【乗鞍岳 その1】

標高3025m

10月13日(日) 快晴・強風

ミツ ・ チー

マピオン地図・・・・・・・・ ・・・  地図上の  が 乗鞍岳(剣ヶ峰) 


位ヶ原850〜肩の小屋口1010(10)〜肩の小屋1048〜剣ヶ峰1200(10)〜肩の小屋1253(30)〜畳平1345


空は真っ青!

昨日は乗鞍高原を満喫したので、今日は山に登るだけ。

でも昨日からの強風で、山上は凄い惨状かも、、出発を遅らせようか?
迷っている間にもバス停は、長蛇の列になっていく。

聞くところでは、7時発のバスが10台も出たので目下、出払ってしまってて、、しばらく様子見なんだって、、
それは一大事!

慌てて列に加わって、8時台のバスの二台目に、どうにか乗り込むことができました。
あ〜やれやれ、、



三本滝を過ぎた辺りから、徐々に色が増してきたけど、位ヶ原でバスを降りたのは、なんと私ら二人だけ、、ええかいな。

さっそく強風の洗礼を受ける。
さぶぅ〜〜い!

上はもっと寒いだろう、、と、冷えないうちにとにかく出発。



車道から右手登山道に入る、、車道よりまだ風はマシ、、ホッ。

車窓からはキラキラ光るブナが見れたのに、この辺りでは、もうほとんど葉っぱが落ちてしまってる。
低木は未だ健在だけど、、



よほど、風がきつかったのか、まだ緑色の元気な葉っぱも落ちていて、
つくづく、昨夜は高原泊で正解だったと。

ナナカマドの実、ツツジ科の赤、カエデの黄色、色を拾うように登っていく、、



ミツはどんどん先へ行く
急いだってもう上は、枯木の山だと思うのに、、



憎き強風!

でも、おかげで今日は展望が利く。
まず、鉢盛山のバックに八ヶ岳が見えだして、山影から前穂が顔を覗かせて、、



高度を上げるにしたがって、それらが次第に全容を露わにし、、
もっといっぱい見たいぞと自然と足も速まって、気がついたら車道、、宝徳霊神のバス停の前に飛び出した。



この辺りから人が増えてくる。
そのまま車道を上がってる人もいるけど、私らは少し先で再び登山道に入る。

涸れ沢のゴロ石に足を取られながら、それを避けるのように延びている踏み跡を辿る。

草紅葉が真っ赤だ!
ふり向けば、八ヶ岳の隣に 南、中央アルプスも見えてきた。



そして再び車道、、そこにバス6台が停車中、いや、7台かな、、その排気ガスが凄まじい、ゲホゴホ、、
肩の小屋口より先は凍結のため、皆ここで降ろされてるんだ。

見上げれば、肩の小屋への登山道が、人、人、人の数珠つなぎ。

ここも結構な強風で、そんな心積もりでなかった人は、アタフタしているかもしれない。
そのまま畳平まで車道を上がっていく人もいる。

きっと、もう凍結してないんだね。(笑)



私たちはせっかく来たし、剣ヶ峰に登りたいので、我慢してその数珠つなぎに加わることにした。



ここもゴロ石、、落石注意で登っていく、、所々にチングルマの紅葉、、
剣ヶ峰って、まだあんなに高い、、



30分ほどで肩の小屋に到着、でも小屋は閉まってて、その周囲に人が溢れかえってる。

強風と寒いのとで、みんなガチガチ
少しでも風の当たらない所を陣取ってはるので、、良い場所はもうほとんど埋ってる。
しょうがない、休憩なしで先へ行こう。



コースタイムでは1時間弱で剣ヶ峰山頂に着くはず。

でも、人の多いのと、強風がエゲツナイのと、景色が凄いのとで、もう、さっきから立ち止まってばかり、、(^^ゞ



この辺まで来ると、もう3000m近くヤバいので、そんなワシワシ登れない。

ぶわぁ〜〜〜
わぁ〜〜〜〜〜 \(-o-)/

不意に風に煽られて、、それも登れば登るほどに、どんどん激しく吹き荒れてきて、
第一、どっちから襲ってくるか分からんし、
片時も気が抜けなくて、



山頂手前の蚕玉(こだま)岳までで約50分
その先で人が団子になっていて、それを抜けるのに約20分

結局、肩の小屋から1時間10分ほどかかって、ようようの剣ヶ峰、、着いた!

ぶわぁ〜〜〜
うわぁ〜〜〜〜〜 \(-o-)/



山頂には売店と、お社があって、その向こうに鳥居さん、、そこに三角点と山頂表示があるんですけど、
そこがまぁ、吹きっさらし

しかし是が非でで行かねば!

ぶわぁ〜〜〜
うわぁ〜〜〜〜〜 \(-o-)/

もぉ ええってか!


皆さん、必死に強風を堪えて、山頂ポールにしがみ付き、ハイポーズ、、はい交代、、よーし、私らもそれに続けと、
渾身の一枚を、ようよう撮っていただきました。(笑)



用が済んだらとっとと下りるで!

え〜 ちょっと待ってぇ〜 景色や景色!

あぁ、なんて、御嶽山が美形なの。



それの左に中央と、南アルプスが折り重なってて、さらに左が八ヶ岳



蓼科山や美ヶ原も、それの続きでよく分かる。




しかしここは、とにかく強風すぎるので、とりあえず肩の小屋まで下りるよ!
言うや否や、ミツは一目散に下りていく。

私もそれに続こうと、、でもまた突風に煽られて、、 \(-o-)/



上からも下からも、人が数珠つなぎ、、でも、誰かが大声で山の同定とかやっていて、、

そりゃぁ、やり応えあるよね、こんな一生もんの展望だったら、、(笑)



それの左



さらに細かく




ついに肩の小屋まで下りてきて、朝、バス停前でつい買ってしまったお稲荷さんを、一つ摘まむ。
まさか、ここで役立とうとは。

うかうかしてると凍死ですわ、
一息ついたら、冷えないうちに畳平へと向かいます。



途中、乗鞍高原や、エコーラインが見下ろせるビューポイントとか、富士が望める?富士見岳とか、登りやすげな大黒岳とか
いくつか食指の動くピークがあるけど、
ま、いいか。



とにかく、それどころじゃないんで、畳平に直行! (^O^)/



畳平に13時45分

急いだおかげで、最後の一個の好評おでんにありつけました。
\(^o^)/


皆さんからのキビシイ視線を浴びながら、美味し〜にゃ〜、(^^ゞ


しっかり温まって小屋にチェックインして、もう、一歩も外へ出えへんでぇ。 (^O^)/

まぁ、星くらいは見に出ても?(笑)



「乗鞍岳 その2」へ続きます。