【東赤石山】

標高1706m

月19日(月) 晴れ時々ガス

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 東赤石山 

筏津625−赤石山荘1017(昼)1050−八巻山1134−東赤石山1216−分岐1253−巻き道−ミツと遭遇(10)−下山路分岐1405−筏津1730


お盆の連休最終日に四国へ渡る。
一応、Uターンラッシュが懸念されるので、高速バスが無難ですかね。

直前予約だったにもかかわらず、席が取れてラッキー!
ただし席は離ればなれ (^^)v

灼熱の尼を抜けだしてバスに乗ったが最後、食べてる以外はずっと爆睡、
それもお隣のイケメンに凭れて、グースカピー、とラッキー続き(!)で新居浜駅に16時。

車の手配と食料の調達、、これで準備万端だす。

翌朝は4時起きなので、早々と床に就く。
まだ寝れんのかい!(笑)



で、一夜明け、

登山口の筏津までは、新居浜からR47をクネクネと、峠越えして約1時間半かけ、ようよう到着。
川向こうの筏津山荘の駐車場をお借りして駐車する。
ご苦労さん!


窓ガラスにアブがブンブン集ってきたけれど、エンジン止めれば去っていき、、
でもそこは、念には念を入れまして、虫よけシート、スプレー、頭からネットの3点セットで完全防備。
どーや!

そういうイデタチも植林をワシワシやっている間に鬱陶しくて、とっとと剥いでしまったのだけど、、(笑)



ほどなく瀬場からの道と合わさり、これが最後の水場(!)というのを過ごすと、崖っぷちの山腹道をトロトロと伝うようになる。


たまに丸太橋を渡るけど、いずれもよく整備されていて
これ全て赤石山荘の計らいか?
m(__)m



と、有り難がってる間に、東赤石山頂への直登コース分岐に着いた。
スタートしてから約1時間。



直進して赤石山荘を目指し、瀬場谷をつめていく。

相変わらずの沢道は、所々、崖だったり、丸太橋だったり、そこの沢がスケてたりもするけれど、
基本、谷沿いなので暑くないし
快適じゃん!



たまに沢に下りたり、小滝を垣間見たり、
花もヤマアジサイ、モミジガサ、サワオトギリ、テンニンソウ、ツルリンドウなど、意外と咲いてて癒される。



ただ、終始樹林帯なので、GPSがピーピーと、さっきから何度も誤作動を告げて疎ましいのと、
待てど暮らせどミツが来ない、もしや夏バテ?

というように、真夏の沢が暑いかどうかは、多少、個人差があるようです。(笑)



結局、分岐から1時間半かけて、ようよう林を抜け出して、よく刈られた笹道をワシワシ登れば
正面には緑の稜線、そして青い空

要するに早い話が、あっという間に炎天下、\(-o-)/



こんなところでぐずぐずしてたら、みるみる干乾びるぅ〜
と案ずるのだけど

さっきからオトメシャジン、シラヒゲソウ、コモノギクと、花また花のオンパレードで
どうやら花的にはドンピシャのタイミングだったか、

いやぁ、参ったなぁ、、



右に山腹道への分岐を過ごし、登りきったら赤石山荘。
今日は主不在なのか、扉に鍵がかかってる。



このように申し分のないお天気ですが、さて、これからどうしましょう?
ミツはちょっと不調なので、おにぎり食べつつ打診する、、単にシャリバテだったらいいけれど、、


私はあの頭上に見えてるゴツゴツの、八巻山に登りたいのですけれど、、モミモミ



山服には巻道もあるので、ミツはそれを行くという、それなら途中から東赤石にも登ってこれるか、

いや、別に登ってこなくてもそのまま進めば、やがて尾根道と出合うはずなので、そこで再会しましょうか?

ということにして、お互いスタートする。
10時50分



果たして、そんなにうまくいくかどうか、、(笑)


岩壁へ向かうとすぐに、「岩から外れぬように」との但し書きがしてあって、
これはあまり提唱されていないコースのようだ、、

と掠めながらも登攀意欲はメラメラで、ちょうど日が陰って登りよいのも手伝い、ええ調子でワシワシと登り、つと振り向けば、
おぉ、山荘の赤い屋根!

そしてミツが、あ〜んなところを歩いとる
おーい、(^O^)/

幸い、他に誰もおりません、、おったらやれんわ、、派手なこと。(笑)



景色も花もなかなかで、周囲には巨岩奇岩がポコポコしてて、
正面の岩峰がどんどん近く、デカくなる。

ミツも来ればよかったのに、、



というような有頂天、だったのは稜線に出るまでで、グラグラした巨岩のところ(石室越)まで登りつめたら
さあ、どこを行くのか、道がわかんなくなった。

\(>_<)/

反対側はガスっているので方向が掴めないし、第一、この界隈は踏み跡だらけで、
それらはことごとく行き止まってたり、崖っぷちだったりで、、


やっぱり稜線を伝うのが妥当か、

と、意を決して巨岩に挑み、挑む岩がなくなれば横ばい、縦ばい、、あぁ、まるでロッククライミング!
(まぁ、いかにもそんな感じでしたが)

登りきったら道がふ〜っと現われるので、
なんだ合ってたんだ、とホッとするのもつかの間で、すぐまた岩に突き当り
さぁ、これに挑むのか、諦めて横ばい、縦ばいか、、

フーム、、



花は随所に咲いているけど、、ぐずぐずしてたらまた陽が射して否応なしに炎天下、そして執拗なまでの岩盤浴♪
焦るわ、乾くわ、

も〜ぉ、えらいとこに来ましたわ。(´Д`)



そんなこんなで八巻山に到着し、正面には歪な東赤石山。
それにガスがかかってきた、、と思えばすぐにまた引いて、一進一退の攻防、、まるでアルプス
夏山ムード満点!

