウスユキソウ |
タカネグンナイフウロ |
ミネウスユキソウ |
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シロバナタカネビランジ |
イワベンケイ ミネウスユキソウ |
ウサギギク ヤマブキショウマ |
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ウサギギク |
テガタチドリ ムカゴトラノオ |
タカネウスユキソウ |
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タカネマツムシソウ イブキジャコウソウ イワオウギ |
タカネマツムシソウ シロバナタカネビランジ |
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チシマギキョウ |
チシマギキョウ ミヤマコゴメグサ |
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シコタンソウ群落 |
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