などと言うてる場合ではありません、とっととあっこに行きつかなくては、、(☆_☆)



とにかく稜線を外さずに!
と、自分に言い聞かせてはいますけど、たまに崩落したデッカイ岩が行く手を阻み

そんな小さな岩穴は、私だって通れません、どうにかしてよ!
と、穴に当たってどうするん?

恐る恐る岩に乗り、おーこわ、、あら道だ、あっちだわ、では戻りましょう、みたいなことの繰り返し。



そういえば赤ペンキとか全然ないし、いや、よく見たら薄く残っている、、と期待をかけて岩、攀じ登れば、
あぁ、岩の模様だったか、

(−_−メ)


ごくまれに足元のテープが見つかったり、でも、それはそこまで行かなきゃ分からなかったり、
せめて誰かもう一人、いてくれたら、、、などと言うても始まらん。

もう、戻れんとこまで来てしまってる、ってか、こんなとこ戻りたくない!



幾分向きが変わったか、あの歪な東赤石山がまともな形になったなぁ、と思う頃に巻道からの分岐に着いて、
でも、ミツはゼッタイ来てないわ、こんなとこ。(笑)



その先は樹林帯で、それを辿れば一枚岩の東赤石山に到着!
やりましたぁ!



と、ようようピークに達したが、はて、ここほんまに山頂か?
三角点はどこでしょう?


G君も山頂はここではないと云っていて、、訝りながら先へと進み

シャクナゲトンネルを抜けると、ポンと広場に飛び出して、そこには立派な三角点
まぁなんと、ここにも山頂表示、そして標高も、さっきと同じ1706m

山頂が二つある?
まぁ、どっちでもいいってことだろう。



さてここからどうしたものかと、さらなる行く手を眺むれば、今ちょうどガスが伸してきてて
もしかまた、あのようなマーキング無しの炎天下ロックが続くか、、
うーん、、

明日もあるし、、えーい、引き返そう。
とりあえずさっきの分岐まで戻って、巻道まで下りたらミツを追えばいい。(^O^)/

三嶺 剣山方面   明日の平家平  冠山


そうと決まれば一目散!

分岐からの崖道を転がるように駆け下りて(だって暑いし) 巻道に出合い左に折れて東進。

まもなく筏津へと下る分岐、、あらら、こんなものがあるのなら、ここで待ち合わせすれば、ここから下山できたやん、

などと泣きゴト言うても始まらん、、とにかく東進、、ミツを追え!

楽だと思った巻道も、それなりにイワイワしてるし丸太橋もあって、サクサクとは歩けない。



しかも遠い。

さっき引き返した分まで余計に歩いていると思えば悔しくて、
とかブツブツ、、ふと、顔を上げた

な、なんとミツだ!

ミツがこっちに向かって歩いてくる。

ど、どうしたん?
そっちこそ!


彼の話によると、この先が行き止まりになっていて(確証ありませんけど)、こりゃアカンと引き返し、尾根に上がって私を追おうと意を決したらしい。

はぁ、、、そりゃぁ、大変、
下手したら、一生、巡り会えなかったかもだ。

よくも、こんなとこで遭えた。
結果オーライ、とにかく良かった!

というわけで、岩間に座ってコーヒー啜って、お互いの苦労話に花を咲かせる。

そういえば別行動になってから何も口にしてない、空白の二時間半ドキュメント。(笑)



さっきの分岐から筏津へ下山する。

すぐに樹林帯の木陰道になり、石ころ道をピョンピョン飛ばしながら
ホッとしたら無性にお腹が空いてきて、失礼しておにぎり、(^^ゞ

どうも〜 と、単独の男性が慣れた足取りで下山されていく。
数少ない出会った人。

そういえば、東赤石手前で男性二人にも出会ったので、八巻山からですか?と訊ねてみたら
八巻?そんなとこには行きません、
みたいな口ぶりだった。

行ったもんね、必死のパッチで、、(−_−#)



あのロックガーデンは凄いよぉ、、歩き堪え十分で、、また行きたいなぁ、、

ああ、ど〜ぞ、ご勝手に、、(^.^)/~~~




【出逢った花など 抜粋】


コウスユキソウ シコクママコナ シラヒゲソウ




シモツケソウ ホソバシュロソウ キバナコマノツメ




タカネマツムシソウ ノダケ? シロモジの実


翌日、平家平へ